私のヒーロー
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れいは週に一度ほど、常闇がおこなう自主練のギャラリーとなることが楽しみだった。
見る度に疾さとパワーが増していく常闇を見ると、プロヒーローの未来は明るいと感じる。しかし同時に、“あの事件”の時に今の疾さの常闇がいたら、弟を助けられたかもしれないのに、と暗雲たる気持ちにもなった。
しばらくれいの体調は良好だったが、弟の命日だけは症状がひどくなり、保健室で休むことになった。
れいが保健室にいるという話をたまたま緑谷から聞きつけた常闇は、いつも自主練を見てくれているれいのことが少しだけ心配になり、様子を見ようと保健室へ向かうことにした。
常闇が保健室前に到着したと同時に中から出てきたのは、知らない女子生徒だった。
女子生徒は常闇を見るなり焦ったような顔になる。
「あー、待って、あなた、これから保健室入るとこ?」
「ああ。」
「れいに会いにとかじゃないよね……?」
「如何にも、そのつもりだが。」
露骨に困ったような顔をする女子。
「えっとー……ごめん、今日は会わないほうが良いかも?」
「何故だ。」
「ん~っ!なんでも!女の子は色々あるの!」
さあ帰った帰った、と息巻く女子のあまりの剣幕に、常闇は面くらいながらも来た道を戻ることになった。
保健室で寝ているれいのところに戻ってきたモニカ。
モニカは、れいが常闇と仲良くなったことを、知らなかったのだ。
見る度に疾さとパワーが増していく常闇を見ると、プロヒーローの未来は明るいと感じる。しかし同時に、“あの事件”の時に今の疾さの常闇がいたら、弟を助けられたかもしれないのに、と暗雲たる気持ちにもなった。
しばらくれいの体調は良好だったが、弟の命日だけは症状がひどくなり、保健室で休むことになった。
れいが保健室にいるという話をたまたま緑谷から聞きつけた常闇は、いつも自主練を見てくれているれいのことが少しだけ心配になり、様子を見ようと保健室へ向かうことにした。
常闇が保健室前に到着したと同時に中から出てきたのは、知らない女子生徒だった。
女子生徒は常闇を見るなり焦ったような顔になる。
「あー、待って、あなた、これから保健室入るとこ?」
「ああ。」
「れいに会いにとかじゃないよね……?」
「如何にも、そのつもりだが。」
露骨に困ったような顔をする女子。
「えっとー……ごめん、今日は会わないほうが良いかも?」
「何故だ。」
「ん~っ!なんでも!女の子は色々あるの!」
さあ帰った帰った、と息巻く女子のあまりの剣幕に、常闇は面くらいながらも来た道を戻ることになった。
保健室で寝ているれいのところに戻ってきたモニカ。
モニカは、れいが常闇と仲良くなったことを、知らなかったのだ。