愉快痛快ピクミンず
ビーグル号でPNF‑404にたどり着く。
道中小惑星に当たるかと思ったが、なんとか避けきり、地上へ着陸する。
事前情報の通り、外は有毒の空気。
ヘルメットを被り、ビーグル号を降りる。
しばらく歩いていると、黄色い毛玉を見つける。
あれは確か…。
ポメ「オッチン…?」
オッチン「!…わんわん!」
オッチンはこちらに気づくと、嬉しそうに駆け寄ってくる。
オッチンとは入隊初日の挨拶以来だが、覚えていてくれていたらしい。
ポメ「よしよし、無事だったんだね…
隊長たちはどこ?」
オッチン「くぅん…」
オッチンはちらりと壁の先を見る。
正しくは大きな土の山。登ろうとすると、崩れて大変なことになりそうだ。
ふと、その土は根が絡みついており、葉っぱと茎が繋がっていることに気づく。
引けば繋がっていそうで、これなら土をどかせられるかもしれない。
ポメ「オッチン、これを引っ張るよ」
オッチン「わん!」
オッチンと一緒に土を引っ張り、退かすと…先に宇宙服を着た星人が倒れている。
レスキュー隊の服を着ている、オッチンが駆け寄り揺すり起こす。
オッチン「くぅん…」
「ん…オッチン…?
はっ!ここは…」
ポメ「目が覚めましたか?
貴方は…コリー先輩ですね?」
コリー「そうです!貴方は…僕らの救難信号が本部に届いたのですね!」
ポメ「はい、救難信号の要請を聞いて、ビーグル号でこちらに来ました。
立ち上がれますか?」
コリー「えぇ、大丈夫ですよ。
オッチンと協力してここまで来てくれたんですね、さすが隊長が期待をしている新人です!
…えっと、名前は…」
ポメ「ポメです」
コリー「ポメさんですね、よろしくお願いします。
改めまして、シェパード救助隊オペレーターのコリーと申します。
この子はオッチン、新人の宇宙犬ですね」
オッチン「わんわん!」
ポメ「オッチン、私のこと覚えててくれたみたいで、私を頼ってくれました。
次は他のレスキュー隊を探すべきですよね?」
コリー「そうですね、近くにいればいいのですが…
それと、この壁の向こうにシェパード号があるんです」
見ると、土の壁の向こうに大型宇宙船の影らしきものが見える。
どうやら煙を吹いているようだが、大丈夫だろうか…。
コリー「ですが、ここからだと回り込むことができないんです…
完全に閉じ込められています」
ポメ「向こうを探しましょう。なにかあるかもしれません」
コリー「そうですね、行きましょう」
奥へ歩いていくと、被さった土の下に何かあるのに気づく。
ポメ「ここ、何かありますね…
人工物、かな…」
コリー「土でよくわかりませんね…
こういうときは、オッチンに掘ってもらいましょう!」
オッチン「わんわん!」
オッチンが掘りすすめると、何やら蓋のようなモノ。
開ければ下に続いていた。
ポメ「うわ深そう…
地面あるのかな…」
コリー「みんなで聞いてみますか?」
コリーは手頃な小石を手に持ち、穴の中に落としてみる。
耳を澄ますと、程なくしてコツンと音が鳴る。
オッチン「わんわん!」
ポメ「うん、私も聞こえた。
地面は近そう。きっと宇宙服の簡易エアでも耐えれると思います」
コリー「他に道もありませんし…ここを降りてみますか…」
ポメ「高いとこ苦手です?」
コリー「まぁ…でも四の五の言ってられませんよ」
ポメ「ですね、オッチンいくよ」
オッチン「わん!」
降りればそこは、地下洞窟になっていたようだ。
薄暗い中、オッチンが吠える。
オッチン「わんわん!」
コリー「近くに遭難者がいるようですね」
ポメ「発見は順調のようで、あとはどこにいるか…あ」
ふと、目先にとある奇っ怪な儀式?を捉える。
小さな白い原生生物が支柱の周りを回っており、その上にレスキュー隊員が掴まっていた。
ポメ「なんの儀式…?」
コリー「あれは!シェパード隊長!」
ポメ「しかも隊長かよ…
オッチン、下の原生生物を倒して!」
オッチン「わん!がうっ!!」
オッチンのカミツキで、原生生物たちを倒していく。
震えていたレスキュー隊員─シェパード隊長はビビりながらも降りてくる。
シェパード「た、助かった…
良くやった!君は新人隊員のポメくんだな?
要請を受けて駆けつけてくれたのだな!」
ポメ「はい、ご無事で何よりですシェパード隊長」
シェパード「君には情けないところを見せてしまった…
オッチンを操っていたのはポメくんか。
君は、オッチンに一目置かれていたから納得だ」
オッチン「わん!」
ポメ「え、私と会ったのあの初日以来だよね…?」
シェパード「あの初日訓練で、あそこまで宇宙犬を操ってみせたのは君が初だったからな!
私もよく覚えているよ!」
ポメ「オッチンが私のことを信じてくれたお陰ですよ。
さて、雑談はあとにしましょ。今はシェパード号に向かうのが先です」
コリー「ですね。
GPADによると、向こうになにやら上へ向かえそうな装置があるようです。
ですが、モノが邪魔をして通れなさそうですね…」
シェパード「こんなときはオッチンのトッシンだ!
いけ!オッチン!」
オッチン「わんわん!
ぐるるるっ…わんっ!」
勢い良く走り出したオッチンが、陶器を壊していく。
カシャンと割れた先には、天井から光の射している機械の床のようなものがあった。
コリー「これがそうなのでしょうか…?」
シェパード「大丈夫か?これは…」
ポメ「…ちょっとまっててくださいね…」
近くに落ちてた枯れ葉を放り投げてみる。
カパリと装置が動き、風が吹き出し天井へ押し上げられる。
ポメ「上も空いているようだし、これで地上に行けると思います」
コリー「すごいですね、危険かもしれない装置をそうやって分析するとは…!」
シェパード「よし、みんな地上へ向かうぞ!」
地上に出ると、シェパード号が目と鼻の先にあった。
コリーが急いで煙を上げたシェパード号の様子を確認する。
コリー「ふぅ…エンジンは無事でした。
しかし、燃料がすっからかんで飛ぶことができません…」
シェパード「そんな!私たち遭難者を探すどころか帰れないじゃないか!」
ポメ「ビーグル号では流石に限界ありますよね…どうしたものか…
ん?…オッチン?どうしたの?」
オッチンが何かを見ている。
それは、ピンクの棒のようなものだった。
オッチン「くぅん?」
コリー「これは…はっ!ちょっとスキャンしてみます!」
ポメ「なんか珍しそう…オタカラってやつかな?」
シェパード「でも、オタカラは今は必要ないぞ」
コリー「いえ!必要あります!
これは、キラキラエネルギーが含まれています!これならなんとかなりそうです!」
シェパード・ポメ「「キラキラエネルギー…?」」
オッチン「わう?」
コリー「キラキラエネルギーは燃料の代わりになるんですよ!」
シェパード「そうなのか…
しかし、シェパード号はハイオクなのだが…」
コリー「この際四の五の言ってられませんよ!」
ポメ「オタカラがキラキラエネルギー…ふーん、面白くなってきた…」
シェパード「ポメくん?」
ポメ「私、オタカラ探してきますね!
どれくらいあれば一応動きますか?」
コリー「あと1000エネルギーくらいかな」
ポメ「分かりました。オッチン、これを…あー…今の位置のビーグル号じゃ駄目だな…」
シェパード「ならば、このサークルに移動させればいいんじゃないか?」
見ると、ピンク色の小石が円状に2つ大小と並べられている。
誰かが作ったサークルなのだろうか?
ポメ「あれ…そういえばさっきビーグル号が着いた時もこんなのがあったような…
まぁいいか、今ここに呼びますね!」
ビーグル号を、シェパード号の前にあるサークルへ呼び出し移動させる。
そしてオッチンにオタカラを運ばせる。
オッチン「おっぱ!わんわん!」
ポメ「よしよし偉いよオッチン。
次は…あの埋まってるやつかな!」
シェパード「しかし、どうしたものか…
みんなとの連絡もつかない状態か…」
コリー「ですね、応答はありません…
そういえば、ラッセルさんがつけていたレーダーで、遭難者の信号をキャッチできるんでしたよね?」
シェパード「………そうだったか?」
コリー「…キラキラエネルギーがある程度貯まれば、そのレーダーを起動できるとは思うんですが…」
ポメ「おわ!?」
シェパード「どうしたポメくん!」
ポメ「あ、いや…オッチンがオタカラを運んでたら、それが動き出して…」
オタカラと思っていたものは生き物だったらしく、うにょうにょ足のような触覚を生やし、隣の大きなサークルを陣取る。
そしてプスン!と、何かを吐き出す。
それは苗なのか、地面に着地すると植わる。
ポメ「…なにこれ」
コリー「これは…もしや!
オリマーさんの航海日誌を見ますね…
やっぱりそうだ!これはオニヨンですよ!」
ポメ「オニヨン?」
コリー「その中からピクミンという生き物が生まれるそうなのですが…
もしやそれが…」
ポメ「……なるほど?」
GPADに共有されたオリマーの航海日誌を軽く読み、ポメはピクミンであろう苗に近づく。
そして、引っこ抜く。
「ぴくんっ!」
シェパード「わぁ!?」
「…みゃ?」
コリー「これが、ピクミン…
赤ピクミンというものですね。長い鼻に身体が赤いことが特徴です」
ポメ「……」
オッチン「わん?」
「み?」
オッチン「わわ…きゃうん!」
何故か始まるオッチンとピクミンの追いかけっ子。
ポメはその様子を見つめ続けている。
シェパード「ぽ、ポメくん…?大丈夫か…?」
ポメ「か…」
コリー「か?」
ポメ「かわいい!なにこの生き物!
オッチンの次にかわいい!!」
「んみゃ?」
ポメ「私ポメ・リヤって言うの!はじめまして、ピクミン!」
「…みぇ?」
ポメ「かわいい〜!この子、オリマーさんの航海日誌では増えるって書いてあるんですけど、もしかしてあの近くにあるお花がそうなのかな?ペレットっていうやつ?拾ってきますね!!」
嵐のごとくピクミンとオッチンを連れ歩き、周りのペレットを収穫し、オニヨンに送る。
そんな彼女を、二人は呆然と見届けていた。
コリー「彼女の琴線に触れたのでしょうか…
もうあんなに増やして…」
シェパード「オッチンがかわいいのは認めるが、ピクミンもかわいい…?
最近の若い子はよく分からないな…」
周囲の探索もして、キラキラエネルギーを含んだオタカラをシェパード号に納めていく。
シェパード号が動き出し、レーダーを動かす。
コリー「近くで遭難者の反応があります!」
シェパード「よし、明日からはそこに遭難者を救助しに行くぞ!」
ポメ「明日からなんですね」
シェパード「今日はもう夜になってしまったからな。
ピクミンとやらも、夜になると上空に逃げてしまうようだし…」
コリー「確かに、オニヨンと共に空に飛んでいきましたね」
ポメ「近くにはいるみたいです。原生生物を警戒しているのだと思います。
あそこにいるということは、明日も手伝ってくれるのかな…」
コリー「かもしれませんね」
シェパード「今日はもう休んで、明日に備えるぞ!」
コリー「アイ・コピー!」
ポメ「…何それ?」
コリー「了解って意味ですよ。レスキュー隊の合言葉です」
ポメ「本部、それ教えてくれなかった…」
シェパード「私が教えるだろうと君には救助の基本の基だけを叩き込んだんじゃないか?」
ポメ「まぁ合言葉は必須じゃないのはわかるけども…」
コリー「士気に関わることなので覚えて損はないですね」
ポメ「それです、他にも教えてください」
コリー「いいですよ!」
シェパード「情報共有は結構だが、ちゃんと休むんだぞー」
道中小惑星に当たるかと思ったが、なんとか避けきり、地上へ着陸する。
事前情報の通り、外は有毒の空気。
ヘルメットを被り、ビーグル号を降りる。
しばらく歩いていると、黄色い毛玉を見つける。
あれは確か…。
ポメ「オッチン…?」
オッチン「!…わんわん!」
オッチンはこちらに気づくと、嬉しそうに駆け寄ってくる。
オッチンとは入隊初日の挨拶以来だが、覚えていてくれていたらしい。
ポメ「よしよし、無事だったんだね…
隊長たちはどこ?」
オッチン「くぅん…」
オッチンはちらりと壁の先を見る。
正しくは大きな土の山。登ろうとすると、崩れて大変なことになりそうだ。
ふと、その土は根が絡みついており、葉っぱと茎が繋がっていることに気づく。
引けば繋がっていそうで、これなら土をどかせられるかもしれない。
ポメ「オッチン、これを引っ張るよ」
オッチン「わん!」
オッチンと一緒に土を引っ張り、退かすと…先に宇宙服を着た星人が倒れている。
レスキュー隊の服を着ている、オッチンが駆け寄り揺すり起こす。
オッチン「くぅん…」
「ん…オッチン…?
はっ!ここは…」
ポメ「目が覚めましたか?
貴方は…コリー先輩ですね?」
コリー「そうです!貴方は…僕らの救難信号が本部に届いたのですね!」
ポメ「はい、救難信号の要請を聞いて、ビーグル号でこちらに来ました。
立ち上がれますか?」
コリー「えぇ、大丈夫ですよ。
オッチンと協力してここまで来てくれたんですね、さすが隊長が期待をしている新人です!
…えっと、名前は…」
ポメ「ポメです」
コリー「ポメさんですね、よろしくお願いします。
改めまして、シェパード救助隊オペレーターのコリーと申します。
この子はオッチン、新人の宇宙犬ですね」
オッチン「わんわん!」
ポメ「オッチン、私のこと覚えててくれたみたいで、私を頼ってくれました。
次は他のレスキュー隊を探すべきですよね?」
コリー「そうですね、近くにいればいいのですが…
それと、この壁の向こうにシェパード号があるんです」
見ると、土の壁の向こうに大型宇宙船の影らしきものが見える。
どうやら煙を吹いているようだが、大丈夫だろうか…。
コリー「ですが、ここからだと回り込むことができないんです…
完全に閉じ込められています」
ポメ「向こうを探しましょう。なにかあるかもしれません」
コリー「そうですね、行きましょう」
奥へ歩いていくと、被さった土の下に何かあるのに気づく。
ポメ「ここ、何かありますね…
人工物、かな…」
コリー「土でよくわかりませんね…
こういうときは、オッチンに掘ってもらいましょう!」
オッチン「わんわん!」
オッチンが掘りすすめると、何やら蓋のようなモノ。
開ければ下に続いていた。
ポメ「うわ深そう…
地面あるのかな…」
コリー「みんなで聞いてみますか?」
コリーは手頃な小石を手に持ち、穴の中に落としてみる。
耳を澄ますと、程なくしてコツンと音が鳴る。
オッチン「わんわん!」
ポメ「うん、私も聞こえた。
地面は近そう。きっと宇宙服の簡易エアでも耐えれると思います」
コリー「他に道もありませんし…ここを降りてみますか…」
ポメ「高いとこ苦手です?」
コリー「まぁ…でも四の五の言ってられませんよ」
ポメ「ですね、オッチンいくよ」
オッチン「わん!」
降りればそこは、地下洞窟になっていたようだ。
薄暗い中、オッチンが吠える。
オッチン「わんわん!」
コリー「近くに遭難者がいるようですね」
ポメ「発見は順調のようで、あとはどこにいるか…あ」
ふと、目先にとある奇っ怪な儀式?を捉える。
小さな白い原生生物が支柱の周りを回っており、その上にレスキュー隊員が掴まっていた。
ポメ「なんの儀式…?」
コリー「あれは!シェパード隊長!」
ポメ「しかも隊長かよ…
オッチン、下の原生生物を倒して!」
オッチン「わん!がうっ!!」
オッチンのカミツキで、原生生物たちを倒していく。
震えていたレスキュー隊員─シェパード隊長はビビりながらも降りてくる。
シェパード「た、助かった…
良くやった!君は新人隊員のポメくんだな?
要請を受けて駆けつけてくれたのだな!」
ポメ「はい、ご無事で何よりですシェパード隊長」
シェパード「君には情けないところを見せてしまった…
オッチンを操っていたのはポメくんか。
君は、オッチンに一目置かれていたから納得だ」
オッチン「わん!」
ポメ「え、私と会ったのあの初日以来だよね…?」
シェパード「あの初日訓練で、あそこまで宇宙犬を操ってみせたのは君が初だったからな!
私もよく覚えているよ!」
ポメ「オッチンが私のことを信じてくれたお陰ですよ。
さて、雑談はあとにしましょ。今はシェパード号に向かうのが先です」
コリー「ですね。
GPADによると、向こうになにやら上へ向かえそうな装置があるようです。
ですが、モノが邪魔をして通れなさそうですね…」
シェパード「こんなときはオッチンのトッシンだ!
いけ!オッチン!」
オッチン「わんわん!
ぐるるるっ…わんっ!」
勢い良く走り出したオッチンが、陶器を壊していく。
カシャンと割れた先には、天井から光の射している機械の床のようなものがあった。
コリー「これがそうなのでしょうか…?」
シェパード「大丈夫か?これは…」
ポメ「…ちょっとまっててくださいね…」
近くに落ちてた枯れ葉を放り投げてみる。
カパリと装置が動き、風が吹き出し天井へ押し上げられる。
ポメ「上も空いているようだし、これで地上に行けると思います」
コリー「すごいですね、危険かもしれない装置をそうやって分析するとは…!」
シェパード「よし、みんな地上へ向かうぞ!」
地上に出ると、シェパード号が目と鼻の先にあった。
コリーが急いで煙を上げたシェパード号の様子を確認する。
コリー「ふぅ…エンジンは無事でした。
しかし、燃料がすっからかんで飛ぶことができません…」
シェパード「そんな!私たち遭難者を探すどころか帰れないじゃないか!」
ポメ「ビーグル号では流石に限界ありますよね…どうしたものか…
ん?…オッチン?どうしたの?」
オッチンが何かを見ている。
それは、ピンクの棒のようなものだった。
オッチン「くぅん?」
コリー「これは…はっ!ちょっとスキャンしてみます!」
ポメ「なんか珍しそう…オタカラってやつかな?」
シェパード「でも、オタカラは今は必要ないぞ」
コリー「いえ!必要あります!
これは、キラキラエネルギーが含まれています!これならなんとかなりそうです!」
シェパード・ポメ「「キラキラエネルギー…?」」
オッチン「わう?」
コリー「キラキラエネルギーは燃料の代わりになるんですよ!」
シェパード「そうなのか…
しかし、シェパード号はハイオクなのだが…」
コリー「この際四の五の言ってられませんよ!」
ポメ「オタカラがキラキラエネルギー…ふーん、面白くなってきた…」
シェパード「ポメくん?」
ポメ「私、オタカラ探してきますね!
どれくらいあれば一応動きますか?」
コリー「あと1000エネルギーくらいかな」
ポメ「分かりました。オッチン、これを…あー…今の位置のビーグル号じゃ駄目だな…」
シェパード「ならば、このサークルに移動させればいいんじゃないか?」
見ると、ピンク色の小石が円状に2つ大小と並べられている。
誰かが作ったサークルなのだろうか?
ポメ「あれ…そういえばさっきビーグル号が着いた時もこんなのがあったような…
まぁいいか、今ここに呼びますね!」
ビーグル号を、シェパード号の前にあるサークルへ呼び出し移動させる。
そしてオッチンにオタカラを運ばせる。
オッチン「おっぱ!わんわん!」
ポメ「よしよし偉いよオッチン。
次は…あの埋まってるやつかな!」
シェパード「しかし、どうしたものか…
みんなとの連絡もつかない状態か…」
コリー「ですね、応答はありません…
そういえば、ラッセルさんがつけていたレーダーで、遭難者の信号をキャッチできるんでしたよね?」
シェパード「………そうだったか?」
コリー「…キラキラエネルギーがある程度貯まれば、そのレーダーを起動できるとは思うんですが…」
ポメ「おわ!?」
シェパード「どうしたポメくん!」
ポメ「あ、いや…オッチンがオタカラを運んでたら、それが動き出して…」
オタカラと思っていたものは生き物だったらしく、うにょうにょ足のような触覚を生やし、隣の大きなサークルを陣取る。
そしてプスン!と、何かを吐き出す。
それは苗なのか、地面に着地すると植わる。
ポメ「…なにこれ」
コリー「これは…もしや!
オリマーさんの航海日誌を見ますね…
やっぱりそうだ!これはオニヨンですよ!」
ポメ「オニヨン?」
コリー「その中からピクミンという生き物が生まれるそうなのですが…
もしやそれが…」
ポメ「……なるほど?」
GPADに共有されたオリマーの航海日誌を軽く読み、ポメはピクミンであろう苗に近づく。
そして、引っこ抜く。
「ぴくんっ!」
シェパード「わぁ!?」
「…みゃ?」
コリー「これが、ピクミン…
赤ピクミンというものですね。長い鼻に身体が赤いことが特徴です」
ポメ「……」
オッチン「わん?」
「み?」
オッチン「わわ…きゃうん!」
何故か始まるオッチンとピクミンの追いかけっ子。
ポメはその様子を見つめ続けている。
シェパード「ぽ、ポメくん…?大丈夫か…?」
ポメ「か…」
コリー「か?」
ポメ「かわいい!なにこの生き物!
オッチンの次にかわいい!!」
「んみゃ?」
ポメ「私ポメ・リヤって言うの!はじめまして、ピクミン!」
「…みぇ?」
ポメ「かわいい〜!この子、オリマーさんの航海日誌では増えるって書いてあるんですけど、もしかしてあの近くにあるお花がそうなのかな?ペレットっていうやつ?拾ってきますね!!」
嵐のごとくピクミンとオッチンを連れ歩き、周りのペレットを収穫し、オニヨンに送る。
そんな彼女を、二人は呆然と見届けていた。
コリー「彼女の琴線に触れたのでしょうか…
もうあんなに増やして…」
シェパード「オッチンがかわいいのは認めるが、ピクミンもかわいい…?
最近の若い子はよく分からないな…」
周囲の探索もして、キラキラエネルギーを含んだオタカラをシェパード号に納めていく。
シェパード号が動き出し、レーダーを動かす。
コリー「近くで遭難者の反応があります!」
シェパード「よし、明日からはそこに遭難者を救助しに行くぞ!」
ポメ「明日からなんですね」
シェパード「今日はもう夜になってしまったからな。
ピクミンとやらも、夜になると上空に逃げてしまうようだし…」
コリー「確かに、オニヨンと共に空に飛んでいきましたね」
ポメ「近くにはいるみたいです。原生生物を警戒しているのだと思います。
あそこにいるということは、明日も手伝ってくれるのかな…」
コリー「かもしれませんね」
シェパード「今日はもう休んで、明日に備えるぞ!」
コリー「アイ・コピー!」
ポメ「…何それ?」
コリー「了解って意味ですよ。レスキュー隊の合言葉です」
ポメ「本部、それ教えてくれなかった…」
シェパード「私が教えるだろうと君には救助の基本の基だけを叩き込んだんじゃないか?」
ポメ「まぁ合言葉は必須じゃないのはわかるけども…」
コリー「士気に関わることなので覚えて損はないですね」
ポメ「それです、他にも教えてください」
コリー「いいですよ!」
シェパード「情報共有は結構だが、ちゃんと休むんだぞー」
