プロローグ

・まるこげクイーン
翌日、メインストリートにて…。


グリム「むふふ〜!今日からオレ様もナイトレイブンカレッジの一年生だゾ〜」

ジェード「ジュゼの使い魔として、だけどね」

グリム「うるせぇんだゾ!」

ジュゼ「といっても、本格的に授業が始まるのは明日かららしい…
 ジェード、お前はどうする?」

ジェード「んー…魔法がからっきしだからやっぱ保留って、言われちゃったからなぁ…
 とりあえず、当分は学校で雑用係かな」

ジュゼ「…ジェードなら、魔法の基礎さえ覚えれれば、大気のマナを使えるようになって、魔法が放てるようになると思ったんだが…」

ジェード「幸い、掃除が終わったら図書館は自由に使っていいと言われてるからね。
 おれはそこから始めていくよ」

ジュゼ「むぅ…」

ジェード「ジュゼ、今は納得いかないかもしれないけど、一緒にいることは許されたんだ。
 今はそれだけを喜んでおこう。
 大丈夫、ゆくゆくは追いついてみせるからさ!」

ジュゼ「…わかった…」


……数分後、
メインストリートにあるハートの女王の像が見るも無残に黒焦げになっており、その前で、赤髪の生徒──エースとグリムが正座させられていた。


ジェード「………」

エース「………」

グリム「…な、なんでオレ様、正座させられてるんだゾ…?」

ジェード「あぁ?テメェ自分がした行いを覚えてないとは随分と豪胆だなぁ?あ゙ぁ?」


七つの像の話をしつつ煽ってきたエースに、キレたグリムが炎を吐き、ハートの女王の像が燃えてしまい、学園長に怒られ、そしてジェードも二人を叱っていた。


エース「こ、怖えぇ…この魔力なし怖えぇ…」

ジェード「せっかくジュゼくんが図らって授業が受けさせてくれるって言ってたのに、棒に振ったのはオメェだからなぉ?
 わかってんだろうなこのド畜生が!」

グリム「で、でも!こいつがぁ!!」

ジェード「あぁ、無知を煽ってグリムを焚き付けた、そこのエースってガキも同罪だ。
 だから先程学園長に言われた、放課後の窓百枚拭き、絶対来るんだ。
 来なかったら…分かってるよなぁ?」

エース「ひぃ…い、行きます!行きます!
 放課後に大食堂に行けばいいんだろ!分かりましたよー!」

ジュゼ「ジェード、そのくらいにしてあげて…
 その子も遅刻しちゃうから」

ジェード「ん、ジュゼも遅刻するから早く行ってきなよ。
 このド畜生はおれが預かっとくから」

グリム「え!オレ様、ジュゼと一緒に行くんだゾっ!」

ジェード「あ゙ぁ!?」

グリム「ふ、ふなぁ…」

ジュゼ「今日の掃除、いい子にできたら明日の授業、一緒に聞こうな」

グリム「うー…わかった。
 ジェードの掃除、手伝うんだゾ…」

エース「………」

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