ほんへ

ふと、走ってく謎の影に、気づいた赤ピクミンのベニーが鳴く。


ベニー「おりま!」

ポメ「はい!?オリマー!?」


ベニーの鳴き声を聞き逃さなかったポメがたいそう驚く。


コリー『ベニーさん、オリマーさんがわかるんですか?』

ベニー「ぽにゃ?」


コリーの応答には、ベニーは首をかしげる。


ポメ「…先輩、写真ってないですよね?」

コリー『残念ながら航海日誌にはありませんね…』

オッチン「わふ?」

ベニー「おりま!みゃ!」

オッチン「わんわん!」


オッチンとベニーの間では何か通じ合ったのか、オッチンが何やら肯定するようなしぐさをしている。
そしてベニーが率先して歩き出す。


ポメ「オッチン?
 …とりあえず、ベニーについて行ってみるか…」


ベニーについていくと、そこには緑色の犬と赤い頭の宇宙服の人がいた。


コリー『えぇ!?なんですかあれ!?
 頭に葉っぱが生えています!』

ポメ「…もしかして、ピクミンの…?」

ベニー「おりま!」


ベニーが声をかけるように、その葉っぱの宇宙服に近づく。
ふと、彼の足元に他の宇宙服の星人がいることに気づき、ポメはベニーを呼び戻す。


ポメ「ベニー!戻って!
 …ねぇそこの君、何してるの?」

「……」


葉っぱの宇宙服は、隣にあったダンジョンに入り込む。
緑色の犬も寝ていた宇宙服をひっつかんで、中に入ってしまう。


コリー『中に入ってしまいました!』

ベニー「おりま…」

ポメ「あいつなんなんだ…
 みんな、一緒に行こう!」

オッチン「わんわん!」

ベニー「ぅ…にぃ…」


立ちすくむピクミン、並びにベニー。
ポメはその様子に気づいて、ベニーに向き直る。


ポメ「どうしたの?ベニー、みんな…」

ベニー「み、み…ん〜」

コリー『どうされたんですか?』

ポメ「…どうやら、ついていくことができないみたい…
 …ベニー、オリマーは中にいる?」

ベニー「おりま!んー!」

ポメ「よしよし、それを教えてくれただけでも嬉しいよ。
 先輩、ピクミンを置いてダンジョンに入ります。いいですか?」

コリー『隊長を呼びましたよ。
 許可するそうです。オッチンと共に突入してください』

ポメ「了解!行くよ、オッチン!」

オッチン「わんわん!」


中にはいると、オリマーらしき葉っぱの宇宙服が連れてきた宇宙服をオニヨンに入れ、葉っぱの宇宙服にしてしまう。


コリー『葉っぱが生えた!?』

シェパード『なんてことを!!』

ポメ「おいアンタ!どういうつもりだ!!」

「…助けたくば、ダンドリバトルに勝利せよ」

ポメ「ダンドリバトル…?」

「この場所はダンドリバトルをする場所。
 そこにいるピクミンは、お前の陣営のピクミンだ。
 今からダンドリバトルを行う。よりポイントを多くオニヨンに回収できたものの勝利だ」

コリー『どうやら、受けるしかなさそうですね…』

ポメ「はぁ…みたいですね。
 どうやら、ここのピクミンは外には持ち出せない子達のようで…
 ふーん?バトルというからには、暴れてやってもいいってことですよねぇ?」

コリー『え、ポメさん…?』

ポメ「ふふ、後悔させてやろうか。このおれに勝負を挑んだことを…」


シェパード「あぁそういえば…
 彼女、サバイバル経験豊富で格闘が得意だ。
 運動神経抜群だから、戦闘となればどうなるか計り知れないかもな」

コリー「えぇ!?
 もしかして、ディンゴさんといい勝負?」

シェパード「経験は彼のほうが上だが、それを得たら互角になりえるかもしれん」

コリー「ひぇ…」


ポメ「よっと!」


ぴきゃ!と、コチャッピーを蹴りで倒し、軽い身のこなしでピクミンを投げ、他のコチャッピーも一掃する。


「く…やるな、肉弾戦をするとは…」

ポメ「オッチン、フルーツ回収して!
 君たちはここを任せるよ。
 はい次ぃ!!」


コリー「…最後に出てきたチャッピーも、ピクミンと一緒にあっという間に倒して運んでいる…」

シェパード「あっという間に、点差を開いて勝利したな」


「このステージでは甘すぎたか…
 新たに来た者だからと舐め過ぎていたようだ」

ポメ「ふふん、どうも〜」

オッチン「わんわん!」

ポメ「オッチンもご苦労さん。
 ピクミンたちもありがとね」

「「「みゃんみゃ〜!」」」

「…この者は渡そう。
 しかし、次はそうは行かない」


そういうと、緑色の犬に乗って去っていく。


ポメ「は!?まて!おれたちはあんたに用があって!
 あ~もー逃げ足はや!!」

コリー『ともかく、その方を救助しなければ!
 ビーグル号に運んできてください!』

ポメ「はぁ…了解」
 
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