エド受け
あの衝撃的な配信から早一月。それなりの頻度で配信をしていたはずの彼は沈黙を貫いていた。
あの配信に映った男が誰なのか、普段の彼を知らない俺では分かることはないだろう。なんて数日間は落ち込んでいたが、元々高嶺の花だったのだ。そう思うことでなんとか自我を保っていた。
「もう忘れよう」
そう思い立ったタイミングで、スマホの通知が鳴る。なんだろうとディスプレイを見て、思わず手が止まった。
それは彼の配信を伝える通知だった。
同じ様に通知を受け取ったのか、配信枠にわらわらと人が集まり始める。コメント欄は肯定的な意見と否定的な意見、そのどちらもで埋め尽くされており、ノイズになる気がしてそっとコメント表示をオフにした。
「おう、お前ら元気だったか?」
いつも通り黒いマスクをした画面の中の彼が、いつもの挨拶を口にする。久しぶりに見る彼は、少し緊張した様子ではあるが、元気そうだった。
よかった、とほんの少し安心する。あの男が悪い奴なのかもしれない、と言う気持ちがあったからだ。すでに上半身裸の彼の身体には痣等はないし、なんならちょっと艶が増したか?というくらいだった。
「間空いちまって悪ぃな。その分、今日は楽しんでってくれ」
そう言うと、彼は床に大小様々な大きさのローターを取り出し、誰かを呼ぶような仕草をした。
「今日はこいつが手伝ってくれるから……」
画角に誰かが映り込んでくる。顔こそ見えないが、体格的に前回の配信に映り込んだ男だろう。
一瞬、彼が何を言っているのか理解できなかった。今、手伝ってくれると言ったか?と、画面に釘付けになる。そいつは一体、彼の何なのだろう。
「あ?誰って?ん……えっと、コイビト」
コメント欄で聞かれたのか、少し照れながら言う彼に、頭が爆発したような衝撃に襲われる。わかっていたけども、直接言われると破壊力がすごい。
それなのに、そんな彼がこれからどうなってしまうのか気になる自分がいて困惑する。
「うっせぇって、脅されてねぇから安心しろよ」
そう言いながら、彼はハーフパンツを下着ごと脱ぐと後を向いた。
「この画角なら見えるか?」
尻をこちらに向けながら彼は言う。確かにその体勢なら彼の縦に割れた後孔もよく見える。強いて言うなら顔が見れないのが残念か。
男の手が、そっと尻を這うように撫でた。
「んぅっ、はぁっ……」
可愛らしい吐息を吐きながら、彼は身体を震わせる。画角の外でキスでもしているのか、ちゅうちゅうといやらしい水音がした。何を見せられているんだ、と思うと同時に、確かに興奮している自分がいる。
「んんっ、ちゅっ……、はぁっ、あっ!」
ローションに塗れててかてか光る指が2本、ゆっくり後孔に挿入される。遠慮なく突き入れられた指が、くぱくぱと孔を拡げていて、ナカの赤い肉壁が隙間から見えた。
「ひっ、いきなり2本っ、んんっ……ひろげんなって、あぁっ……、う♡」
恥ずかしそうに肩まで赤く染めながら彼が喘ぐ。恋人の前ではこんな風に感じるんだ。と思わず頭を抱えた。
「んあ゛♡指で前立腺ごりごりされてるっ♡そこばっかぁっ、すぐイッちゃう♡」
マスクを顎に下ろした彼の顔がちらっと見える。想像通りの可愛らしい顔に、むくむくと自身の陰茎が勃ち上がった。
「はぁっ、あ゛っ♡ん゛っ、♡〜〜〜〜っ♡♡」
びくびくと身体を跳ねさせ、彼は中イキをキメる。きゅうきゅうと収縮するそこから指が引き抜かれると、男が1つ目の小さめのローターを手に取った。
「まって゛っ、いまっ♡イッてるからっ♡」
静止も虚しく、スイッチの入れられたそれが後孔にゆっくり挿入されていく。
「ひぃっ、あ゛っ♡ぶるぶるするっ♡ぜんりつせ、揺れるっ♡♡」
あっと言う間に飲み込まれたローターのコードが後孔から垂れていて、エロい。間髪入れず、男がイボイボの付いたローターを手に取った。
「あ゛ぁっ、それ♡ぜってーヤバい♡♡あ゛っ、はいってくる、っはぁ♡ナカぞりぞり抉られてっ、あたまだめになりそ♡」
はぁはぁと息を吐きながら、彼が乱れる。ゆっくりと焦らすように飲まれていくローターに思わず釘付けになった。
そうして、彼の中にどんどんローターが飲み込まれていく。あっという間に複数のローターを挿入された彼は、すでにでろでろに蕩けており、男の成すがままにこてんとひっくり返された。何度もイッているのか、腹は精やら潮やらでびしょびしょだ。
「〜〜〜〜っ♡♡♡あ゛っ、なか、えぐられてる♡♡お゛っ、ヤバい♡♡」
彼は自分からM字に脚を開くと、唾液でべしょべしょになった可愛らしい顔を快楽に歪めながら言った。
「ぐぅっ♡ろーたー産んでくからっ♡おれのえっちなとこ見て♡♡」
男と手を繋ぐと、彼が息む。ヒクヒクと収縮するそこから、ピンク色のローターが顔を出す。しかし、腹に力を入れると前立腺を苛められるのか大きく身体を跳ねさせ絶頂すると、ゆっくり戻っていってしまった。
「お゛〜〜〜っ♡♡♡むり、これ!むりっ♡♡できないっ♡♡♡」
それを許さないと言わんばかりに、彼の腹を男の手が撫でる。ぎゅむぎゅむと押され、彼はぶしゃっと潮を吹いた。
「〜〜〜〜っ♡♡おさないれっ♡♡なかっ、ごりごりしゅる♡♡」
呂律の回っていない彼は、それでもゆっくり後孔に力を入れる。ゆっくり先程のピンク色のローターが顔を出し、ころんと床に転がった。ぶーぶーと震えるそれは、ローションでてかてかと濡れていて、ほこほこと湯気が上がっているようにさえ思えた。
「っ、お゛っ♡♡はぁ、はぁっ!♡♡まず1つ目ぇっ♡♡」
すでに息も絶え絶えな彼は、焦点の合っていない目でそう呟く。
間髪入れずに力を入れると、ナカから違った色のローターが顔を出した。息を吐きながら、ゆっくりそれを吐き出す。
「んぎぃっ♡♡にこめっ、あ゛っ♡♡ん゛ん゛っ!♡♡」
そうやって、彼は時間を掛けて何度もイキ散らしながらローターを産んでいく。意識が飛びそうになる度に陰茎を扱かれ、気絶は許されなかった。もはやそれは、一種の罰の様にさえ感じられる。
「お゛っ♡♡へぇっ♡♡へぇっ♡♡もっ、むりぃ……はへっ♡」
後孔から伸びるコードの数から、ナカに残っているのは後2つだろうか。堪らずぼろぼろと泣き出してしまった彼は、男に何かを囁くとキスを強請る。
ちゅくちゅくと粘膜同士がくっつき合う音が、ローターの音に紛れて聞こえる。ふと、男が後孔に手を伸ばした。
何をするのかと見ていると、コードを1本取って勢い良く引き抜く。
「かはっ♡♡〜〜〜〜っ!♡♡」
ナカからイボイボした形のローターが吐き出される。瞬間、彼は陰茎から色のついた液体をしょろしょろと零した。
「お゛へぇっ♡♡ん゛〜〜〜〜っ♡♡♡」
余韻でイッているのか、彼は唾液をだらだら垂れ流しながらがくがくと身体を震わせる。
「次でぇ♡♡さいごぉっ、♡♡あ゛〜〜〜〜っ!♡♡♡」
男が最後残ったコードを引っ張ると、一番大きなローターがゆっくり顔を出した。
壊れたように身体を揺らしながら、腹に力を入れているのが腹筋の動きでわかる。ぽこん、と音を立てて吐き出されたそれが床に落ちると、彼は脱力した。
「へぇっ♡♡へぇっ♡♡♡ぜんぶ、うめたからっ♡♡お゛へっ♡♡ゆるしてっ♡♡」
彼が男に許しを請う。何をしでかしたんだろう、と冷静な時なら思ったかもしれないが、それどころではなかった。
びくんびくんと身体を跳ねさせる彼を視姦しながら、己の陰茎を扱く。こんなえっちな姿を見せられて、抜けないわけがない。
「もっ♡♡ここにちんこいれて♡♡お前のでイキたい♡♡」
甘えた声に、頭が爆発しそうなくらい興奮する。なんだこれ、なんだこれ。困惑しながらも、手が止まることは無かった。
「あはっ♡♡♡ちんこ、くる♡♡♡」
男のいきり立った陰茎が、ローターが抜けてぽっかり開いた後孔に飲み込まれていく。とちゅっと奥まで一気に差し込まれ、彼はぐるりと白目を剥いた。そのまま意識を手放すかと思ったが、ギリギリのところでなんとか持ちこたえたようだ。
「お゛へぇっ♡♡おっきいのきた♡♡♡あ゛ぁ゛っ♡♡ずっろいっれゆ♡♡♡お゛っ♡♡♡〜〜〜〜っ♡♡♡」
潮を何度も吹き出しながら、彼は成すがままに揺さぶられる。もはや何を口走っているのかも本人はわかっていないだろう。それぐらい、蕩けきっていた。
「〜〜〜〜っ!!♡♡♡〜〜〜〜っ!♡♡♡」
それは、男がナカで果てるまで続けられた。
「っ、はぁ♡♡へぇっ♡♡きょうは、っここまで♡♡またな♡♡♡」
かろうじて意識を保っていた彼がそう言うと、男の陰茎がずろろっと引き抜かれる。動けない彼に代わって、男がカメラに近付いてくると、そのままぶちっと配信を切られた。
後に残ったのは、ティッシュの山と、頭を抱える自分だけだった。
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