任務と温泉
名前変換とあらすじ
この章の夢小説設定【概要】
珍しく飛段と二人で
任務。リーダーから
告げられた行き先は
、飛段の故郷の里だ
った――。
【ページ数】
全6ページ
【備考】
オリキャラ出てきま
す。
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――……‥‥
「誰もいない、っと……」
よしっ、と意気込んで私は床に向かって起爆札を投げた。私はその部屋の天井に張り付き避難する。
そして、爆音を立て床に大きな穴が空いた。私はそこから、目的の部屋に入った。
「さっさと、調査して抜け出さないとこの里の忍が来るから……っと。見たところ、何もないが……」
歩み寄った壁には、何やら隠し部屋のような形跡があった。
そこを、開ける。
「……!?」
そこには、巨大な装置見たいなのがあった。ぱっと見、どういった物か分からない。
私は、急いでスケッチブックと鉛筆を取り出した。
こう見えても、スケッチの早描きは得意なのだ。一分ほどで、細かい所まで描いた。
そんな時、何やら外が騒がしくなってきた。
飛段が心配だが、私は早々にそこを立ち去った。
――……‥‥
外に出て、遠くから例の建物を見ると、やはり忍がたくさん集まっていて、ギャラリーもいる。
「飛段……」
捕まってしまったのだろうか。
どうしたものか、と悩んでいると後から声が聞こえた。
「美奈穂」
「!」
振り向くと、そこには飛段がいた。しかし――。
「何でそんなにボロボロ?」
「あぁ……祈りの途中によ、奴らの仲間が来たからよ、姿見られる前に逃げようと思ったワケ。けどよー、そう簡単にいきそうにもなかったからよ、起爆札使って逃げてきた」
「自分を巻き込んで来たってわけか。ってか、起爆札持ってたんだ」
「あぁ、いつもは持ってねぇーけど、角都が持っていけっつーからよォ。そのお陰でバレずにすんだけどよ」
笑って言う飛段に、呆れた。
「ってかよォ、調査上手くいったのかよ?」
「え、あぁ。多分ね。描いたよ」
さっき描いた絵を見せると、飛段は“ぉお”と声を上げた。
「流石、すげぇな」
「どうも」
絵を返して貰いながら、何気ない会話。
「これじゃ、温泉いけないなー」
「ハァ!? マジで行くつもりだったのかよ!?」
「でも今日は無理だ。飛段、今度連れてって」
「マジ、勘弁」
こうして私たちは一応、任務終了させてアジトへ帰った。
――……‥‥
「よく出来ている絵だ。美奈穂、飛段。よくやった」
リーダーに絵を渡すと、早々にリーダーは消えた。
「やっと終わったぜー」
「飛段。例の昔の仲間、結局殺したの?」
「当たり前だ。ジャシン様に捧げてやったぜぇ」
「そう……」
「汚れたし、風呂入るか」
呟くように言って、背を向け歩き出す飛段。
次にもし湯隠れに行くことがあれば、是非とも温泉に入りたい。
「そうだ、美奈穂」
「?」
「あの里の北にある湯は、肌に良いらしいぜぇ」
「!」
――絶対飛段と行こう、と思ってしまう私がいた。
~END~
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