2011.3.1~2011.12.31
『初な若者』
「なぁ、角都」
「何だ」
「あいつ、いつ帰ってくんのかな?」
「……任務が終わったら帰ってくるんじゃないのか?」
あいつ、というだけで誰のことか分かった角都はそう言った。
「そうなんだけどよぉ……。ってかさ、あいつの任務って何だっけ?」
「知るか」
だよなァ、と笑う飛段。
「飛段」
「ぁあ?」
「何で、そんなにあいつのことを気にする? どうせ帰ってきたら俺達と任務だ。気になるなら、その時聞けば良いだろう」
「……だってよー」
下を向く飛段の顔は、ほんのり赤い。
「そうか、惚れているのか」
「なっ……あ、いや、その……な」
赤くなり、肯定もしなければ否定もしない飛段に角都は歳を感じたのだった。
□■□■□■□■□■□■
掲載期間:2011/3/1~2011/4/1
「なぁ、角都」
「何だ」
「あいつ、いつ帰ってくんのかな?」
「……任務が終わったら帰ってくるんじゃないのか?」
あいつ、というだけで誰のことか分かった角都はそう言った。
「そうなんだけどよぉ……。ってかさ、あいつの任務って何だっけ?」
「知るか」
だよなァ、と笑う飛段。
「飛段」
「ぁあ?」
「何で、そんなにあいつのことを気にする? どうせ帰ってきたら俺達と任務だ。気になるなら、その時聞けば良いだろう」
「……だってよー」
下を向く飛段の顔は、ほんのり赤い。
「そうか、惚れているのか」
「なっ……あ、いや、その……な」
赤くなり、肯定もしなければ否定もしない飛段に角都は歳を感じたのだった。
□■□■□■□■□■□■
掲載期間:2011/3/1~2011/4/1