「……残念だぜぇ、クロウ。せっかく会えたのによー」

「ははっ、ありがとう」

「まぁ、チームは違ってもよろしくなー！」

「うん！」


こうして私は、芸術コンビと呼ばれるところに配属された。


「よろしくな、うん」

「よろしくー」

「……」


後に、二人に芸術のことを語られた。
しかも“クロウは、一瞬の美と永久の美、どっちが芸術だと思う！？　うん”とか聞かれ困った。

――徐々に、暁の実体が分かってきた。正直、楽しい。
里の平和に縛られ、満足に術も磨けない生活。それより、どうしたら誠の平和が出来上がるのか、リーダーの考えのほうがよっぽど良かった。


それに、飛段という人に会えて、私の生活はもっと活発なものになっていた。

また、会いたいな。
そう願った。

――あ、ちなみに私は芸術について、不死なので“永久の美”って答えた。






～END～
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