告白週間
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火曜日
昨日は馬鹿なことをしてしまった。「先生が好き」と告白するはずが、チョコレートを好きと言って、たまたま持っていたチロルチョコを渡してしまったのだ。
原田先生は、それを受け取り去って行った。私は友達のみっこに、何をやっているんだと怒られたのである。
だから、今日こそ果たしてみせよう! とリベンジに望む。
――……‥‥
放課後の体育館。今日は、剣道部とバトミントン部が使用している。
そして、先生は剣道部の顧問である。少しストーカーっぽいけど、私は先生が出てくるのを待った。
心臓が飛び出そうなくらい、ドキドキしていて止まない。私は周りが見えていなかった。
だから、先生が私の前に来たことすら気付かなかった。
「……片倉?」
「……」
「おーい」
目の前で手を振られ、その存在に目を見張った。
「……」
「片倉?」
「! せせせせせせせ先生っ」
心臓が飛び出た、素直にそう思った。思わず、左胸を押さえる。
どうした、と口にする先生の顔をまともに見れるわけがない。私は下を向いた。
「せ、先生っ」
「ん?」
「その……す……」
勇気を持て、へたこ☆! お前は出来る!! 昔は出来たじゃないか!!
まるで観客がいて、応援されているような自己暗示をかけた。
「す、す……「原田先生ー!」好き!」
「!?」
遠くから「やっと見つけた」という声と共に来る、保健室の女先生。(ちなみに山南先生の助手)
絶妙なタイミングで、私と先生の間には沈黙が流れた。
だから、思わず言ってしまった。
「すき焼きは好きですか!?」
「すき焼き?」
「はい! すき焼きっ」
我ながら、何とオーソドックスな誤魔化し方。これじゃあ、バレバレなのではないだろうか。
しかし、今更変えるわけにはいかないのでこの際、堂々と押し切ろうと決めた。
もう、私の馬鹿は直らないかもしれない。
昨日は馬鹿なことをしてしまった。「先生が好き」と告白するはずが、チョコレートを好きと言って、たまたま持っていたチロルチョコを渡してしまったのだ。
原田先生は、それを受け取り去って行った。私は友達のみっこに、何をやっているんだと怒られたのである。
だから、今日こそ果たしてみせよう! とリベンジに望む。
――……‥‥
放課後の体育館。今日は、剣道部とバトミントン部が使用している。
そして、先生は剣道部の顧問である。少しストーカーっぽいけど、私は先生が出てくるのを待った。
心臓が飛び出そうなくらい、ドキドキしていて止まない。私は周りが見えていなかった。
だから、先生が私の前に来たことすら気付かなかった。
「……片倉?」
「……」
「おーい」
目の前で手を振られ、その存在に目を見張った。
「……」
「片倉?」
「! せせせせせせせ先生っ」
心臓が飛び出た、素直にそう思った。思わず、左胸を押さえる。
どうした、と口にする先生の顔をまともに見れるわけがない。私は下を向いた。
「せ、先生っ」
「ん?」
「その……す……」
勇気を持て、へたこ☆! お前は出来る!! 昔は出来たじゃないか!!
まるで観客がいて、応援されているような自己暗示をかけた。
「す、す……「原田先生ー!」好き!」
「!?」
遠くから「やっと見つけた」という声と共に来る、保健室の女先生。(ちなみに山南先生の助手)
絶妙なタイミングで、私と先生の間には沈黙が流れた。
だから、思わず言ってしまった。
「すき焼きは好きですか!?」
「すき焼き?」
「はい! すき焼きっ」
我ながら、何とオーソドックスな誤魔化し方。これじゃあ、バレバレなのではないだろうか。
しかし、今更変えるわけにはいかないのでこの際、堂々と押し切ろうと決めた。
もう、私の馬鹿は直らないかもしれない。