PNF-404冒険記
・VSヘラクレスオオヨロヒグモ
オリマー「最近、ポメくんとルーイくんを見かけないが、二人は遠出をしているのだろうか…?」
「お、オリマーさん!!」
オリマー「うん?どうした、そんな慌てて」
「すみません!レスキュー要請が出ておりまして…それがリヤさんによるもので…」
オリマー「!?
話を聞こうか」
「実は、ルーイさんがここ数日行方不明で…
それに関しては以前もあったので、そこまで気にしていなかったのですが、今回はリヤさんもベースに帰って来ず…
先程受信でレスキュー要請をリヤさんから送られてきたんです。
そして、オリマーさん。貴方に来てもらうようにと…」
オリマー「私に!?」
「リヤさんからも、"オリマーさんに助けを求めるのは恐縮だが、相手が相手で…
他のレンジャー隊より、ピクミンとそれを扱えるの手が欲しい…
ごめんなさい”とのことで…」
オリマー「…わかった、座標を教えてくれ」
「行ってくださるんですか!」
オリマー「ポメくんの頼みとなれば断らないさ。
彼女には、ここの生活で随分お世話になっているからね」
座標の場所に行くと、洞窟があった。
その長い長い洞窟を、ピクミンとモスと共に潜る。
潜る度に嫌な気配が肌を刺す。
初号機も、いつもはうるさいのに、すごく慎重に話す。
初号機『ここ、すごく嫌な胸騒ぎがします…
最低の下の下の最低、最悪の極みの極みの最悪…
それでも先に行くんですか?』
オリマー「彼らが助けを求めているんだ。
この星で最もベテランである彼らが、ね…
彼らの為になるなら、私も喜んでその最悪とやらに足を踏み込ませてもらうよ」
初号機『そうですか…
まったく、ルーイさんったらどうしてこんな中に…
助けたら、彼から謝礼を貰いましょうね!!』
オリマー「ポメくんなら交渉する前に渡してきそうだが…
その話は助けたあとだ!」
最深部に到達する。
そこに、くんくん鳴くオッチンとみゃーみゃー鳴く黄色ピクミン─いつもつけているピアスが無いがおそらくミミーだろう…─、そして、倒れているポメ・リヤがいた。
オリマー「ポメくん!」
オッチン「わんわん!」
ミミー「おりま!」
モス「わん」
オリマー「…スリープモードに入っているだけか…
オッチン、地上に戻らなかったのかい?」
オッチン「くぅん…」
オッチンが見る方に、たくさんあるオタカラの真ん中にルーイが座り込んでいる。
初号機『ルーイさん、何をしてるんですか?』
オリマー「彼もスリープモードだな…
それに、なぜオタカラが密集しているんだ?」
モス「ぐるるる…」
オリマー「そこに何かいるんだね…
この道中もなかなか凶悪だった。
コイツも、強いのだろうね…」
ポメ「っ…オリマー、さん…?」
ミミー「みゃ!」
オリマー「ポメくん!?起きたのかい?」
ポメ「はい…来てくれたんですね…」
オリマー「状況を説明できるかい?」
ポメ「あそこ、ルーイのいるところ、バカでかいショイグモがいます…
あのバカ、美味そうな奴がいるとか言って洞窟入ったはいいものの、おれが貸したピクミン全滅させてあのザマですよ…
まぁ、おれもその二の舞いなんですけどね…」
ミミー「みぃ…」
悲しそうにするミミーの頭をポメ・リヤは撫でて慰めている。
オリマー「そうだったのか…」
ポメ「あいつの持ってるオタカラ、全部兵器です。
それも、ダマグモキャノンとか比じゃないくらいに強い攻撃です…
落としてしまえばと思ってたんですけど、なかなか取り落としてくれなくて…」
オリマー「…ポメくん、君は先に地上に戻るんだ」
ポメ「え、でも…」
オリマー「ルーイくんなら私に任せて。
私にはモスもいる。頼もしいピクミン達もいる。
一刻も、その黄ピクミンを安心させてあげなさい。
どうせ君は、ルーイくんのことが心配で離れられなかったんだろう?」
ポメ「…ミミー…」
ミミー「み…」
ポメ「うん。ミミー、オッチン、おれのワガママ聞いてくれてありがと…
オッチン、おれを乗せてくれる?」
オッチン「わん!」
オッチンはポメ・リヤとミミーを乗せて、地上に向かう間欠泉へ行く。
オリマー「さて…今助けるぞ、ルーイくん!」
モス「わんわん!!」
──……
夕暮れに染まる頃、ポメ・リヤの探査機とオニヨンはオリマーのオニヨンと共に止まっている。
オッチンを背に座り込むポメ・リヤに、ミミーはずっと張り付いている。
ポメ「…ミミー、疲れたでしょ?
君のピアスもだめにしちゃったし、一度オニヨンに帰りな?」
ミミー「みっ!」
ポメ「なぁに?おれの心配?
…うん、そうね…
悔しいよ…もっとうまく立ち回れたはずなのに…
ルーイのことになるとほんっと…」
オッチン「くぅん…」
ペロペロとヘルメットを舐めるオッチン。
慰めてくれているようだ。
ポメ「うん、ありがと…
……はぁ…再編成してまた挑戦するか…」
ミミー「むぅ……み!」
パタパタと、初号機の探索ユニットが飛んでくる。
初号機『あ、ポメさん!』
ポメ「オリマーさんは…ルーイは!?」
初号機『ふふーん、このとおりです!』
初号機がみんなを降ろす。
オリマーもピクミンもモスも…ルーイも一緒だ。
ポメ「オリマーさん!!」
オリマー「やぁ…なんとか勝ってきたよ…」
モス「わん!」
オッチン「わんわんっ!」
ポメ「っ…よかった…」
オリマー「ルーイのスリープモードはまだ解けないようだね。
今のうちにベースに帰投しよう」
ポメ「はいっ!」
初号機『あのあの、その前に折り行って相談があるのですが…』
オリマー「っ…この期に及んでなんだ初号機」
初号機『あの洞窟、オタカラの山じゃないですか!
ポメさん、ほとんど手を付けてないですよね!?』
ポメ「え…まぁ、ルーイの救助要請であの洞窟に入ったから、たしかに手はつけてないね…
…うん、あの洞窟のオタカラはオリマーさんたちに譲るよ」
初号機『やったぁ!ありがとうございます!!』
オリマー「…お前、こんな時に…」
ポメ「はは、いいよ。今回のお礼は、あれ以外にもまだ払うつもりだったから」
オリマー「いや、あの洞窟のオタカラだけで十分だろう。
これ以上もらう必要はないさ」
初号機『えー!!本気で言ってます!?
あのヘラクレスオオヨロヒグモ倒すの大変だったのに!!』
オリマー「うるさい!私がいいんだからいいんだよ!!」
ポメ「おれはふんだくってくれても良かったのに〜…
オリマーさんほんっと優しいですね」
初号機『やっぱりもうちょっとお願い──』
オリマー「初号機!!!」
ベースキャンプに帰投後、ルーイが目を覚ます。
ルーイ「……いきてる」
ポメ「ルーイー!!!」
ルーイ「げう!?」
ポメ「バカバカ!おれのピクミン達全滅させた挙句死にかけるとかほんっと許さんからな!!
もうお前一人にしないからっ!!!」
ルーイ「ぴ、ピクミンのことはごめん…
でも一人にしないは勘弁」
ポメ「この期に及んでそれを言うか!!!」
ルーイ「…あの大きなショイグモは?」
ポメ「しかもショイグモ気にしてんじゃねーっよ!!」
オリマー「あれなら回収できなかったよ」
ルーイ「え…先輩が、なんで…」
オリマー「ポメくんでも倒せなかったから、私が倒した」
ルーイ「えぇ…」
ポメ「こ、今度はおれうまくやるし!!」
ルーイ「…そう」
ポメ「…さてはおめー腹減って注意散漫だな?」
ルーイ「ぅ…」
ポメ「ま、おれの逆鱗に触れないようにしたところだけは褒めようか。
食堂班ー!ルーイにご飯作ってー!」
オリマー「空気を読んでたのかい…?」
ルーイ「あれは“ご飯”って言ったら拳くる…」
オリマー「本当に空気を読んでたんだね…」
ルーイ「先輩」
オリマー「うん、なんだい?」
ルーイ「ありがとう、ございました…」
オリマー「…うん、どういたしまして」
やはり、この言葉が聞けるなら十分報酬は足りるだろう。
オリマー「最近、ポメくんとルーイくんを見かけないが、二人は遠出をしているのだろうか…?」
「お、オリマーさん!!」
オリマー「うん?どうした、そんな慌てて」
「すみません!レスキュー要請が出ておりまして…それがリヤさんによるもので…」
オリマー「!?
話を聞こうか」
「実は、ルーイさんがここ数日行方不明で…
それに関しては以前もあったので、そこまで気にしていなかったのですが、今回はリヤさんもベースに帰って来ず…
先程受信でレスキュー要請をリヤさんから送られてきたんです。
そして、オリマーさん。貴方に来てもらうようにと…」
オリマー「私に!?」
「リヤさんからも、"オリマーさんに助けを求めるのは恐縮だが、相手が相手で…
他のレンジャー隊より、ピクミンとそれを扱えるの手が欲しい…
ごめんなさい”とのことで…」
オリマー「…わかった、座標を教えてくれ」
「行ってくださるんですか!」
オリマー「ポメくんの頼みとなれば断らないさ。
彼女には、ここの生活で随分お世話になっているからね」
座標の場所に行くと、洞窟があった。
その長い長い洞窟を、ピクミンとモスと共に潜る。
潜る度に嫌な気配が肌を刺す。
初号機も、いつもはうるさいのに、すごく慎重に話す。
初号機『ここ、すごく嫌な胸騒ぎがします…
最低の下の下の最低、最悪の極みの極みの最悪…
それでも先に行くんですか?』
オリマー「彼らが助けを求めているんだ。
この星で最もベテランである彼らが、ね…
彼らの為になるなら、私も喜んでその最悪とやらに足を踏み込ませてもらうよ」
初号機『そうですか…
まったく、ルーイさんったらどうしてこんな中に…
助けたら、彼から謝礼を貰いましょうね!!』
オリマー「ポメくんなら交渉する前に渡してきそうだが…
その話は助けたあとだ!」
最深部に到達する。
そこに、くんくん鳴くオッチンとみゃーみゃー鳴く黄色ピクミン─いつもつけているピアスが無いがおそらくミミーだろう…─、そして、倒れているポメ・リヤがいた。
オリマー「ポメくん!」
オッチン「わんわん!」
ミミー「おりま!」
モス「わん」
オリマー「…スリープモードに入っているだけか…
オッチン、地上に戻らなかったのかい?」
オッチン「くぅん…」
オッチンが見る方に、たくさんあるオタカラの真ん中にルーイが座り込んでいる。
初号機『ルーイさん、何をしてるんですか?』
オリマー「彼もスリープモードだな…
それに、なぜオタカラが密集しているんだ?」
モス「ぐるるる…」
オリマー「そこに何かいるんだね…
この道中もなかなか凶悪だった。
コイツも、強いのだろうね…」
ポメ「っ…オリマー、さん…?」
ミミー「みゃ!」
オリマー「ポメくん!?起きたのかい?」
ポメ「はい…来てくれたんですね…」
オリマー「状況を説明できるかい?」
ポメ「あそこ、ルーイのいるところ、バカでかいショイグモがいます…
あのバカ、美味そうな奴がいるとか言って洞窟入ったはいいものの、おれが貸したピクミン全滅させてあのザマですよ…
まぁ、おれもその二の舞いなんですけどね…」
ミミー「みぃ…」
悲しそうにするミミーの頭をポメ・リヤは撫でて慰めている。
オリマー「そうだったのか…」
ポメ「あいつの持ってるオタカラ、全部兵器です。
それも、ダマグモキャノンとか比じゃないくらいに強い攻撃です…
落としてしまえばと思ってたんですけど、なかなか取り落としてくれなくて…」
オリマー「…ポメくん、君は先に地上に戻るんだ」
ポメ「え、でも…」
オリマー「ルーイくんなら私に任せて。
私にはモスもいる。頼もしいピクミン達もいる。
一刻も、その黄ピクミンを安心させてあげなさい。
どうせ君は、ルーイくんのことが心配で離れられなかったんだろう?」
ポメ「…ミミー…」
ミミー「み…」
ポメ「うん。ミミー、オッチン、おれのワガママ聞いてくれてありがと…
オッチン、おれを乗せてくれる?」
オッチン「わん!」
オッチンはポメ・リヤとミミーを乗せて、地上に向かう間欠泉へ行く。
オリマー「さて…今助けるぞ、ルーイくん!」
モス「わんわん!!」
──……
夕暮れに染まる頃、ポメ・リヤの探査機とオニヨンはオリマーのオニヨンと共に止まっている。
オッチンを背に座り込むポメ・リヤに、ミミーはずっと張り付いている。
ポメ「…ミミー、疲れたでしょ?
君のピアスもだめにしちゃったし、一度オニヨンに帰りな?」
ミミー「みっ!」
ポメ「なぁに?おれの心配?
…うん、そうね…
悔しいよ…もっとうまく立ち回れたはずなのに…
ルーイのことになるとほんっと…」
オッチン「くぅん…」
ペロペロとヘルメットを舐めるオッチン。
慰めてくれているようだ。
ポメ「うん、ありがと…
……はぁ…再編成してまた挑戦するか…」
ミミー「むぅ……み!」
パタパタと、初号機の探索ユニットが飛んでくる。
初号機『あ、ポメさん!』
ポメ「オリマーさんは…ルーイは!?」
初号機『ふふーん、このとおりです!』
初号機がみんなを降ろす。
オリマーもピクミンもモスも…ルーイも一緒だ。
ポメ「オリマーさん!!」
オリマー「やぁ…なんとか勝ってきたよ…」
モス「わん!」
オッチン「わんわんっ!」
ポメ「っ…よかった…」
オリマー「ルーイのスリープモードはまだ解けないようだね。
今のうちにベースに帰投しよう」
ポメ「はいっ!」
初号機『あのあの、その前に折り行って相談があるのですが…』
オリマー「っ…この期に及んでなんだ初号機」
初号機『あの洞窟、オタカラの山じゃないですか!
ポメさん、ほとんど手を付けてないですよね!?』
ポメ「え…まぁ、ルーイの救助要請であの洞窟に入ったから、たしかに手はつけてないね…
…うん、あの洞窟のオタカラはオリマーさんたちに譲るよ」
初号機『やったぁ!ありがとうございます!!』
オリマー「…お前、こんな時に…」
ポメ「はは、いいよ。今回のお礼は、あれ以外にもまだ払うつもりだったから」
オリマー「いや、あの洞窟のオタカラだけで十分だろう。
これ以上もらう必要はないさ」
初号機『えー!!本気で言ってます!?
あのヘラクレスオオヨロヒグモ倒すの大変だったのに!!』
オリマー「うるさい!私がいいんだからいいんだよ!!」
ポメ「おれはふんだくってくれても良かったのに〜…
オリマーさんほんっと優しいですね」
初号機『やっぱりもうちょっとお願い──』
オリマー「初号機!!!」
ベースキャンプに帰投後、ルーイが目を覚ます。
ルーイ「……いきてる」
ポメ「ルーイー!!!」
ルーイ「げう!?」
ポメ「バカバカ!おれのピクミン達全滅させた挙句死にかけるとかほんっと許さんからな!!
もうお前一人にしないからっ!!!」
ルーイ「ぴ、ピクミンのことはごめん…
でも一人にしないは勘弁」
ポメ「この期に及んでそれを言うか!!!」
ルーイ「…あの大きなショイグモは?」
ポメ「しかもショイグモ気にしてんじゃねーっよ!!」
オリマー「あれなら回収できなかったよ」
ルーイ「え…先輩が、なんで…」
オリマー「ポメくんでも倒せなかったから、私が倒した」
ルーイ「えぇ…」
ポメ「こ、今度はおれうまくやるし!!」
ルーイ「…そう」
ポメ「…さてはおめー腹減って注意散漫だな?」
ルーイ「ぅ…」
ポメ「ま、おれの逆鱗に触れないようにしたところだけは褒めようか。
食堂班ー!ルーイにご飯作ってー!」
オリマー「空気を読んでたのかい…?」
ルーイ「あれは“ご飯”って言ったら拳くる…」
オリマー「本当に空気を読んでたんだね…」
ルーイ「先輩」
オリマー「うん、なんだい?」
ルーイ「ありがとう、ございました…」
オリマー「…うん、どういたしまして」
やはり、この言葉が聞けるなら十分報酬は足りるだろう。
