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2009.8.8~2009.12.31

『プレゼントは、開けてからのお楽しみ』



“どれが、良いかな!?”

“知るかよ。あいつだったら、カップラーメンで良いんじゃね?”


十月九日――。
私は、シカマルについてきてもらって、買い物に行っていた。


“それじゃあ、栄養が偏っちゃうよ!”

“めんどくせーな”


めんどくさいと言われようが、私は買い物を続けた。
シカマルにアドバイスを貰おうと思ったんだけど、失敗した。
サクラにすれば良かったと、後々後悔した。



十月十日――。
ついにやってきた。私は昨日買った商品を手に持ち、ある人物の家の前に来ていた。

そう、今日はその人に今私の手中にある物を、プレゼントしようと思うからだ。

私は意を決して、インターホンを押そうとした、その時だった。


「何やってんだってばよ?」

「!!」


いきなり、後ろから声がして私は驚いた。
その証に私の身体は、大袈裟にビクッとなった。

後ろを振り向くと、今日私の目的である、男がいた。


「ビックリしたじゃんかー、もう!」

「悪いってばよ」


そう言って笑う彼は、やはり数年前の彼とは違って見えた。


「で、何の用だってばよ?」


彼が、話を振ってきた。
ここからが、私の目的――。

手中にある贈り物を私は、一度ぎゅっと握りしめ、そして彼に差し出した。

彼は、キョトンとしていたが、すぐに優しい笑顔を浮かべた。


「お誕生日おめでとう! ナルト君!」



十月十日――。
今日は、一年に一度の貴方の生まれた日。

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掲載期間:2009/10/1/~2009/11/2
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