思想と仲間
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山南さんは相変わらず黙ったまま。土方さんは悪態を吐き、顔を歪めた。失言に気づいたらしい。
「あー、えー、伊東さん」
近藤さんもこの時ばかりは、顔を顰めている。そして、気まずい雰囲気をどうにかしてくれようとしているらしい。
伊東さんを、隊士の稽古の見学へ誘った。
伊東さんは、それを「素敵なお誘い」と言って、近藤さんと席を立った。
汗臭さに浸りにいくと言っていたが、伊東さんはそっち系の人なんだろうか。
いずれにせよ、今の近藤さんの対応は良かったと思った。
「山南さん、気にしない方が良いぜ」
「……」
永倉さんが、励ますがいくら私たちが何を言おうとも、山南さんの心は晴れないだろう。
というか、むしろその励ましは痛い。
山南さんは、無言のまま部屋を立ち去った。
1.伊東甲子太郎と新選組 END
次の話へ(P5~)→
「あー、えー、伊東さん」
近藤さんもこの時ばかりは、顔を顰めている。そして、気まずい雰囲気をどうにかしてくれようとしているらしい。
伊東さんを、隊士の稽古の見学へ誘った。
伊東さんは、それを「素敵なお誘い」と言って、近藤さんと席を立った。
汗臭さに浸りにいくと言っていたが、伊東さんはそっち系の人なんだろうか。
いずれにせよ、今の近藤さんの対応は良かったと思った。
「山南さん、気にしない方が良いぜ」
「……」
永倉さんが、励ますがいくら私たちが何を言おうとも、山南さんの心は晴れないだろう。
というか、むしろその励ましは痛い。
山南さんは、無言のまま部屋を立ち去った。
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