不死の信者
名前変換とあらすじ
この章の夢小説設定【概要】
「暁に入れ」
金髪の男と強面の男
が貴女を誘う。
そこで、衝撃的な出
会いが待っていた―
―。
【ページ数】
全8ページ
【備考】
ヒロインの出身里は
オリジナルの里です
。
暁夢の飛段寄り。
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小さな里に生まれた私は、一人前の忍になりたくて必死に頑張っていた。
だけど、近隣の少し大きな里・湯隠れが平和主義を掲げたと同時に、私たちの里も平和を掲げるようになった。
平和は嫌いではない。
しかし、完全に平和にするためには忍者は不要。忍者の育成を止めてしまったのだ。
一人前の忍者になることが夢だったのに、突然断たれた夢。
良いことなのかもしれないが、私にとって何か物足らなくなった。
しばらく、そうして過ごしていたけども、やっぱり何度考えても同じ結論に至った。
忍者の育成を止めてしまったがために、もし他国に攻め込まれ、滅んだらどうするのだろう。と。
そんな時、私には劇的な出会いがあったのだ。
“不死になりたくはないか?”
その言葉が私を誘う麻薬だったのかもしれない。
流されるまま、私はある宗教に入信した。そこで、不死の術を施されたのだ。
“やった、成功だ!”
“二番目の成功例だ”
そう聞こえたとき、私の身体は既に不死身になっていたのだった。
――それから、里を抜けた。
恐いものなしの身体を手に入れ、私は洗脳されたように宗教にのめり込んだ。
だけども、どうも不死身を利用した術は好きになれないので、私はそれは使わないことにした。
攻撃パターンは以前のまま。全く変わらない。
ただ、やられても死なないから自分の危険を気にせず攻撃できる。
それが最大の強みだった。
「はぁ、はぁ」
「あんた、やるじゃないか。うん」
「そっちこそ」
目の前にいる金髪の男の子は、強かった。ほぼ互角の戦い。
私は、何となくそれが気に入った。
「良いよ」
「うん?」
「入ってあげる」
暁に。
――……‥‥
アジトまで案内すると言われ、着いていく。
しばし無言であったが、不意にさっきの金髪の男の子が話し出す。
「さっきも言ったが、今アジトに向かっている。うん。……いつもは精神、ってか意識だな。うん。その意識だけが来るんだが、お前は運が良いぞ。今日は全員が実体だからな、うん」
「……?(実体……?意識だけがくる?)」
何のことかさっぱりだった。