ラシエド
オメガバースです
『発情来た』
短いメッセージを見て、一度だけ案内された家を目指す。不定期に発情が来る体質の彼は、その一回一回が重たい。それでもプライドの高い彼からこのメッセージが来るってことは、きっと相当辛いんだろう。
たまたまこっちに来ていたタイミングで良かったと思う反面、もしかして俺がこっちに来たから?なんて期待もしてみたり。
記憶を頼りに角を曲がれば、少し寂れたアパートが目に入る。たしかここだったはず、と以前預かった合鍵を手に取ると鍵を差し込んだ。
ガチャリと鍵の開く音がして、扉を開ければむせ返るほどの甘い香りがする。
「わぁ、すごい……」
思わずごくりと生唾を飲み込む。部屋に入り込むと、下着を膝まで下ろした状態でベッドに丸まっている彼に近付き声を掛けると、前来た時に置いていった俺のタオルをしゃぶっていた。
「大丈夫?」
「はぁっ、らしーど?」
「うん、ちゃんと俺だよ」
こちらを見た彼の額にキスを落とし、身体を擦れば敏感になっている彼はびくんびくんと身体を跳ねさせた。
「あぅっ、ラシード……」
「また抑制剤効かなかったの?」
「うん」
もうわけがわからないくらい蕩けきっている彼のフェロモンに、こっちも当てられそうだ。花のような、ハチミツのような、甘い甘い香り。美味しそうだな、なんて思いながらなんとか留まる。
「なぁラシード、抱いてっ」
「っ、欲しくなっちゃった?」
「欲しいっ、ここ切なくてっ」
そう言いながら、後孔を拡げられ頭がくらくらした。一人でしていたのか、そこはとろとろに蕩けきっていて理性が飛びそうになる。
「……いいよ、あげる」
「っ、はぁ……早くっ」
縋り付いてくる彼をベッドに押し倒し、耳元で囁く。
「待ってって、ゆっくりやっていこ?」
唇にちゅっと何度も吸い付きながら腹を撫でる。下腹部を押せば、切ないのか彼から甘い吐息が漏れた。
可愛らしい、俺だけのΩ。
開かれた口に舌を滑り込ませ、歯列をなぞる。その度に吐息が漏れ、彼の腰がかくかく動いた。
「はぁっ、んんっ♡ちゅっ、あっ♡」
「ふふ、腰動いてるよ?可愛いね」
熱っぽく呟き、再度口内を嬲る。おずおずと差し出された舌を絡め取り、ちゅうちゅうと夢中で吸い付けばその度に彼は身体を跳ねさせた。
「んんっ♡ふっ♡あぁっ♡」
勃ちきった胸の突起をきゅっと摘み上げる。腰をくねらせ感じ入る彼に、思わず口角が上がった。
「可愛い、もうここ大っきくなってる……こんなに腫らして……これじゃあもういつもの服着れないね」
「はぁ♡あ゛、潰さないでっ♡♡」
発情しているからかとても良い反応が返ってきて煽られる。今すぐに突っ込みたい衝動に駆られるが、ぐっと抑えて胸の突起を嬲った。
「うんうん、たくさん触ってあげるね♡」
「だっ、あっ♡♡乳首でイッちゃ、う♡」
「気持ちよくなっていいんだよ」
「ひぃん♡ん゛っ、あ゛っ♡」
身体を弓なりに反らしながら、彼が果てる。びゅくびゅくと勢い良く精が吐き出されて、彼がしゃぶっていたタオルに掛かった。
しぱしぱと目を開閉させている彼に、いつになく蕩けているな、と思う。可愛い、と思いながら赤らんだ胸の突起を口に含みぐにぐにと甘く食む。
「ん゛ん゛っ♡♡あ゛っ、♡♡らしーどっ、なかせつないっ♡♡」
「今はここ、でしょ?」
舌先で弾くように刺激しながら、もう片方を指で摘み上げる。そのうち、ここから母乳が出たらいいな、なんて思いながら吸い付けば、彼がひんひん泣き始めた。
「やらぁっ、♡♡あっ♡そこばっか♡♡」
「あらら、泣いちゃった。ごめんね、ちょっと意地悪し過ぎた」
汗ばんだ額にちゅっとキスを落とし、擽るように顎を撫でれば、彼は手にすり寄ってきた。それを猫みたいで可愛いな、と思う。
「なぁっ、きす、ほしい♡♡」
「いいよ。ほら、おいで?」
腕を広げれば、涙目の彼が腕に飛び込んでくる。ぎゅっと抱きしめ、カサついた薄い唇に吸い付いた。何度もそうしていると、彼が口を開き舌を出した。それを絡め取り、舌同士をこすり合わせる。
「ふっ、ぅ……♡んんっ、♡」
「はぁっ、可愛いね……」
「うっせぇっ、はぁっ♡♡」
「ちょっと落ち着いてきた?」
「っ、はぁ……まだほしい」
彼はそのままこてん、とベッドに寝転がると分泌液でびしゃびしゃになった後孔を両手で開きながら「抱けよ」と小さく呟いた。
流石にそのまま突っ込むのは気が引けるので手を這わせると、弄っていたからか少し赤みのあるそこに指を差し込む。確かに大分柔らかくなっていた。これならすぐ挿入しても大丈夫そうだが、それじゃあ芸が無いよね。
そう思い、指をそっと引き抜くと彼の脚を持ち上げて舌を這わせた。
「へっ?」
「そう言えは舐めたことなかったよね」
「っ、そんなとこっ!」
「エドは何も気にしなくていいよ。もっと気持ち良くなって?」
垂れ流された分泌液を舐め取ると、柔らかくなった後孔に舌を差し込む。彼の表情を眺めながらつぽつぽ出し入れをすれば、気持ち良さに蕩けきった彼からえっちな声が聞こえ始めた。
「はぁっ♡あ゛っ♡やだっ♡♡それっ♡♡」
「ん、気持ち良いでしょ?」
「はずかしいっ、♡♡ん゛あっ♡♡」
一緒に陰茎も扱いてやれば、気持ち良さそうに身体をくねらせた。感じる度、舌がきゅうきゅうと締め付けられる。それを感じながら弄っていると、じゅわっとナカから分泌液が溢れ出して、いっそ溺れそうなくらいだった。
「ははっ、すごい溢れてくる。可愛いね」
「んあっ、はっ♡♡あ゛っ♡♡」
見せ付けるように、彼の白い足の付根に跡を散らしていく。その度に身体をぴくぴくと跳ねさせる彼が可愛くて、陰茎の先端を軽く擦ればぷしゃっと潮を吹いた。
「ん゛〜〜〜〜っ!♡♡♡」
「上手に吹けたね。いい子いい子」
「っ♡はぁっ、もっ、むりぃ♡はやくいれてほしっ♡」
これ以上は流石に可哀想かなと、チャックを下ろしすでに勃ち上がった陰茎にゴムを被せると、くぱくぱと切なそうに収縮する孔に陰茎を押し当てる。すると、彼がうっとりとした表情で「はいってくるっ♡♡」なんて呟いたものだから、危うく出かけた。
「っ、まったくもう!」
「はへっ♡♡へっ♡♡♡あ゛っ♡♡」
なるべく負担にならないように、ゆっくりと……なんて思っていたけど、これは我慢出来そうにない。
ぐっと強く腰を推し進め、しこりをカリ首でごりごり抉るように刺激すれば、ナカでイッたのかきゅうきゅうと肉壁が絡みつくように締め付けてきた。
「ん゛あ゛っ♡♡〜〜〜〜っ!♡♡」
「っ、ナカすごいうねってる。持っていかれそう……動くよ」
ずろろっと陰茎を引き抜き、そのまま勢いをつけて腰を打ちつける。ぱんっと乾いた音が甘い匂いの充満した部屋に響いて、反響した。
奥を突く度、壊れたように陰茎から潮が吹き出していた。可愛い、と何度も口に出しながら、腰をくねらせ息も絶え絶えの彼を責め立てていく。
「あ゛あっ、おく♡へぇっ♡♡きたっ♡♡」
「はぁっ、気持ち良いね」
「きもちぃっ、♡♡とけるっ!♡♡あっ、うん!♡♡」
項を噛んでしまいたい欲求をなんとか跳ね除け、ぎりぎりのところで理性を保ちなから、出し入れを繰り返した。
「らしーどっ♡♡だめっ♡♡おっきいのきちゃう♡♡」
「イッていいよ」
「くぅん〜〜〜〜っ♡♡♡」
犬のように鼻を鳴らしながら、彼が果てた。ぎゅうっと後孔を締め付けられ、自分もゴムの中にびゅくびゅくと精を吐き出す。
「ふーっ……、」
「っ、ぅ、はぁっ♡♡」
意識が朦朧としてるのか、ぼんやりと宙を見ながら余韻に浸っていた彼が、キスが欲しそうにそわつくものだからその唇に噛み付くように吸い付いた。
『発情来た』
短いメッセージを見て、一度だけ案内された家を目指す。不定期に発情が来る体質の彼は、その一回一回が重たい。それでもプライドの高い彼からこのメッセージが来るってことは、きっと相当辛いんだろう。
たまたまこっちに来ていたタイミングで良かったと思う反面、もしかして俺がこっちに来たから?なんて期待もしてみたり。
記憶を頼りに角を曲がれば、少し寂れたアパートが目に入る。たしかここだったはず、と以前預かった合鍵を手に取ると鍵を差し込んだ。
ガチャリと鍵の開く音がして、扉を開ければむせ返るほどの甘い香りがする。
「わぁ、すごい……」
思わずごくりと生唾を飲み込む。部屋に入り込むと、下着を膝まで下ろした状態でベッドに丸まっている彼に近付き声を掛けると、前来た時に置いていった俺のタオルをしゃぶっていた。
「大丈夫?」
「はぁっ、らしーど?」
「うん、ちゃんと俺だよ」
こちらを見た彼の額にキスを落とし、身体を擦れば敏感になっている彼はびくんびくんと身体を跳ねさせた。
「あぅっ、ラシード……」
「また抑制剤効かなかったの?」
「うん」
もうわけがわからないくらい蕩けきっている彼のフェロモンに、こっちも当てられそうだ。花のような、ハチミツのような、甘い甘い香り。美味しそうだな、なんて思いながらなんとか留まる。
「なぁラシード、抱いてっ」
「っ、欲しくなっちゃった?」
「欲しいっ、ここ切なくてっ」
そう言いながら、後孔を拡げられ頭がくらくらした。一人でしていたのか、そこはとろとろに蕩けきっていて理性が飛びそうになる。
「……いいよ、あげる」
「っ、はぁ……早くっ」
縋り付いてくる彼をベッドに押し倒し、耳元で囁く。
「待ってって、ゆっくりやっていこ?」
唇にちゅっと何度も吸い付きながら腹を撫でる。下腹部を押せば、切ないのか彼から甘い吐息が漏れた。
可愛らしい、俺だけのΩ。
開かれた口に舌を滑り込ませ、歯列をなぞる。その度に吐息が漏れ、彼の腰がかくかく動いた。
「はぁっ、んんっ♡ちゅっ、あっ♡」
「ふふ、腰動いてるよ?可愛いね」
熱っぽく呟き、再度口内を嬲る。おずおずと差し出された舌を絡め取り、ちゅうちゅうと夢中で吸い付けばその度に彼は身体を跳ねさせた。
「んんっ♡ふっ♡あぁっ♡」
勃ちきった胸の突起をきゅっと摘み上げる。腰をくねらせ感じ入る彼に、思わず口角が上がった。
「可愛い、もうここ大っきくなってる……こんなに腫らして……これじゃあもういつもの服着れないね」
「はぁ♡あ゛、潰さないでっ♡♡」
発情しているからかとても良い反応が返ってきて煽られる。今すぐに突っ込みたい衝動に駆られるが、ぐっと抑えて胸の突起を嬲った。
「うんうん、たくさん触ってあげるね♡」
「だっ、あっ♡♡乳首でイッちゃ、う♡」
「気持ちよくなっていいんだよ」
「ひぃん♡ん゛っ、あ゛っ♡」
身体を弓なりに反らしながら、彼が果てる。びゅくびゅくと勢い良く精が吐き出されて、彼がしゃぶっていたタオルに掛かった。
しぱしぱと目を開閉させている彼に、いつになく蕩けているな、と思う。可愛い、と思いながら赤らんだ胸の突起を口に含みぐにぐにと甘く食む。
「ん゛ん゛っ♡♡あ゛っ、♡♡らしーどっ、なかせつないっ♡♡」
「今はここ、でしょ?」
舌先で弾くように刺激しながら、もう片方を指で摘み上げる。そのうち、ここから母乳が出たらいいな、なんて思いながら吸い付けば、彼がひんひん泣き始めた。
「やらぁっ、♡♡あっ♡そこばっか♡♡」
「あらら、泣いちゃった。ごめんね、ちょっと意地悪し過ぎた」
汗ばんだ額にちゅっとキスを落とし、擽るように顎を撫でれば、彼は手にすり寄ってきた。それを猫みたいで可愛いな、と思う。
「なぁっ、きす、ほしい♡♡」
「いいよ。ほら、おいで?」
腕を広げれば、涙目の彼が腕に飛び込んでくる。ぎゅっと抱きしめ、カサついた薄い唇に吸い付いた。何度もそうしていると、彼が口を開き舌を出した。それを絡め取り、舌同士をこすり合わせる。
「ふっ、ぅ……♡んんっ、♡」
「はぁっ、可愛いね……」
「うっせぇっ、はぁっ♡♡」
「ちょっと落ち着いてきた?」
「っ、はぁ……まだほしい」
彼はそのままこてん、とベッドに寝転がると分泌液でびしゃびしゃになった後孔を両手で開きながら「抱けよ」と小さく呟いた。
流石にそのまま突っ込むのは気が引けるので手を這わせると、弄っていたからか少し赤みのあるそこに指を差し込む。確かに大分柔らかくなっていた。これならすぐ挿入しても大丈夫そうだが、それじゃあ芸が無いよね。
そう思い、指をそっと引き抜くと彼の脚を持ち上げて舌を這わせた。
「へっ?」
「そう言えは舐めたことなかったよね」
「っ、そんなとこっ!」
「エドは何も気にしなくていいよ。もっと気持ち良くなって?」
垂れ流された分泌液を舐め取ると、柔らかくなった後孔に舌を差し込む。彼の表情を眺めながらつぽつぽ出し入れをすれば、気持ち良さに蕩けきった彼からえっちな声が聞こえ始めた。
「はぁっ♡あ゛っ♡やだっ♡♡それっ♡♡」
「ん、気持ち良いでしょ?」
「はずかしいっ、♡♡ん゛あっ♡♡」
一緒に陰茎も扱いてやれば、気持ち良さそうに身体をくねらせた。感じる度、舌がきゅうきゅうと締め付けられる。それを感じながら弄っていると、じゅわっとナカから分泌液が溢れ出して、いっそ溺れそうなくらいだった。
「ははっ、すごい溢れてくる。可愛いね」
「んあっ、はっ♡♡あ゛っ♡♡」
見せ付けるように、彼の白い足の付根に跡を散らしていく。その度に身体をぴくぴくと跳ねさせる彼が可愛くて、陰茎の先端を軽く擦ればぷしゃっと潮を吹いた。
「ん゛〜〜〜〜っ!♡♡♡」
「上手に吹けたね。いい子いい子」
「っ♡はぁっ、もっ、むりぃ♡はやくいれてほしっ♡」
これ以上は流石に可哀想かなと、チャックを下ろしすでに勃ち上がった陰茎にゴムを被せると、くぱくぱと切なそうに収縮する孔に陰茎を押し当てる。すると、彼がうっとりとした表情で「はいってくるっ♡♡」なんて呟いたものだから、危うく出かけた。
「っ、まったくもう!」
「はへっ♡♡へっ♡♡♡あ゛っ♡♡」
なるべく負担にならないように、ゆっくりと……なんて思っていたけど、これは我慢出来そうにない。
ぐっと強く腰を推し進め、しこりをカリ首でごりごり抉るように刺激すれば、ナカでイッたのかきゅうきゅうと肉壁が絡みつくように締め付けてきた。
「ん゛あ゛っ♡♡〜〜〜〜っ!♡♡」
「っ、ナカすごいうねってる。持っていかれそう……動くよ」
ずろろっと陰茎を引き抜き、そのまま勢いをつけて腰を打ちつける。ぱんっと乾いた音が甘い匂いの充満した部屋に響いて、反響した。
奥を突く度、壊れたように陰茎から潮が吹き出していた。可愛い、と何度も口に出しながら、腰をくねらせ息も絶え絶えの彼を責め立てていく。
「あ゛あっ、おく♡へぇっ♡♡きたっ♡♡」
「はぁっ、気持ち良いね」
「きもちぃっ、♡♡とけるっ!♡♡あっ、うん!♡♡」
項を噛んでしまいたい欲求をなんとか跳ね除け、ぎりぎりのところで理性を保ちなから、出し入れを繰り返した。
「らしーどっ♡♡だめっ♡♡おっきいのきちゃう♡♡」
「イッていいよ」
「くぅん〜〜〜〜っ♡♡♡」
犬のように鼻を鳴らしながら、彼が果てた。ぎゅうっと後孔を締め付けられ、自分もゴムの中にびゅくびゅくと精を吐き出す。
「ふーっ……、」
「っ、ぅ、はぁっ♡♡」
意識が朦朧としてるのか、ぼんやりと宙を見ながら余韻に浸っていた彼が、キスが欲しそうにそわつくものだからその唇に噛み付くように吸い付いた。
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