それは過誤にあらず
名前変換とあらすじ
この章の夢小説設定【概要】
飛段と角都と共に九
尾を連れ去る任務を
受けた貴女。しかし
あまりのドジっぷり
に、木の葉の忍は唖
然としてしまう。
しかし、貴女には一
つの秘密があり――
【ページ数】
全7ページ
【備考】
三人称。
原作流れ無視。
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「いたーっ!」
暁であるハツラは、飛段と角都とともに任務に出た。
尾獣狩りと称した今日の任務は、九尾の人柱力を連れて帰ること。
しかし今までの人柱力とは違い、九尾の人柱力は里の者に守られ一筋縄ではいかない。
最初はハツラ抜きで任務に出たが、失敗して帰ってくるなり、飛段は「あいつら、人柱力とくそ仲いいじゃねぇかよ!! 無理だろ!」と諦めモードであった。が、命令なので任務続行。
今度はリーダー・ペインの命令でハツラを加え、作戦を組んで攻め直した。
先陣をきって、ハツラが木の葉の忍で固められた陣に突入した。
しかし、ハツラはクナイを出そうとしてポーチに手を入れた瞬間、手裏剣で指を刺してしまった。それで冒頭。
今回、ハツラ一人で攻め込んだが暁のマントを着ていなく、かつ額当ては髪の毛で隠れている。当初、木の葉側は「暁が攻め込んで来た」と思っていたが、マントも着ていないし何よりも、こんなドジっ子が暁だなんてありえないという結論に至ったのだ。
「うーむ、修業が足りないのだ!! 君! 俺と一緒に青春しようじゃないか!!」
「え?」
「良いですね! ガイ先生! 僕も一緒にします!!」
木の葉の忍は拍子抜けしたらしく、ハツラに同情までしている。
「いやですね。私はうずまきナルトを探していて――」
「何ィ!? ナルトのファンなのかぁああ!?」
「いや、そうではなくてですね……」
さっきからやたら元気なこの男は、木の葉の上忍であるマイト・ガイであった。鬼鮫の宿敵であるというのは聞いていたが、あまりの強烈さに目眩がしそうになる。
他の木の葉の忍も白い目で見ている。
ハツラは内心、「飛段と角都、早く来てくれないかな」と願っていた。
――……‥‥
「おい、角都。良いのかよ、ハツラに作戦変更伝えなくて」
先程まで、ハツラと木の葉の忍のやり取りを見ていた飛段と角都。
当初の作戦では、ハツラが先陣を切り飛段と角都が攻めるという普通のものだった。
しかし、ハツラが手裏剣を手にぶっ刺したところで「ハツラは馬鹿。よくあんなのが暁に入れたな。作戦変更」という結論を出したのだ。
それに、人柱力であるうずまきナルトは守られているせいで、あそこにはいないし作戦変更は問題なかった。
「あの忍らは、ハツラに任せる」
「伝えねぇと、計画が違うってハツラが怒るぜ?」
「……そちらの方が楽だ」
忍たるもの作戦変更にも臨機応変に対応すべし。
「ハツラにあいつらを引き付けてもらう。人柱力は恐らく一人だ」
「囮かよ」
「行くぞ」
「全く……。ハツラ、悪いな」
飛段と角都はハツラを勝手に囮にし、その場をこっそり去った。
その気配に気付いた男がただ一人いるとも知らずに。