立海
ナマエ
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我が部の練習は全国レベルなだけあって長い。
当然、帰りは夜遅くなることが多い。
そのため恐れ多くも女子マネージャーである私に向けて、送ろうかと声をかけていただくことがある。
けれど私はいつも自転車通学だからと断っていた。
が、運悪く自転書がパンクしていて、大雨が降ってきて、私は傘を持ってきていなかった。
とんだ災難である。
学校で傘を借りられないか聞きに行こうとしたところで幸村先輩に捕まった。
とんだ災難である。
部活中の幸村先輩は神の子という異名で周りを圧倒させていたが、引退後はただの優しい先輩だ。
と思っていたが、家まで送るよ、という幸村先輩の申し出を断った後の無言の圧力がすごく怖かったので、引退しても幸村先輩は相変わらずだった。
さて、ただいま我が校憧れの的と相合い傘をしているわけだけれど、会話に困る。
世の中のカップルってこの状態でどんな話してるんだろうか。いやそもそも先輩と私は付き合ってない、そのせいなのかこの状態ってすごく、気まずい。だれか助けてほしい。もうこのまま走り去りたい。
いや待て、逆に幸村先輩はどんな顔してんだろ。めちゃめちゃ気になってきた。
よし、見てみよう。
「…どうかした?」
「いえなにも」
…あれ?こっち見てた?
なんか話そうとしてた?
「もしかして、今何か話そうとしてました?」
「…別に」
[悲報] 幸村先輩、エ○カ様になる。
やっぱり遮ってしまったのがいけなかったのか。
「いや、ごめん。やっぱり」
!?
エ○カ様じゃなかった!
「なんですか!?」
「月、綺麗だね」
!?
いやいやいや
「あの、」
幸村先輩には見えてるんだろうか、綺麗な月が。急に怖い話かな?いや先輩なりの高度なギャグという可能性も捨てきれない。
「…雨ですよね」
「そうだね」
「…それは先輩なりのジョークですか?」
「…」
黙ってしまった…
まずかったか…
「まあ、いいか」
あれれ!?いいんですか!?
「わかったら、聞かせてよ」
…なにを!?
「家、ここだよね?じゃあ、また明日」
「あ、ありがとうございました」
「うん、またね」
…
…
早めに寝て忘れよっと!
当然、帰りは夜遅くなることが多い。
そのため恐れ多くも女子マネージャーである私に向けて、送ろうかと声をかけていただくことがある。
けれど私はいつも自転車通学だからと断っていた。
が、運悪く自転書がパンクしていて、大雨が降ってきて、私は傘を持ってきていなかった。
とんだ災難である。
学校で傘を借りられないか聞きに行こうとしたところで幸村先輩に捕まった。
とんだ災難である。
部活中の幸村先輩は神の子という異名で周りを圧倒させていたが、引退後はただの優しい先輩だ。
と思っていたが、家まで送るよ、という幸村先輩の申し出を断った後の無言の圧力がすごく怖かったので、引退しても幸村先輩は相変わらずだった。
さて、ただいま我が校憧れの的と相合い傘をしているわけだけれど、会話に困る。
世の中のカップルってこの状態でどんな話してるんだろうか。いやそもそも先輩と私は付き合ってない、そのせいなのかこの状態ってすごく、気まずい。だれか助けてほしい。もうこのまま走り去りたい。
いや待て、逆に幸村先輩はどんな顔してんだろ。めちゃめちゃ気になってきた。
よし、見てみよう。
「…どうかした?」
「いえなにも」
…あれ?こっち見てた?
なんか話そうとしてた?
「もしかして、今何か話そうとしてました?」
「…別に」
[悲報] 幸村先輩、エ○カ様になる。
やっぱり遮ってしまったのがいけなかったのか。
「いや、ごめん。やっぱり」
!?
エ○カ様じゃなかった!
「なんですか!?」
「月、綺麗だね」
!?
いやいやいや
「あの、」
幸村先輩には見えてるんだろうか、綺麗な月が。急に怖い話かな?いや先輩なりの高度なギャグという可能性も捨てきれない。
「…雨ですよね」
「そうだね」
「…それは先輩なりのジョークですか?」
「…」
黙ってしまった…
まずかったか…
「まあ、いいか」
あれれ!?いいんですか!?
「わかったら、聞かせてよ」
…なにを!?
「家、ここだよね?じゃあ、また明日」
「あ、ありがとうございました」
「うん、またね」
…
…
早めに寝て忘れよっと!
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