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第1章 目指せ鬼殺隊士☆

あの後、気を取り直した僕は家に戻り、テキパキと出かける準備をして狭霧山に出かけた。
テクテクと住んでいた町を東の方へ出て、それから町を挟んだりして山を3つほど越えた。
かなり時間がかかったけど、とりあえず狭霧山というところに着いたみたいだ。
義勇さんに夜に出歩くなと言われてはいるけど、もう夜だ。
山に入ると家が途端に無くなるからなぁ、泊まらせてもらうのも難しくなるし……

どうしようかと思って辺りを見渡す。

ふと見ると、灯りが漏れていた。……家だ!
今日はもう夜遅いし、泊めてもらえないかと尋ねるため扉を叩く。
出てきた人は、なぜか天狗の面をしていた。
なんか変な人だなぁ……。なんで天狗の面をつけているんだろ。

「あの、突然すみません。道に迷ってしまいまして……もし良ければ、今夜一晩泊まらせてもらってもよろしいでしょうか」

「……幼いな。親はどうしたんだ?どうしてこんな所に一人で迷っているんだ?」

「えっと、親は不慮の事故で死んでしまいまして……あはは。
で、人探しをしているんです。狭霧山に住んでる、鱗滝左近次って人なんですけど……。」

「……?お前は、藤堂幸弘……か?」

「え、なんで僕の名前を?」

「儂が鱗滝左近次だからだ」

「えっ!?あなたが鱗滝さん!?」

わ〜〜〜〜〜ッッッマジかマジかマジか!!?!俺結構恥ずかしいことしたな!?!?
でもなるほど、この人が俺の……し、師範になる人なのか。
てか、なんか師範って呼ぶの恥ずかしいな……((

「お前の話は義勇から聞いておる。弟子にしてもらいたくば、この狭霧山で試験を受けてもらおう」

今からやるのか〜、ヒェ〜。
今の体が8歳だからか、夜に入ってすぐでもかなり眠くなるってのにこれから……
早く終わらせよう……

「……わかりました、頑張ります!」


*******


鱗滝さんの一人称分からなかったので儂にしてますがもし間違ってたら教えてください〜。
鱗滝さんは最初幸弘と話したときかなり違和感を感じるよ。
8歳なのに敬語をちゃんと使えているしなにより匂いが8歳にしては落ち着いている……何だこいつは……ってなります。
転生者だからね仕方ないね。
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