30歳ルク✕12歳エド

特殊設定ルクエド
30歳教師ルク✕12歳生徒エド


「先生、」
 ソファで寛いでいると、宿題を終えたのか彼が近付いてきた。手を引き膝の上に乗せ、頭を撫でる。
「家では名前で呼んでくれよ」
「……ルーク」
「なんだ?」
 気持ちよさそうに細められた瞳がこちらを見ている。可愛いな、なんて思いながら額にキスを落とせば、それだけで顔を真っ赤にするエドをぎゅうっと抱きしめた。
「なんでもねぇよ」
「ん?」
「なんでもねぇって言ってんだろ」
 小さな手で抵抗してくるのを微笑ましく思いながら、その手を取り、頬擦りをする。子供らしい温かい温度に安心感と、壊してしまいそうな不安を同時に抱く。
「……なぁ、宿題やったんだからごほうびくれよ」
「お、そうだったな。何が欲しい?」
 そう聞くと少し黙った後、キスが欲しいなんて言うもんだから頭を抱えつつ、頬にちゅっと落とせば、不満そうに頬を膨らませた。
「……けっ」
「なんだよ、不満か?」
「別に」
 そう言いながらも不満そうなエドに、溜息を零しながら、唇にそっとキスを落とす。こっちの気も知らないで、まったく。
 すると、仕返しと言わんばかりにキスを返してきたのでこちらも啄むようなキスをした。何度もそうしていると、とろんとした表情で彼が言う。
「なぁ、いつものがいい」
「あれは好きな人とするもんなんだよ」
「教えたのはてめぇだろ」
 小さい舌が、ちろちろと唇を舐める。その赤から目が離せない。嗚呼、そうな風に誘われたら、断れないだろ。
 その赤い舌を包み込むように舌を絡めると、背中に腕が回された。可愛い、そう思うのと同時に、罪悪感で胸がチクチク痛む。
「はぁっ、せんせ……」
「だから名前っ」
「んんっ、るー、く」
 名前を呼ばれ、ずくっと腹が重くなる。可愛い可愛い、俺の教え子。
 これは犯罪だ。そんなことは頭でわかっているし、誰にも言えない。放課後数時間だけの秘密の関係だ。俺は、彼の純粋な好意に甘えている。
「ぁっ、んっ……」
 ちゅっと音を立てながら唾液を啜る。甘い。蕩けそうなくらいに。たどたどしい動きの舌に吸い付きながら、長い時間そうしていた。
 ゆっくり口を離すと、舌同士に銀色の橋が架かる。誤魔化すように額にキスを落とす。
「っ、はぁ……はぁ」
「可愛いな」
 顔を真っ赤にしはぁはぁと肩で息をしているエドが落ち着くのを待ちながら、ぎゅうっと抱きしめていると、小さく「もう一回」ととろんとした表情で言われ、口付ける。
 まだまだ成長途中の身体がぴくぴくと震え、飲みきれなかった唾液が彼の口の端からとろとろと零れ落ちていく。
「ちゅ、……満足したか?」
「はぁ……なぁ、身体熱いっ」
「そういうもんなんだよ」
 零れた唾液をティッシュで拭きながら、ソファに座らせる。飲み物でも持ってきて、落ち着かせるか。と立ち上がろうとすると、裾を引っ張られた。
「ん?どうした?」
「なぁ、ルーク……俺どうしたらいい?」
「何がだ?」
「身体、へんなんだ。ドキドキして、きゅうって」
 涙目でそんな事を言われ、今にも襲いかかってしまいたい気持ちをぐっと抑える。これ以上は駄目だ。お互い戻れなくなる。
「ねぇ、先生。この先教えて」
「っ!」
 涙で潤んだ瞳でそれはズルいだろ、と思わず頭を抱えた。手を拡げ待っているエドを抱きかかえ、そのままベッドルームへと連れて行く。
「いいのか?」
「先生にならいいよ」
 ベッドの上に優しく降ろせば、不安そうにこっちを見てくる彼にキスを落とす。すると安心したように目を伏せるもんだから心配になった。
 そんなだから、俺みたいなのに手を出されるんだ。
「また先生呼びに戻ってんぞ」
「っ、あっ……ルーク」
 覆い被さりながら、改めて身体の小ささに胸が痛くなる。中々動かない俺に痺れを切らしたのか、エドに服を掴まれた。
「ルーク、まだ?」
「……あーもう、嫌なら嫌って言えよ?」
 それはズルい。軽いキスをしながら、少し大きいタンクトップを捲り上げた。可愛らしいピンク色の突起を優しく撫でる。擽ったそうに笑う彼に、どうしようもなく興奮している自分が嫌でしょうがない。
「あははっ、擽ってぇ!」
「擽ったいか、大人はな、ここで気持ちよくなるんだよ」
「ほんとかよ」
 そう聞くと、彼は心底楽しそうな顔で俺の乳首を服の上から擦ってきた。気持ち良くなって欲しいのかよ、なんて思って、嬉しくなる。
「俺は平気なの」
「なんでだよ」
 そうやって笑い合いながらキスをする。幸せだ、と思う。舐めていいか?と聞けば小さく頷いたので、まだ快楽を知らないそこに舌を押し当てる。
「んふふ、やっぱ擽ってぇ」
 ちゅっと吸い付けば、突起の色が少し濃くなった。その背徳感に興奮する。味なんて無いけど、美味い。ずっと吸っていたいくらいには。
「んんっ、気持ちよくなってほしいの?」
「これはそういう物だからな」
「そっか、」
 花が咲いたように笑う彼から、目線が逸らせない。ほら、バンザイと言えば、彼は素直に腕を上げた。そのままタンクトップを脱がせ、まだ毛も生えていない脇にしゃぶりつく。
「なっ、そんなとこ舐めんなよっ!」
「はーっ、どこ舐めても美味いな」
「それやだっ」
 夢中で脇を舐め回せは、彼は顔を真っ赤にしながらぴくぴくと身体を震わせた。可愛い、本気で嫌がってないのがわかって、ちゅっと吸い付いた後そこから離れる。
「可愛い、」
「うっせぇ」
「なあ、下も脱がせていいか?」
「俺だけ脱ぐのやだ」
 そう言って口を尖らせる彼が可愛くて、しょうがねぇな、なんて言いながらシャツを脱ぎ捨てた。
「っ、」
「なんだよ、見惚れちゃった?」
 恐る恐る、6つに割れた腹筋を小さい手が撫でる。力を入れてやればきらきらした目をしながら触ってくるので、思わず頭を抱えた。
「すげぇ……」
「だろ?」
「俺もいつかそうなりてぇな、なれるかな?」
「鍛えてりゃなれるよ。ちゃんと好き嫌い無く食べろよ?ピーマンとにんじん、嫌いだろ」
「うっせぇ、バイソンみたいなこと言ってんじゃねえよ」
 彼の親代わりの男の名を上げられ、嗚呼、今ヤッてることがバレたら殴られるだけじゃ済まないんだろうな、なんて思った。
 スラックスを脱ぎ捨て下着だけになると、そのまま彼のハーフパンツに手を掛ける。
「脱がなきゃ駄目?」
「脱がなきゃ出来ないことを今からするんだよ。嫌か?」
「っ、いや、じゃない……」
 途切れ途切れに言う彼の頬に、少しでも安心出来るようキスを落とす。ゆっくり下着と一緒にハーフパンツを脱がせれば、健気に勃ち上がった可愛らしい陰茎が目に入る。
「ここも舐めていい?」
 問いかければ、小さく頷いた彼に微笑みかけながら、それに舌を絡めた。
「っはぁ、まって」
 小さな手が、力なく顔を押す。まだ皮を被っている陰茎の先端に舌を差し込み舐れば、身体を弓なりに反らす。敏感な頃だもんななんて昔を懐かしみながら、じゅっと吸い付いた。
「っ、う!ん、それだめっ、ふぅっ!」
「はは、かあいい」
 だらだらと流れる先走りを啜り、一緒に胸の突起を弄る。なるだけ優しく、傷付けないように気を付けながらそうすれば、気持ちが良いのか手からどんどん力が抜けていく。
「はぁっ、オナニーくらいしたことあるだろ?」
「しらなっ、はぁっ!んん〜〜〜っ!」
 ぴゅくっと、陰茎から精が吐き出される。量の少ないそれを飲み下し、くたりと脱力している彼の陰茎から口を離した。
「はぁっ、はぁっ……なっ、今飲んだ!」
「ごちそうさま」
 少し汗ばんだ頭を撫でながら、頬にキスを落とす。
「気持ちよかったか?」
「よかっ、た、けど……」
 しどろもどろに呟く彼の顔を覗き込む。顔やら肩やらを真っ赤に染めながら「先生が気持ちよくなってない」と呟かれ、くらくらと目眩がした。
「先生はいいよ」
「でもっ!気持ちよくなってほしい」
 そう言いながら、下着越しに勃ち上がった陰茎を撫でられ、観念した。下着を脱ぎ捨て、彼の腹の上に乗せる。
「でっか……」
「はは、大人だからな。脚で挟み込めるか?」
 少し怯えたように震える彼にそう言うと、恐る恐る太腿で俺の陰茎を挟み込む。唾液を垂らし滑りを良くすると、脚を抱え込み腰を打ち付けた。
「っ!ぅあ、せんせっ!これ、えっちだ」
「えっちなことしてんだよ。最初っから」
 壊さないように気を付けながら、彼の陰茎に擦り付けるように腰を動かす。ぱんっと肌と肌がぶつかる音がして、その度彼が舌っ足らずに喘ぐ。嗚呼、気持ちいい。
「んぅ、せんせ、せんせい!きもちい?」
「はぁっ、うん、気持ちいいよ」
「ぁっ!よかっ、た……おれできもちよくなって?」
「っ、どこで覚えてきたんだそんな言葉!」
 夢中で腰を動かす。本当に何処で覚えてきたんだ……なんて思いながら唇にキスを落とせば、口を開いた。小さい舌が、俺を誘う。
「はぁっ、くぅっ!エドっ、ごめんな」
「なん、であやまっ?」
「ホントはいけないことだからだよ」
「はぁっ、うあっ……おれは、いいよ」
 そう言いながら舌を出されむしゃぶりつく。可愛い可愛い、大切な存在。嗚呼、今この瞬間だけ俺の物だ。
「はっ、はっ……!そろそろ出すぞ」
「ん、ぅ、せんせっ!せんせい、」
 びゅくびゅくと彼の腹の上に精をぶち撒ける。同時にイッたのか、彼の可愛らしい陰茎からもぴゅるっと精が吐き出された。
 お互い肩ではぁはぁと息をする。今までで一番でたかもしれねぇ、なんて思いながら彼を見ると、トロンとした顔で腹に出された精を指に絡め、口へと運んだ。先ほどまでしゃぶっていた小さい舌が、それを舐め取る。
「……まっじぃっ!」
「そう言うもんなんだよ」
 頭を撫で、出した精をティッシュで拭き取る。汗を拭き取りその辺に放り投げた服を拾い集めると、慌てて着せる。
 そろそろこの爛れた時間も終わりが近い。門限までに帰らせないと、教師としてそれだけは守りたい。他はずぶずぶだけど。
「身体落ち着いたか?」
「ん、ちょっと震えっけど大丈夫」
 彼がふらふらと立ち上がったので支えつつ、ベッドルームを後にする。リビングの机の上に出しっぱなしになっていた宿題を片付けると、そのまま乱雑に鞄に突っ込み鞄を背負う。
「ルーク、最後にキスちょうだい」
「ん、ちょっとだけな」
 ちゅっと唇にキスを落とすと、彼の手を引いて部屋を出た。彼の家は俺の部屋の隣の隣だ。同じマンションに住んでると知った時はびっくりしたな、なんて思いつつ手を離す。
「先生、んじゃあな」
「おう、また明日な!」
 そう言って部屋に消えていく彼を見送った。
 
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