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「クソが。それとこれとは話が違うだろうが」
「えーじゃあ、リヴァイはこれからしばらく尾行されたりする道を選ぶんだー。そうか、そうなのかー」
「……ふざけてんのか、てめぇは」
「ふざけてなんかないさ! これは交渉だよ! さぁ、サインするかしないか決めてくれ」
リヴァイは悩んだ。
悩み悩んだ挙句に羽根ペンに手を伸ばした、その時だった。
「失礼します!」
入口から声がし、二人の顔がそちらを向く。
そこには敬礼をしたエレンが立っていた。
「エレン、ノックしろ」
「は、すみません。ドア、開いてたんで」
ハンジが入って来た時、開けたままだったのである。
「開いてても、ノックくらいしろ。びっくりするだろうが」
「あ、はい。以後、気を付けます……」
「で、何の用だ」
エレンは丁寧にドアを閉めて、近付いた。ハンジの隣に立つと、一枚の書類を差し出す。
「エルヴィン団長からです。目を通してすぐにサインして欲しいと」
リヴァイは受け取ると、目を通す。
その間にハンジが
「わざわざエレンに頼んだの?」
と疑問を投げかけた。
「あ、俺がたまたま通りかかったからだと思います」
「そうなんだ。でも丁度良かったよ。エレンも説得してほしいんだ」
「説得? 何をですか?」
実験の許可をリヴァイに貰えなくて、という説明をする。
リヴァイはそれを耳にし、少しイラつきながらも書類に目を通しサインをした。
「ほら、エレン。これでいいだろう。エルヴィンに持って行け」
「はい!」
「ちょっと待ってよ! エレン、実験の許可――」
「あ、えっと……」
エレンはチラッとリヴァイを見た。
「兵長が許可しないのであれば、それは多分ちゃんとした理由があるんだと思います」
「はぁ!? ちょ、エレンもそっちの味方なわけ!?」
「味方とかそういうんじゃないんですけど」
エレンはハンジの勢いに少し引いているようだった。
するとリヴァイがここで口を開く。
「エレン、お前は実験の内容聞いてやれると言ったそうだが。本当に出来るのか?」
「やれるかやれないかは分からないですけど、やってみなくちゃ分からないこともあります。巨人の謎解明に俺が役に立てればと思って。……役に立ちたいです!」
「ほら、エレンもこう言ってることだし! ね、リヴァイ!」
リヴァイは考え込む姿勢を見せた。良い方向に行っていると感じたハンジだったが、ふとエレンの持っている物に目を奪われる。
「えーじゃあ、リヴァイはこれからしばらく尾行されたりする道を選ぶんだー。そうか、そうなのかー」
「……ふざけてんのか、てめぇは」
「ふざけてなんかないさ! これは交渉だよ! さぁ、サインするかしないか決めてくれ」
リヴァイは悩んだ。
悩み悩んだ挙句に羽根ペンに手を伸ばした、その時だった。
「失礼します!」
入口から声がし、二人の顔がそちらを向く。
そこには敬礼をしたエレンが立っていた。
「エレン、ノックしろ」
「は、すみません。ドア、開いてたんで」
ハンジが入って来た時、開けたままだったのである。
「開いてても、ノックくらいしろ。びっくりするだろうが」
「あ、はい。以後、気を付けます……」
「で、何の用だ」
エレンは丁寧にドアを閉めて、近付いた。ハンジの隣に立つと、一枚の書類を差し出す。
「エルヴィン団長からです。目を通してすぐにサインして欲しいと」
リヴァイは受け取ると、目を通す。
その間にハンジが
「わざわざエレンに頼んだの?」
と疑問を投げかけた。
「あ、俺がたまたま通りかかったからだと思います」
「そうなんだ。でも丁度良かったよ。エレンも説得してほしいんだ」
「説得? 何をですか?」
実験の許可をリヴァイに貰えなくて、という説明をする。
リヴァイはそれを耳にし、少しイラつきながらも書類に目を通しサインをした。
「ほら、エレン。これでいいだろう。エルヴィンに持って行け」
「はい!」
「ちょっと待ってよ! エレン、実験の許可――」
「あ、えっと……」
エレンはチラッとリヴァイを見た。
「兵長が許可しないのであれば、それは多分ちゃんとした理由があるんだと思います」
「はぁ!? ちょ、エレンもそっちの味方なわけ!?」
「味方とかそういうんじゃないんですけど」
エレンはハンジの勢いに少し引いているようだった。
するとリヴァイがここで口を開く。
「エレン、お前は実験の内容聞いてやれると言ったそうだが。本当に出来るのか?」
「やれるかやれないかは分からないですけど、やってみなくちゃ分からないこともあります。巨人の謎解明に俺が役に立てればと思って。……役に立ちたいです!」
「ほら、エレンもこう言ってることだし! ね、リヴァイ!」
リヴァイは考え込む姿勢を見せた。良い方向に行っていると感じたハンジだったが、ふとエレンの持っている物に目を奪われる。