私のヒーロー
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常闇と初めて会話をした日からしばらく経った頃、雄英体育祭があった。
自分にはあまり関係がないと思いお客様気分で観戦していたれいだが、常闇が画面に大きく映し出され、驚いた。
どうやら障害物競走1位の緑谷と、騎馬戦でチームを組んだらしい。
必死に緑谷を護る常闇とその個性である黒い影(実況では、ダークシャドウと呼ばれていた)を見たれいは、奇妙な感覚に心が波立った。
ー彼への恐怖は払拭されたはずなのに、この不思議な、ドキッとする感覚はなんだろう。
そのあとの個人競技戦でも常闇は同級生に圧倒的な力の差を見せつけて、れいの心を揺さぶった。
大画面に常闇が映し出される度に、胸が熱くなる。
ー多分これは、未だ私の中で彼の容姿への恐怖心があるからなんだ、あんなに優しいヒーローを、怖がってはいけないー
そう思えば思うほど、ドキッという感覚は強くなっていった。
戦いも終盤に差し掛かった時、隣に座っていた友達の明石モニカがテンション高く話しかけてきた。
「ねぇ、ヒーロー科の男子みんなかっこよくない?特にあの轟って人、イケメンだよね!れいは誰がタイプ?」
男子のタイプなんか考えてもいなかったれいは慌てて答えた。
「えっと……確かにみんなかっこいいね。タイプとかはそこまで分からないけど……でも、緑谷って人と飯田って人とは、話したことあるよ。2人とも親切で……」
「えっ!うそうそ!緑谷ってあのすごいパワー出してた子?飯田は商品紹介に使われてた眼鏡の人だよね?!2人ともめっちゃ強いじゃん!今度紹介してよー!」
「いや、別にそこまで仲良いわけじゃないから……。」
なんだぁ、とガックリしているモニカを横目に、れいは、どうして今自分は、常闇踏陰のことは喋らなかったのだろうと疑問に思った。
モニカの「誰がタイプ?」の一言が、モヤモヤと頭の中に残ったまま、体育祭は終了した。
自分にはあまり関係がないと思いお客様気分で観戦していたれいだが、常闇が画面に大きく映し出され、驚いた。
どうやら障害物競走1位の緑谷と、騎馬戦でチームを組んだらしい。
必死に緑谷を護る常闇とその個性である黒い影(実況では、ダークシャドウと呼ばれていた)を見たれいは、奇妙な感覚に心が波立った。
ー彼への恐怖は払拭されたはずなのに、この不思議な、ドキッとする感覚はなんだろう。
そのあとの個人競技戦でも常闇は同級生に圧倒的な力の差を見せつけて、れいの心を揺さぶった。
大画面に常闇が映し出される度に、胸が熱くなる。
ー多分これは、未だ私の中で彼の容姿への恐怖心があるからなんだ、あんなに優しいヒーローを、怖がってはいけないー
そう思えば思うほど、ドキッという感覚は強くなっていった。
戦いも終盤に差し掛かった時、隣に座っていた友達の明石モニカがテンション高く話しかけてきた。
「ねぇ、ヒーロー科の男子みんなかっこよくない?特にあの轟って人、イケメンだよね!れいは誰がタイプ?」
男子のタイプなんか考えてもいなかったれいは慌てて答えた。
「えっと……確かにみんなかっこいいね。タイプとかはそこまで分からないけど……でも、緑谷って人と飯田って人とは、話したことあるよ。2人とも親切で……」
「えっ!うそうそ!緑谷ってあのすごいパワー出してた子?飯田は商品紹介に使われてた眼鏡の人だよね?!2人ともめっちゃ強いじゃん!今度紹介してよー!」
「いや、別にそこまで仲良いわけじゃないから……。」
なんだぁ、とガックリしているモニカを横目に、れいは、どうして今自分は、常闇踏陰のことは喋らなかったのだろうと疑問に思った。
モニカの「誰がタイプ?」の一言が、モヤモヤと頭の中に残ったまま、体育祭は終了した。