告白週間
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「へたこ☆ちゃんはさ、今度こそ左之さんと結ばれたいんでしょ?」
「それは!……そうだけど」
「だったら、頑張りなよ。また諦める気?」
無言で総司と見つめ合う。その翡翠色の瞳は、何もかも見通しているようだった。
「……ま、僕も人のこと言えないけど」
予鈴が鳴り、総司は立ち上がった。そして、私を見据えて口を開いた。
「本当に好きな人と結ばれたって、誰も文句言わないよ。確かに、あの頃の左之さんと今の左之さんは違うかもしれない。それは、僕たちだって同じだよ。だって、新選組一番組組長だった沖田総司は、大好きな子の側で死んでいった。だけど、その時の記憶を持った沖田総司がここにいる。……違うんだ。でも新選組一番組組長だった沖田総司が、今の僕に生まれ変わったのなら魂は同じ。皆も左之さんも、昔と変わらない容姿だからきっと生まれ変わり。魂が同じだから、左之さんはへたこ☆ちゃんが知ってる左之さんだよ」
違うと言ったり、同じと言ったり。違うであって同じ。
イマイチ頭がついていかない私に、総司は微笑んだ。
「僕は大好きだよ、へたこ☆ちゃんのこと」
去っていく総司の背中。バカ、と小さく呟くのは総司の本音を知っているから。
今でも好きな子が、自分を忘れ他の男と恋人同士。しかも男は、よく知っている人物。
総司の心は泣いているのだ。
――先程、総司が座った椅子の主が「さっき沖田君が座ってた!」と、友達に喜びを顕わにしているのが見えた。
水曜終.
「それは!……そうだけど」
「だったら、頑張りなよ。また諦める気?」
無言で総司と見つめ合う。その翡翠色の瞳は、何もかも見通しているようだった。
「……ま、僕も人のこと言えないけど」
予鈴が鳴り、総司は立ち上がった。そして、私を見据えて口を開いた。
「本当に好きな人と結ばれたって、誰も文句言わないよ。確かに、あの頃の左之さんと今の左之さんは違うかもしれない。それは、僕たちだって同じだよ。だって、新選組一番組組長だった沖田総司は、大好きな子の側で死んでいった。だけど、その時の記憶を持った沖田総司がここにいる。……違うんだ。でも新選組一番組組長だった沖田総司が、今の僕に生まれ変わったのなら魂は同じ。皆も左之さんも、昔と変わらない容姿だからきっと生まれ変わり。魂が同じだから、左之さんはへたこ☆ちゃんが知ってる左之さんだよ」
違うと言ったり、同じと言ったり。違うであって同じ。
イマイチ頭がついていかない私に、総司は微笑んだ。
「僕は大好きだよ、へたこ☆ちゃんのこと」
去っていく総司の背中。バカ、と小さく呟くのは総司の本音を知っているから。
今でも好きな子が、自分を忘れ他の男と恋人同士。しかも男は、よく知っている人物。
総司の心は泣いているのだ。
――先程、総司が座った椅子の主が「さっき沖田君が座ってた!」と、友達に喜びを顕わにしているのが見えた。
水曜終.