星に戻る話
PNF-404 調査隊ベースキャンプにて…。
アンテナに、とある通信が入る。
『こちら、キャプテン・オリマー。
調査隊の通信はこれでいいのかな?』
ポメ「はい!?オリマーさん!?」
オリマー『おや、その声はポメさんかな?』
ポメ「そうですけど…なんでオリマーさんが…
流石にこのアンテナ、ホコタテ星までは届きませんよ?」
オリマー『今そちらに向かっているんだ。
座標を教えてくれないかい?』
ポメ「…了解しました。こちらの座標は──」
1時間ほど経っただろうか…。
オリマーのドルフィン号が、調査隊ベースキャンプに着陸する。
「オリマーさん来ましたよ!」
ポメ「ありがとー。
うーわほんとに来てる」
オリマー「やぁ、久しぶりだね。
ルーイくんは元気かな?」
ポメ「今狩りに出かけてて…あ、もうすぐ帰ってきそう…
ルーイ、表来て。サプライズゲスト来てるよ」
オリマー「サプライズゲストって…」
ポメ「いや十分驚き要素ですよ、何しに来たんですか」
オリマー「いやぁ…その話は、ルーイくんも来てからにしようかな…」
数分後、狩りから帰ってきたというルーイ。
ベースキャンプの民に誘導されたらしいルーイは、かつての上司を目の当たりにして目を丸くする。
ルーイ「なんで先輩いるの」
ポメ「サプライズゲストでしょ?」
ルーイ「意味わからん」
ポメ「おれもわからん」
オリマー「もしかして、歓迎されてない…?」
ポメ「おれは歓迎してる。
ルーイはまじで意味わからんってなってますね」
オリマー「そ、そう…」
ポメ「それで、話があるんでしたよね?」
オリマー「あぁ…実はね。ここに来たのには訳があって…
私もトレジャーハンターをすることになったんだ」
ポメ「あれま、そうなんですか?」
オリマー「ルーイくんの退職の話をする際に、私の遭難していた時の話や救助された時の話を社長にしたらね。この星のオタカラに目を付け始めちゃって…
それで、私がこの事業を任されることになった、ということさ。
それでこっちが…」
『ハジメマシテ!私、ドルフィン号のナビゲーターを努めております!
AIドルフィン号と申します!』
パタパタと、探査ポッドが飛んできて挨拶してくる。
ルーイが眉間にしわを寄せる。
ルーイ「…聞いたことあるような…」
オリマー「初号機はルーイくんも研修で乗ったことあるよね。
彼はオタカラ鑑定もできるから、その初号機を改造して、今乗ってきたドルフィン号に組み込んだんだ。
レスキュー隊がくれたオタカラのお金を、全部この船の改造費にしたそうだよ」
初号機『姿形は変わりましたが、初号機であることには変わりません!
ぜひとも、私めを、初号機と、お呼びください!!』
ルーイ「うるさい」
初号機『な ん で す と !!』
ポメ「はは、賑やかになってきたじゃん。
まぁオリマーさんならピクミンたちも認めてくれるだろうし、トレジャーハンターはできると思うよ。
うちの施設はぜひ使ってくれて構わない」
オリマー「そうか、ありがとう」
ポメ「その代わり、うちも事業だから契約とかあるけど、大丈夫そ?」
オリマー「あ、やっぱりか…」
初号機『あまり高額な契約はチョット…』
ポメ「まぁとりあえず聞いてくれ。
これはおれもルーイもやってることなんだが…
オタカラの鑑定額の1割を、この施設の施設費として納税。たったこれだけ!」
オリマー「ほう、1割を」
初号機『い、1割…ですか?』
ルーイ「でもリヤ、全部施設費にしてない?」
ポメ「おれはこれがやりたかったんだからいいんだよ。
そのかわり、おれが死ぬようなことがあれば、全財産、事業の細かいところやってくれてるうちのオーナーとシェパード隊長のところに行くようにしてるし」
オリマー「し、死ぬって…」
ポメ「オリマーさん。これは生き死を賭けたトレジャーハント。
自然トラップに引っかかって死ぬ可能性も、原生生物に食われる可能性も、貴方ならよく知ってるでしょう?
これはいわば保険だ。
自分が死んでも、大事な人が少しでも楽にこれからを暮らせるようにってね」
オリマー「…そう、だな…
確かに、私は家族を故郷に置いてここに来ている。
私がこうやってここにいる以上、彼女らの人知れぬところで死ぬことだってあり得るだろうな」
ポメ「もちろん、それを起こさないようにこの施設がバックアップをしてくれるけど、きっと限度はある。
でも、あったほうがよりマシってことさ」
ルーイ「今の所、宿泊施設として機能してるけど」
ポメ「ルーイの作る食事すっごく美味しいよ!」
初号機『おや!ルーイさんはこの施設の料理担当ですか!
イイですね、オリマーさん温かい食事にありつけますよ!』
オリマー「う、うん…そうだね…
あの、その食事って…」
ルーイ「今日はダイオウデメマダラの絶舌ソテー」
ポメ「まぁ、原生生物だよね…
オリマーさん、平気?
一応、宇宙食も果実食も用意してるからね?」
初号機『ダイオウデメマダラ…どこかで聞いた覚えが…
ヒェ!!!バグじゃないですか!!え!?食べてるんですか!?シンジラレナイ!!!』
オリマー「こちらでも持ってきた備蓄食料があるから、時々ご相伴に預からせてもらうよ」
初号機『バグ食べて帰ってこないでくださいね!!!』
オリマー「わかった、わかったから…!
あ…それと、ルーイくん」
ルーイ「なんですか?」
オリマー「その、君の退職の話なんだけど…
実は、社長にまだ言えてなくて…」
初号機『え?ルーイさん退職する気だったんですか?』
ルーイ「は?」
オリマー「その話にたどり着く前に、オタカラの話で盛り上がっちゃったんだ!
それで、ここまでずっと、社長は盛り上がり続けて、今に至るというわけで…」
初号機『えぇ…
一応いま名簿を確認しましたが、まだ在籍状態ですね』
ルーイ「はぁ???」
ポメ「くふっ…」
初号機『なんなら貴方、トレジャーハンター部署に組み込まれてます』
ルーイ「はぁあ??????」
ポメ「あーっひゃひゃひゃひゃ!!!!」
オリマー「ま、誠に申し訳ない…」
ポメ「報連相できてなくて大草原ww
えぇ、ルーイくん今二重在籍状態?宇宙労働法どうなってたっけ?」
ルーイ「ねぇ、これ自分が悪いの?」
ポメ「強いて言うなら自分で行かずに上司に任せたことかなww」
オリマー「すまない、ルーイくん…」
ルーイ「……」
初号機『い、一応こちらでも打診はしておきますネ…』
ポメ「つか、3ヶ月以上この星に居たのに在籍にしてるってwww
はーお腹痛いw」
ルーイ「…下拵えしてくる」
ポメ「あ、逃げた。
もう自分にできることないって逃げてったなアイツ」
オリマー「見限られたかな…あれは…」
ポメ「いや、本気でそろそろ下拵えしないと夕食の時間に間に合わないと気づいたやつですねあれ」
オリマー「そ、そう…」
ポメ「そういやオリマーさん、家族に会えました?」
オリマー「え?まぁ…
トレジャーハンターになることが決まっていたとはいえ、ドルフィン号初号機を改造する必要があったからね。
私のドルフィン号は今もあそこにあるわけだし…
その改造期間は、家族とゆっくりしていたよ」
ポメ「社長さんそういうところ良心的だったのね。良かったですね」
オリマー「あぁ、危うく一番下の娘に顔を忘れられるところだった…
ところで、なぜこの話を?」
ポメ「んー?なんとなく?」
オリマー「…ふふ、そうかい」
アンテナに、とある通信が入る。
『こちら、キャプテン・オリマー。
調査隊の通信はこれでいいのかな?』
ポメ「はい!?オリマーさん!?」
オリマー『おや、その声はポメさんかな?』
ポメ「そうですけど…なんでオリマーさんが…
流石にこのアンテナ、ホコタテ星までは届きませんよ?」
オリマー『今そちらに向かっているんだ。
座標を教えてくれないかい?』
ポメ「…了解しました。こちらの座標は──」
1時間ほど経っただろうか…。
オリマーのドルフィン号が、調査隊ベースキャンプに着陸する。
「オリマーさん来ましたよ!」
ポメ「ありがとー。
うーわほんとに来てる」
オリマー「やぁ、久しぶりだね。
ルーイくんは元気かな?」
ポメ「今狩りに出かけてて…あ、もうすぐ帰ってきそう…
ルーイ、表来て。サプライズゲスト来てるよ」
オリマー「サプライズゲストって…」
ポメ「いや十分驚き要素ですよ、何しに来たんですか」
オリマー「いやぁ…その話は、ルーイくんも来てからにしようかな…」
数分後、狩りから帰ってきたというルーイ。
ベースキャンプの民に誘導されたらしいルーイは、かつての上司を目の当たりにして目を丸くする。
ルーイ「なんで先輩いるの」
ポメ「サプライズゲストでしょ?」
ルーイ「意味わからん」
ポメ「おれもわからん」
オリマー「もしかして、歓迎されてない…?」
ポメ「おれは歓迎してる。
ルーイはまじで意味わからんってなってますね」
オリマー「そ、そう…」
ポメ「それで、話があるんでしたよね?」
オリマー「あぁ…実はね。ここに来たのには訳があって…
私もトレジャーハンターをすることになったんだ」
ポメ「あれま、そうなんですか?」
オリマー「ルーイくんの退職の話をする際に、私の遭難していた時の話や救助された時の話を社長にしたらね。この星のオタカラに目を付け始めちゃって…
それで、私がこの事業を任されることになった、ということさ。
それでこっちが…」
『ハジメマシテ!私、ドルフィン号のナビゲーターを努めております!
AIドルフィン号と申します!』
パタパタと、探査ポッドが飛んできて挨拶してくる。
ルーイが眉間にしわを寄せる。
ルーイ「…聞いたことあるような…」
オリマー「初号機はルーイくんも研修で乗ったことあるよね。
彼はオタカラ鑑定もできるから、その初号機を改造して、今乗ってきたドルフィン号に組み込んだんだ。
レスキュー隊がくれたオタカラのお金を、全部この船の改造費にしたそうだよ」
初号機『姿形は変わりましたが、初号機であることには変わりません!
ぜひとも、私めを、初号機と、お呼びください!!』
ルーイ「うるさい」
初号機『な ん で す と !!』
ポメ「はは、賑やかになってきたじゃん。
まぁオリマーさんならピクミンたちも認めてくれるだろうし、トレジャーハンターはできると思うよ。
うちの施設はぜひ使ってくれて構わない」
オリマー「そうか、ありがとう」
ポメ「その代わり、うちも事業だから契約とかあるけど、大丈夫そ?」
オリマー「あ、やっぱりか…」
初号機『あまり高額な契約はチョット…』
ポメ「まぁとりあえず聞いてくれ。
これはおれもルーイもやってることなんだが…
オタカラの鑑定額の1割を、この施設の施設費として納税。たったこれだけ!」
オリマー「ほう、1割を」
初号機『い、1割…ですか?』
ルーイ「でもリヤ、全部施設費にしてない?」
ポメ「おれはこれがやりたかったんだからいいんだよ。
そのかわり、おれが死ぬようなことがあれば、全財産、事業の細かいところやってくれてるうちのオーナーとシェパード隊長のところに行くようにしてるし」
オリマー「し、死ぬって…」
ポメ「オリマーさん。これは生き死を賭けたトレジャーハント。
自然トラップに引っかかって死ぬ可能性も、原生生物に食われる可能性も、貴方ならよく知ってるでしょう?
これはいわば保険だ。
自分が死んでも、大事な人が少しでも楽にこれからを暮らせるようにってね」
オリマー「…そう、だな…
確かに、私は家族を故郷に置いてここに来ている。
私がこうやってここにいる以上、彼女らの人知れぬところで死ぬことだってあり得るだろうな」
ポメ「もちろん、それを起こさないようにこの施設がバックアップをしてくれるけど、きっと限度はある。
でも、あったほうがよりマシってことさ」
ルーイ「今の所、宿泊施設として機能してるけど」
ポメ「ルーイの作る食事すっごく美味しいよ!」
初号機『おや!ルーイさんはこの施設の料理担当ですか!
イイですね、オリマーさん温かい食事にありつけますよ!』
オリマー「う、うん…そうだね…
あの、その食事って…」
ルーイ「今日はダイオウデメマダラの絶舌ソテー」
ポメ「まぁ、原生生物だよね…
オリマーさん、平気?
一応、宇宙食も果実食も用意してるからね?」
初号機『ダイオウデメマダラ…どこかで聞いた覚えが…
ヒェ!!!バグじゃないですか!!え!?食べてるんですか!?シンジラレナイ!!!』
オリマー「こちらでも持ってきた備蓄食料があるから、時々ご相伴に預からせてもらうよ」
初号機『バグ食べて帰ってこないでくださいね!!!』
オリマー「わかった、わかったから…!
あ…それと、ルーイくん」
ルーイ「なんですか?」
オリマー「その、君の退職の話なんだけど…
実は、社長にまだ言えてなくて…」
初号機『え?ルーイさん退職する気だったんですか?』
ルーイ「は?」
オリマー「その話にたどり着く前に、オタカラの話で盛り上がっちゃったんだ!
それで、ここまでずっと、社長は盛り上がり続けて、今に至るというわけで…」
初号機『えぇ…
一応いま名簿を確認しましたが、まだ在籍状態ですね』
ルーイ「はぁ???」
ポメ「くふっ…」
初号機『なんなら貴方、トレジャーハンター部署に組み込まれてます』
ルーイ「はぁあ??????」
ポメ「あーっひゃひゃひゃひゃ!!!!」
オリマー「ま、誠に申し訳ない…」
ポメ「報連相できてなくて大草原ww
えぇ、ルーイくん今二重在籍状態?宇宙労働法どうなってたっけ?」
ルーイ「ねぇ、これ自分が悪いの?」
ポメ「強いて言うなら自分で行かずに上司に任せたことかなww」
オリマー「すまない、ルーイくん…」
ルーイ「……」
初号機『い、一応こちらでも打診はしておきますネ…』
ポメ「つか、3ヶ月以上この星に居たのに在籍にしてるってwww
はーお腹痛いw」
ルーイ「…下拵えしてくる」
ポメ「あ、逃げた。
もう自分にできることないって逃げてったなアイツ」
オリマー「見限られたかな…あれは…」
ポメ「いや、本気でそろそろ下拵えしないと夕食の時間に間に合わないと気づいたやつですねあれ」
オリマー「そ、そう…」
ポメ「そういやオリマーさん、家族に会えました?」
オリマー「え?まぁ…
トレジャーハンターになることが決まっていたとはいえ、ドルフィン号初号機を改造する必要があったからね。
私のドルフィン号は今もあそこにあるわけだし…
その改造期間は、家族とゆっくりしていたよ」
ポメ「社長さんそういうところ良心的だったのね。良かったですね」
オリマー「あぁ、危うく一番下の娘に顔を忘れられるところだった…
ところで、なぜこの話を?」
ポメ「んー?なんとなく?」
オリマー「…ふふ、そうかい」
