それは過誤にあらず
名前変換とあらすじ
この章の夢小説設定【概要】
飛段と角都と共に九
尾を連れ去る任務を
受けた貴女。しかし
あまりのドジっぷり
に、木の葉の忍は唖
然としてしまう。
しかし、貴女には一
つの秘密があり――
【ページ数】
全7ページ
【備考】
三人称。
原作流れ無視。
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――……‥‥
「綱手のばあちゃん!!」
「っ、ナルトかっ」
ナルトが木の葉入り口にいる綱手を呼んだのは、ハツラがガイに熱い指導を無理矢理教え込まれている時だった。
もはやハツラは、暁とは思われていないらしい。他の忍も警戒をハツラではなく、入り口の先に向けていたのだ。
「ん? 誰だ、あの姉ちゃんは」
「あぁ、いきなり現れたから暁かと思っていたがどうも違うようだからガイが何か教えているらしい。全く、何なのかねぇ……この妙な緊張感は」
「そうなのか……って! それどころじゃないんだってばよ! カカシ先生がっ」
「カカシがどうかしたのか!?」
ナルトと綱手の声に一同が一斉に注目した。
そして、ナルトの発言により暁の侵入を赦したこと知った綱手は、驚きを隠せないでいるその場にいる忍に命を下す。
ナルトの同期を含めた多くの忍が、カカシの援護に向かった。
ナルトも再び行こうとしたが、綱手に呼び止められた。
「お前は、行くな」
「何でだよ!」
「ナルト! 相手は暁二人だ。それに他のやつらが行った。そんなに人数はいらない。暁の援軍が来ないとは限らない」
言葉を詰まらせるナルトに、残った忍もやるせない気持ちになる。
「残ったお前たちは引き続き、ここで警備にあたれ」
「はっ」
「ナルト……今は辛抱するんだ」
綱手は一旦事態を収拾するため、火影室に戻った。
ナルトは相変わらず俯いたままだった。
――その時であった。
「っ、ナルト!」
「!?」
ナルトの背後から突然、角都が飛び出してきたのだ。
そして、ナルトは間一髪避けるが角都は予想していたのか、ナルトの腹に一撃を食らわせたのである。
すぐさま、木の葉の忍が近寄ってきたが痛みに耐えるナルトを担いだ角都は、大きく後ろに飛んだ。
「くそっ、どうして……」
「角都!! オレを利用して逃げやがって!!……っと、人柱力捕まえたのかァ?」
「飛段、生きていたのか」
カカシと対峙していたと聞いていた一同は、暁がここにいることに驚きを隠せないでいた。
「カカシさんのところには、援軍が向かったはず……どうして」
木の葉の忍の一言に、角都は「簡単なことだ」と口を開く。
「人柱力を業と逃がし、援軍を呼ばせそちらに人員を向かわせる。こちらは手薄だ……」
「くそっ、なんてことだっ。綱手様に!」
「もう遅い……飛段、ハツラ。帰るぞ」
そこで暁ではないと思われたハツラの名前が挙がったことに、また一同は驚いた。