告白週間
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土曜日
やっと先生に想いを伝えた。私の一方的な告白だったけど、あれが精一杯だ。幸い、今日は土曜日。
学校は休みで、先生にも会わなくて済む。長い年月と生まれ変わった身体は、前を覚えているけど忘れている。思うように出来なくて、心臓は高鳴る。
だから今日は、その心臓を静めるためにも家でのんびりしようと思っていた。
それなのに――。
「昨日、待ってたのに勝手に帰るなんて酷いよね」
電話越しに聞こえる嫌味な声、総司は不機嫌だった。
「メールしたじゃん」
「でも、置いて帰ったことには変わりない」
「……何を企んでいるの?」
すると総司は声を小さくして「僕に今日一日、付き合ってよ」と言った。
私は即答で拒否をした。しかし、総司は
「昨日、置いて帰ったくせに……。酷い」
と泣き出したのだ。流石に泣かれるとは思っていなくて、私の良心が痛む。
「ぅ……」
「僕たち、友達だよねぇ?」
「……わ、分かった」
そして待ってましたといわんばかりに、声が明るく変化した。
「へたこ☆ちゃんならそう言ってくれると思ってたよ!」
「嘘泣きかよぉおおおお!!」
「当たり前じゃない。僕が泣くわけないよ」
携帯越しにでも、ニヤリと聞こえそうなくらいだった。
やられた! と思ったときにはもう
「じゃあ、12時に学校来てね!」
「は? ちょ、総司!?……切れたし」
と、電話は切られていた。
やっと先生に想いを伝えた。私の一方的な告白だったけど、あれが精一杯だ。幸い、今日は土曜日。
学校は休みで、先生にも会わなくて済む。長い年月と生まれ変わった身体は、前を覚えているけど忘れている。思うように出来なくて、心臓は高鳴る。
だから今日は、その心臓を静めるためにも家でのんびりしようと思っていた。
それなのに――。
「昨日、待ってたのに勝手に帰るなんて酷いよね」
電話越しに聞こえる嫌味な声、総司は不機嫌だった。
「メールしたじゃん」
「でも、置いて帰ったことには変わりない」
「……何を企んでいるの?」
すると総司は声を小さくして「僕に今日一日、付き合ってよ」と言った。
私は即答で拒否をした。しかし、総司は
「昨日、置いて帰ったくせに……。酷い」
と泣き出したのだ。流石に泣かれるとは思っていなくて、私の良心が痛む。
「ぅ……」
「僕たち、友達だよねぇ?」
「……わ、分かった」
そして待ってましたといわんばかりに、声が明るく変化した。
「へたこ☆ちゃんならそう言ってくれると思ってたよ!」
「嘘泣きかよぉおおおお!!」
「当たり前じゃない。僕が泣くわけないよ」
携帯越しにでも、ニヤリと聞こえそうなくらいだった。
やられた! と思ったときにはもう
「じゃあ、12時に学校来てね!」
「は? ちょ、総司!?……切れたし」
と、電話は切られていた。