不死の信者
名前変換とあらすじ
この章の夢小説設定【概要】
「暁に入れ」
金髪の男と強面の男
が貴女を誘う。
そこで、衝撃的な出
会いが待っていた―
―。
【ページ数】
全8ページ
【備考】
ヒロインの出身里は
オリジナルの里です
。
暁夢の飛段寄り。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「飛段、持て」
「ハァ!? 何でオレ!?」
「……」
「……分かったよ、持ちゃいんだろ持ちゃーよォー」
先程の銀髪の男が私の前にしゃがみ込んだ。
中々、カッコイイじゃないか、うん。
「全く、哀れだよなーお前も」
「早くしろ」
「はいはい」
銀髪の男の手が伸びて来る。
彼らは私が死んだと思っているようだ。
ブスッ
「!!」
クナイで銀髪男の腹を刺した。
「なっ、こいつっ」
「飛段!」
咄嗟に起き上がり、私は彼らと距離をとった。
「はぁはぁ……死んでないよ、私は」
「……流石だ。やはり連れこさせて良かった」
ピアス男がそう言った。
「おい、何なんだよ! うん!」
「私の鮫肌は、間違いなく貫いていたんですがねぇ」
驚く暁。そんなことを無視し、私はピアスの男に聞いた。
「貴方は?どうして私を?」
彼がリーダーぽかったからだ。
「貴様の噂は聞いていた。やたら強い抜け忍がいると」
「……」
「情報は少なかった。女である以外に服装などしか情報がなくてな」
「それが私の服装にピッタリだったわけ?」
「あぁ」
私の服は特殊で、忍者にしては露出が多いものだ。
この身体になってから、目立つ服も着れるようになった。気持ちの問題かな。
「出身はどこだ?」
不意にそう問われ、私は持っていた額当てを投げて渡した。
「……これは湯隠れ、か」
残念。似てるけど違う。
「よくみて。湯隠れとは違う。似てるけど、こっちのはニョロ線の下に点がついてるの」
「何だ、これは」
「知らなくて当然、か。私の里は湯隠れから少し外れた小さな里……」
そこで、さっきのカッコイイ銀髪男が声をあげる。
「オレ知ってるぜ!」
「?」
「本当か?」
「あぁでも、あそこは名前がねェからな。それくれェ、小さな里だ」
「よく知ってるね、あんた」
「飛段は湯隠れ出身だ」
「湯隠れ?……だからか」
納得した私は、ピアス男から額当てを返してもらった。
「貴様の能力、不死か?」
「……見れば分かるでしょ」
「やはりか」
すると暁たちは“どうりで”という反応をした。
「不死かー、じゃあオレはアンタと同じだな!」
「同じ?」
そう言った銀髪男は、首から下げているあるものを私に見せながら言った。
暗くてよく見えなかったが、何となく分かった。
それは、私にとっても見覚えのあるものだったからだ。
「アンタもジャシン教信者だろ?」
驚いた。まさか、こんな場所で同じ信者に会えるとは思ってもみなかった。
「飛段、いくらこいつが不死だからって、同じ宗教だとは限らなねぇんじゃねぇか? うん」
「いや、同じだ」
「やっぱり!? 流石、オレ! あれだな。同じ信者は分かるっつーか」
あっさり認める私の言葉に、銀髪男は嬉しそうだった。