主♂エド
産卵の話
人を選ぶかも
目の前でお腹を抱えながら息む彼の手を取る。少しでも楽になるように後ろから抱きしめ、腹を撫でてやれば、そのままもたれ掛かって来て思わず微笑んだ。
「出せそう?」
「んあ……んん、はーっはーっ……もうちょい……」
「うん、いい子いい子」
「ん、うっ……んあっ、やっ!……ああ!」
頭を撫でればビクつく彼にベッドが軋む。
応援することしかできないことを歯がゆく思いながら見守れば、やがてタオルの上にコロンと音を立ててミント色をした物が転がった。それはまるで鶏の卵のようだった。
「お疲れ様」
「ふっー、ふっー……」
力が抜けて倒れ込む彼を抱きかかえながら、体液に濡れたそれをタオルで拭く。
彼は卵を不定期に産む、特異な体質の人間だ。初めてカミングアウトされた時は驚いたが、まあそういうこともあるのだろう。
今ではこうして産む姿を見せてくれる様になったので良かったといえば良かったのかもしれない。
ただ、まぁ悲しいことに俺の性癖はめちゃくちゃなのだが……。
「っ、なんか、まだ腹の奥にある……」
「卵詰まり?」
「ばっ触んな」
筋肉のついた良く引き締まった腹を撫でる。たしかに腹の奥に硬いものがあるのがわかって、試しにグッと押してみる。
「はぁっ!やぁっ、われちゃう……押さないでっ」
「大丈夫、このぐらいなら割れないから」
「ううっ、やだ、気持ちよくなりたくない」
ずびずびと鼻を啜りなからぐずる彼を取り抱きしめ脚を開かせると、先程と同じように腹をさする。何度かの産卵を経て、この体勢が一番楽だと言うのでそうしている。
正直いろんな意味で目に毒なんだよな、と思いつつ。
「ほら、ちゃんと息んで。出さないと後で苦しいのはエドくんですよ」
「ちきしょ……んん、あう」
卵を産む時、痛みはあまりなく、なんだったら目の前が真っ白になるくらい気持ちいいらしいからか、こうしてぐずるのもよくあることだった。
「ほら、大丈夫。そばに居ますから」
「ふーっ、んう……うあっ、んあっ!」
喘ぐ彼の手を握り、項にキスを落とす。
ゆっくりと手に力が入り、額を汗が伝う。もうすぐ出てきそうなのか、彼が声を上げた。
「あう、ううん……、やぁっ!ああっ!」
「もう少しもう少し」
「やだぁっ、ああっ!ふぅ、きもちいっ……、」
情事を思い出させるようなとろんとした表情ですり寄られ、思わず頭を抱えた。だって、こんなのえっちすぎる。
緩く勃ち上がった彼の陰茎が腰と一緒にふるふる揺れ、嬌声が大きくなる。
「あうっ……出ちゃうっ!うう〜〜〜〜!」
先程産んだ卵よりも少し大きいそれがタオルの上に転がる。瞬間、力の抜けた彼がくたりともたれ掛かってきた。腹を撫でながら頑張りましたね、と褒めると嬉しそうにへにゃっと笑った後、キスを強請られる。
「はーっ、はーっ……キス欲しいっ」
「ふふ、可愛い」
望み通りキスをしてやれば、口を薄く開かれたので導かれるように舌を侵入させる。肉厚な舌を絡み取りながら貪っていると、彼が俺のズボンのチャックを下ろし陰茎を取り出した。
卵を産んだ後は性欲が強くなるらしく、この時だけは積極的な彼にどうしようもなく欲情する。
「するんです?」
「ふぅっ、んん……お腹の奥さびしい」
そう言いながら俺の陰茎に舌を這わせる彼の頭を撫で、暴発しないようになんとか耐える。尻を振りながらたどたどしく奉仕する彼の痴態に思わず目が釘付けになった。
「んんっ、ふぅ……」
ぴちゃぴちゃと水音を立てながらうっとりした顔で陰茎を舐め回す彼に、咥えるように促せば口を窄めてしゃぶりつかれる。そのまま喉奥まで咥えこまれ、肉壁が搾り取ろうと蠢いて、我慢できずに呻き声が漏れた。正直限界が近い。
思わず引き抜くと、そのまま彼の顔に精をぶちまける。
「くっ、」
「はあっ……くそっ、顔にかけやがって」
そう言いながらも全然嫌そうじゃない彼の顔をタオルで拭き、卵を退けてシーツの海に押し倒す。
さっきまで卵が通り抜けていた後孔に陰茎を押し付ければ、くぷっと音を立てて飲み込まれていく。
「っ、挿入ってきたぁ……」
「もう!ほんとにたち悪いな!」
恥も何も無いくらいふにゃふにゃな彼が自分の陰茎を扱こうとしたのでその手を掴み、頭の上で固定する。
彼が舌っ足らずに「なんで」と呟いたので、微笑みつつ。
陰茎がゆっくりと飲み込まれていき、やがて奥へとたどり着いた。
「ああっ、んあ……、はぁっ」
「大丈夫ですか?」
「ん、……」
小さく頷く彼の首筋に噛み付く。ギリギリまでゆっくり引き抜き、押し進めればぱん、と肌と肌がぶつかる音がした。
「あっ!うう〜〜っ、んっ……ああっ!」
「っ、気持ちいい?」
「うん……ぁ、はぁっ、うあ!んんっ……、」
問いかければ息も絶え絶えに頷いたので、ぎゅうと強く抱きしめながら出し入れを繰り返す。肩まで赤く染まめながら喘ぐ彼は、口の端から涎を垂らし乱れている。可愛い、とほとんど無意識に口からこぼれ落ちた。
「ねぇ、俺の子孕んで?」
「ひゃっ!」
耳元で囁いてやれば、ぎゅうっとナカを締め付け果てたようだった。彼の陰茎からとろとろと白濁とした液体がこぼれ落ちていく。
「っ!ああっ!うう、くっ、んん〜〜〜〜っ!!」
彼の脚が腰に絡みついてくる。絶頂から降りてこられないのか全身を震わせながら感じ入る彼の最奥に精液を吐き出した。
人を選ぶかも
目の前でお腹を抱えながら息む彼の手を取る。少しでも楽になるように後ろから抱きしめ、腹を撫でてやれば、そのままもたれ掛かって来て思わず微笑んだ。
「出せそう?」
「んあ……んん、はーっはーっ……もうちょい……」
「うん、いい子いい子」
「ん、うっ……んあっ、やっ!……ああ!」
頭を撫でればビクつく彼にベッドが軋む。
応援することしかできないことを歯がゆく思いながら見守れば、やがてタオルの上にコロンと音を立ててミント色をした物が転がった。それはまるで鶏の卵のようだった。
「お疲れ様」
「ふっー、ふっー……」
力が抜けて倒れ込む彼を抱きかかえながら、体液に濡れたそれをタオルで拭く。
彼は卵を不定期に産む、特異な体質の人間だ。初めてカミングアウトされた時は驚いたが、まあそういうこともあるのだろう。
今ではこうして産む姿を見せてくれる様になったので良かったといえば良かったのかもしれない。
ただ、まぁ悲しいことに俺の性癖はめちゃくちゃなのだが……。
「っ、なんか、まだ腹の奥にある……」
「卵詰まり?」
「ばっ触んな」
筋肉のついた良く引き締まった腹を撫でる。たしかに腹の奥に硬いものがあるのがわかって、試しにグッと押してみる。
「はぁっ!やぁっ、われちゃう……押さないでっ」
「大丈夫、このぐらいなら割れないから」
「ううっ、やだ、気持ちよくなりたくない」
ずびずびと鼻を啜りなからぐずる彼を取り抱きしめ脚を開かせると、先程と同じように腹をさする。何度かの産卵を経て、この体勢が一番楽だと言うのでそうしている。
正直いろんな意味で目に毒なんだよな、と思いつつ。
「ほら、ちゃんと息んで。出さないと後で苦しいのはエドくんですよ」
「ちきしょ……んん、あう」
卵を産む時、痛みはあまりなく、なんだったら目の前が真っ白になるくらい気持ちいいらしいからか、こうしてぐずるのもよくあることだった。
「ほら、大丈夫。そばに居ますから」
「ふーっ、んう……うあっ、んあっ!」
喘ぐ彼の手を握り、項にキスを落とす。
ゆっくりと手に力が入り、額を汗が伝う。もうすぐ出てきそうなのか、彼が声を上げた。
「あう、ううん……、やぁっ!ああっ!」
「もう少しもう少し」
「やだぁっ、ああっ!ふぅ、きもちいっ……、」
情事を思い出させるようなとろんとした表情ですり寄られ、思わず頭を抱えた。だって、こんなのえっちすぎる。
緩く勃ち上がった彼の陰茎が腰と一緒にふるふる揺れ、嬌声が大きくなる。
「あうっ……出ちゃうっ!うう〜〜〜〜!」
先程産んだ卵よりも少し大きいそれがタオルの上に転がる。瞬間、力の抜けた彼がくたりともたれ掛かってきた。腹を撫でながら頑張りましたね、と褒めると嬉しそうにへにゃっと笑った後、キスを強請られる。
「はーっ、はーっ……キス欲しいっ」
「ふふ、可愛い」
望み通りキスをしてやれば、口を薄く開かれたので導かれるように舌を侵入させる。肉厚な舌を絡み取りながら貪っていると、彼が俺のズボンのチャックを下ろし陰茎を取り出した。
卵を産んだ後は性欲が強くなるらしく、この時だけは積極的な彼にどうしようもなく欲情する。
「するんです?」
「ふぅっ、んん……お腹の奥さびしい」
そう言いながら俺の陰茎に舌を這わせる彼の頭を撫で、暴発しないようになんとか耐える。尻を振りながらたどたどしく奉仕する彼の痴態に思わず目が釘付けになった。
「んんっ、ふぅ……」
ぴちゃぴちゃと水音を立てながらうっとりした顔で陰茎を舐め回す彼に、咥えるように促せば口を窄めてしゃぶりつかれる。そのまま喉奥まで咥えこまれ、肉壁が搾り取ろうと蠢いて、我慢できずに呻き声が漏れた。正直限界が近い。
思わず引き抜くと、そのまま彼の顔に精をぶちまける。
「くっ、」
「はあっ……くそっ、顔にかけやがって」
そう言いながらも全然嫌そうじゃない彼の顔をタオルで拭き、卵を退けてシーツの海に押し倒す。
さっきまで卵が通り抜けていた後孔に陰茎を押し付ければ、くぷっと音を立てて飲み込まれていく。
「っ、挿入ってきたぁ……」
「もう!ほんとにたち悪いな!」
恥も何も無いくらいふにゃふにゃな彼が自分の陰茎を扱こうとしたのでその手を掴み、頭の上で固定する。
彼が舌っ足らずに「なんで」と呟いたので、微笑みつつ。
陰茎がゆっくりと飲み込まれていき、やがて奥へとたどり着いた。
「ああっ、んあ……、はぁっ」
「大丈夫ですか?」
「ん、……」
小さく頷く彼の首筋に噛み付く。ギリギリまでゆっくり引き抜き、押し進めればぱん、と肌と肌がぶつかる音がした。
「あっ!うう〜〜っ、んっ……ああっ!」
「っ、気持ちいい?」
「うん……ぁ、はぁっ、うあ!んんっ……、」
問いかければ息も絶え絶えに頷いたので、ぎゅうと強く抱きしめながら出し入れを繰り返す。肩まで赤く染まめながら喘ぐ彼は、口の端から涎を垂らし乱れている。可愛い、とほとんど無意識に口からこぼれ落ちた。
「ねぇ、俺の子孕んで?」
「ひゃっ!」
耳元で囁いてやれば、ぎゅうっとナカを締め付け果てたようだった。彼の陰茎からとろとろと白濁とした液体がこぼれ落ちていく。
「っ!ああっ!うう、くっ、んん〜〜〜〜っ!!」
彼の脚が腰に絡みついてくる。絶頂から降りてこられないのか全身を震わせながら感じ入る彼の最奥に精液を吐き出した。
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