主♂エド
とんでもないものを手に入れてしまった。なんでも、えっちな気分になる薬だと言う。
そんなの、使ってみたくなるだろ。と思ったが、怪しい物を勝手に盛るのは流石に気が引ける。
とりあえず自分で飲んでみたが、ちょっと身体が温まるくらいで特に何もなかった。
それならばと、飲み物に数滴垂らしたのがつい先程の話。
それをごくごく音を立てて飲んだ彼が、呻きながらソファに蹲った。
「どうしました?」
様子のおかしい彼に声をかける。隣に座り、肩に手を置くと、彼がびくっと身体を揺らした。
「なんか、身体おかしい」
「大丈夫ですか?」
「あっ、やだ……今触んな」
差し出そうとした手を払われて、思わず彼の顔を見ればトロンとした目でこちらを見ていた。
あの薬のせいだとは思うが、俺が飲んだ時はそうでもなかったので驚いていると、手を引かれて押し倒される。馬乗りになりながら胸ぐらを掴まれ思わず呻いた。
「お前、なんか入れやがったな?」
「……」
「なんとか言えよ」
「……ごめんなさい」
そう言うと、彼はジャケットを脱いで椅子に投げた。ふうふうと辛そうに息をしながら、首筋に顔を埋めてくる。ちゅ、と音を立てて吸い付くと、小さな小さな声で「……責任取れよ」と囁いてきた。
お許しが出たので、いつもよりも体温の高い肌を撫でる。
「あっ、ぅ……ぞわぞわする……」
「ふふ、可愛い」
「はぁっ、手ぇ……気持ちいいっ」
ただ撫でているだけなのに身体をビクつかせる彼に、このまま進めていったらどうなるんだろう、なんて思う。良く引き締まった胸に触れ、その感触を楽しむように指を埋める。既に勃ち上がった突起の周りを焦らすように撫でれば、堪らず声を上げた。
「あっ、ぅ……なぁ、……はやく乳首触って欲しい」
「あはは、余裕ないですね」
「誰のせいだと……っ、う゛ぅっ!」
強請られたのでそっと胸の突起へ触れる。指先でかりかりと掠ればいつもよりも過敏になっているのか、それだけで声を上げる彼に興奮を覚えた。
「ああっ♡♡んう、それきもちいっ♡♡」
「素直で可愛いですね」
「くそっ、ばぁか!はぁ♡ん゛、っ♡♡」
口の端から唾液を垂れ流し感じ入る彼が可愛くてつい苛めたくなるのをぐっと我慢して、既に力の抜けている彼にベッドへ行きますか?と問えば小さく頷いた。
上から退いたは良いがその場でへたり込む彼を抱きかかえベッドへ直行すると、そのまま押し倒す。
「はは、顔真っ赤」
「うるせぇっ……」
「ごめんなさい」
「別に、もういい」
そっぽを向いてしまった彼の頬にキスを落とす。可愛くてしょうがない彼をぎゅっと抱きしめながら微笑んだ。
ちゅっと音を立ててそのまま首筋に跡を残していけば、その度ぴくぴくと身体を跳ねさせる。
「ふっ、あっ……♡」
「気持ちいいね」
「う、ん……」
胸の突起を口に含む。もう片方を揉みしだきながら、ころころと弄ぶと、たまらないと言わんばかりに喉を晒す。
「う゛あっ!♡♡やらっ……♡♡ぁ〜〜!♡♡」
じゅっと音を立てて可愛らしい突起に吸い付く。舌先で穿るように苛めてやれば、彼はいやいやと首を振った。
「ああっ♡♡それぇっ、だめっ、♡♡イッちゃう♡♡」
「ほら、イッていいよ」
「っ〜〜〜〜!♡♡」
身体を強張らせ、感じ入る彼の頭を撫でる。それさえ気持ちがいいのか嬌声を上げるのを見て、そっと唇を重ねた。啄むように唇を合わせていると、舌を差し出されたのでそのまましゃぶりつく。
「んん♡♡、っ、ちゅっ、♡はあっ……♡♡」
「っ……ふふ、可愛い」
「ううっ、……下も触ってほしいっ♡」
とろけきった顔でそう言われ、生唾を飲み込む。首筋に噛みつきながらスキニー越しに陰茎を撫でれば、腰をかくかく揺らしながら擦り付けて来たので微笑みつつ。
「はぁ♡♡ん、」
「どうされたい?」
「っ……♡♡……ひどくされたい♡♡」
「ん゛、可愛い」
目に涙を浮かべながら言う彼に、思わず頭を抱える。ズルすぎるだろこんなの。まぁそういう風に育てたのは俺なんだけども。
「いいよ……酷くしてあげる」
「っ、♡♡ひぅっ♡♡」
下着ごとスキニーを下ろし、勃ち上がった陰茎を扱く。直接的な快感に堪らず声を上げる彼を特等席で眺めながら、食べ頃に熟れた先端にしゃぶりついた。
「んああっ♡♡まっ、♡♡♡まって♡♡♡」
「ちゅっ、駄目……待たない」
「ん゛ん、♡♡はう、♡♡あ゛あ゛っ♡♡♡」
鈴口に舌を這わせ、滲み出る先走りを啜る。なんとも言えない味が口に広がるが、彼のだと思えばそれこそ蜜のような物だった。
敏感になった先端を重点的に刺激してやれば、彼はがくがくと身体を小刻みに震わせ感じ入った。
「はぁっ♡♡♡あ゛ん♡♡そこばっか♡♡♡あ゛うっ!♡♡」
限界が近いのか息も絶え絶えな彼を追い詰めるように奥まで咥え込むと、わざと音を立てて出し入れを繰り返す。
「ひあっ!♡♡♡来ちゃうっ♡♡うぅ〜〜〜〜っ!♡♡♡」
喉に粘っこい精が吐き出される。ゆっくり飲み下しながら、かくかく動く腰を押さえ付け尿道に残った精まで啜ると口を離した。
「ふぅ、ごちそうさま」
「はぁっ♡♡♡はあっ……♡♡♡」
「まだ休んだら駄目だよ」
先程の責めで赤くなった先端を、手のひらで転がすように刺激する。
瞬間、イったばかりの彼は舌を突き出しながら反り返った。
「がっ、!♡♡あ゛あ゛ぁぁあ!!♡♡」
「すごい声」
「ま゛っ♡♡き゛つい!♡♡♡あ゛ァ!♡♡」
「酷くしてって言ったのはエドくんでしょ?」
強すぎる刺激に、彼の身体がぶるぶる震える。それを可愛いななんて思い眺めながら追い詰めていく。
「んぎぃっ♡♡あ゛ぁぁ!!♡♡だめになるぅ!♡♡♡」
「あはは、駄目になっていいよ」
「っ〜〜〜〜!!♡♡♡」
ぷしっと音を立てて何度も潮が飛び散って、彼の腹を濡らす。顔に掛かった潮を近くにあったタオルで拭きながら、ローションが入っているサイドチェストに手を伸ばす。
「はっ♡♡♡はっ♡♡♡」
「まだバテないで、これからだから」
「っ、ぅ♡♡♡ん♡♡♡」
手にローションを広げ、温めながら彼に話しかける。息も絶え絶えな彼の身体を擦れば、それさえ気持ちいいのかびくびくと身体を跳ねさせていた。
温めたローションをたっぷり指に絡めると、それを後孔に飲み込ませる。
「ひぁっ!♡♡、あっ♡♡んんっ♡♡」
きゅうきゅうと締め付けてくる肉壁を掻き分けながら進んでいく。いつもの場所をとんとんと刺激すれば、彼が縋り付いてきた。
「う゛ぅ!♡♡あ゛ん、♡♡」
「ふふ、可愛い」
「あ゛あ〜〜〜〜っ♡♡♡」
彼の手に力が入る。どうやら出さずに果てたらしい。可愛さに思わずキスをしようとするが、さっき彼の物を舐めたしなと思って躊躇っていると、彼の方から唇を重ねてきた。
「いいんです?」
「いいから♡♡してほしい♡♡」
お言葉に甘えて、口の隙間から舌を差し込み彼の口内を貪る。後孔に埋めた指を拡げるように動かせば、隙間から嬌声が漏れた。
「んちゅ、はぁ♡♡ふっ♡♡♡」
一頻り貪ると、唇を離す。二人の間に銀色の橋がかかる。
指をゆっくり引き抜き、本数を増やして埋めていく。ローションの滑りを借りて引っかかることなくするすると挿入されていく指に、彼が身動ぎをした。
「大丈夫そう?」
「ん、♡♡だいじょぶ……♡♡」
ぎゅっと抱きしめながら首筋に吸い付いて跡を残す。後で怒られるだろうが、付けたいものは仕方ない。開き直ろう。
指をぐぱぐぱと拡げ慣らしていると、焦れて耐えきれなくなった彼が「もうだいじょぶだから」と言って擦り寄ってきた。
確かに俺もそろそろ限界だが、痛い思いをしてほしくないが勝っているため、もう少しだからと言ってなんとか耐える。
すると、彼は己の後孔に指を這わせると、そのまま挿入して「だいじょぶだろ?」と笑ったのでついに限界が来た。
「はーホント、無自覚って質悪い!」
音を立てて指を引き抜くと、陰茎を取り出しローションをふりかける。冷たさに驚く暇もなくそのまま後孔に押し当てた。