裏切られたのは
名前変換とあらすじ
この章の夢小説設定【概要】
現パロ。
いつものように土方の部
屋で愛し合っていた貴女
。しかし、そこに知らな
い女がやってきた。
真っ先に土方の浮気を疑
ったのだが事態は深刻だ
った。
【ページ数】
全3ページ
【備考】
・土方がめちゃくちゃ酷
い男になっております。
土方好きの方は注意。
・名前変換少なめ。
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「……もうはっきり言うが、あいつとはもう四年になる」
「……え?」
「付き合って一年経たねぇうちに、倦怠期に入って俺は浮気した。渚、お前とだ」
何それ。
つまり、あの子と浮気したんじゃなくて……私が浮気相手だったってこと?
「けど、あいつとは別に切れなくて半年くらいして関係が修復した」
「ちょっと待ってよ……。何、じゃあ……私と何で三年も……!」
彼女と関係が修復したなら、何で私をすぐに切らなかったのか。
「お前とは遊びだったってことだよ」
――これは夢なのか?
三年間、私を愛してくれたトシからそんな言葉が出るとは信じられない。
夢だと疑ってしまうくらいに。
「正直、千鶴にも渚にもバレねぇで上手く出来るこの状況を楽しんでた。でもこの前、バレちまったわけだ」
「……」
「そういうわけだから、俺はお前を切ることにした。悪く思うんじゃねぇ」
三年間、色んなところにトシと行った。
過ごした時間はとても幸せで、その全ての思い出が私の中で不幸なものに変わっていくのが分かった。
「酷い……」
そう呟けば、トシはまた溜め息を吐いた。何も言わないが、面倒だというオーラ丸出しであった。
「半年で彼女と仲直りしたんなら、その時切ってくれれば良かった。三年だよ?……三年の間で、私はトシをどんどん好きになっていった。なのに……」
「知らねぇよ、そんなもん。そのうち忘れるだろ」
ドラマとかなら、ここで水ぶっかけて「最低!」なんて叫んで出て行くのかもしれない。
けど、私にはそんな度胸もないし、あったとしてもその行為に意味があるとは思えない。
項垂れていると、トシが不敵に笑って(見てないけどそんな気がした)
「なんなら、忘れられるように他の男を紹介してやってもいいぜ。俺の周りには女に飢えてるやついるからな」
と、有り得ないことを言ってきた。
その瞬間、怒りがカーッと湧き上がってきて私はトシの隣に立った。
そして思いっきり頬を叩いた。
「ぃっ……」
「もっ、大嫌い!」
鞄を持って私はファミレスを出た。
大嫌いなんてあんなこと言われても思っていなかったのに、口から出た言葉はそれだった。
でも多分、あのトシのことだ。大嫌いという言葉はダメージもなく、むしろトシにとっては「良い」言葉だったと思う。
「嫌いになれて良かったじゃねぇか」とトシの声で脳内に浮かんだ。
それから一度もトシとは会っていない。
次会ったら、多分私は耐え難い気持ちで押しつぶされて何するか自分でも分からない。
END
あとがき↓
今回は、本当に短編でした。
私、実は短編のネタが出来ると一応その話をサイトの編集画面で非公開で作ってストックしているんですね。(内容は書かず、章だけ作っている状態)
だから、まだまだストックあるんですけど……そのストックを、上から順番に書いていっているんですね。だから、思い付いても何年か経って書くみたいなスタイルになっております。
今回の話も、もう何年も前に思いついたネタなんです。
数年経って、思いますよね。何でこんなネタ思い付いたのかって。設定だけ思い付いて何も展開を考えてなかったので、本当ならボツにするんですが……何となく負けた気になって書きましたw
もう一つ思ったのが、なんで「タバコの男」の次にこの話なのってことですねw
酷い土方の連続!
ごめんなさいね……。
土方を酷い男にしたいわけじゃないんですが、当時の自分病んでたのかな。
とりあえず、ここまで読んでくださってありがとうございました。
次回、原田夢です。酷くはないです。
2018年3月29日
管理人:龍厦