任務と温泉
名前変換とあらすじ
この章の夢小説設定【概要】
珍しく飛段と二人で
任務。リーダーから
告げられた行き先は
、飛段の故郷の里だ
った――。
【ページ数】
全6ページ
【備考】
オリキャラ出てきま
す。
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「飛段」
「あぁ?」
「私さ、飛段の“儀式”が見たいなー……」
それがどういうことを示すか、飛段なら分かるはず。
思った通り、飛段は“ぁあ”と分かったように笑みを浮かべる。
「良いぜ、見せてやるよ。その代わり、手ェ出すなよ?」
「分かった。見てるよ」
そして、飛段は一歩前に出て鎌を手に持った。相手はそれを見て構えた。
飛段は聞いた話によると、里抜け後に不死身になったという。つまり、このコルダは飛段が不死身だとは知らないのだ。
「でもよォ、昔の仲間を殺すのは、心が痛むぜ。ホント」
「よく言うよ……思ってもないことを」
私が呟くと、飛段は相手に突っ込んでいく。
こうして、この建物の廊下で戦闘が繰り広げられた。
――……‥‥
「っ」
しばらくして、飛段はやっと相手に傷を付けることが出来た。飛段は無傷だ。
「ちょこまかと動きやがって……でもまァ、アンタはこれで最期だ」
「こんな傷位では、俺は死なない」
すると、飛段はいつもの笑いで笑ったあと、自分の懐から棒のようなものを出した。
ふと思うが、あのマントの下にどうやって入ってるのだろうか。そんなことはどうでも良い。
「ジャシン様の“生け贄”にしてやるぜ!」
「またっそれかよっ!…………って、なっ」
飛段に突っ込んでいくコルダは、突然の飛段の行動に驚いて立ち止まる。
だが、飛段は死なない。
そして、儀式というのが始まった。
まず死なないところから、自分を刺していく飛段。すると、相手も同じ所に同じ傷が出来ていく。
見れば見るほど不思議な技だ。科学的ではないというか。忍術自体科学的ではないが、この飛段の技はチャクラとか関係あるのだろうか。というか、忍術?
どうなっているのか、技の発動条件などは分かってもどうやったら、自分と同じ傷が相手に出来るのか。仕組みが不思議でならない。
「痛ぇだろ? 痛ぇよなァ? ゲハハ!!」
「どうなってんだっ」
「ねぇ、飛段」
「ァア!? 邪魔すんなよ! 良いトコなんだからよォ!!」
「飛段の身体、刺していい? 何か、見てると不思議でさ。間接的に殺してみたくなった」
「痛ぇから止めろ」
「えー……」
「……お前、角都と一緒だな。俺にだけ冷たすぎやしねぇか?」
「そう?」
「無視、すんなっ」
私との会話に、今にも倒れそうなコルダがいた。
「もう終わりにするかァ!?」
「じゃあ、飛段。そっち宜しく。私は、この部屋に入るから」
「え、あぁ……。じゃあ、もう終わりにするか」
「くっ」
「じゃーな! コルダ」
私は、そんな飛段を見てから部屋に侵入しようと、部屋の上から天井をぶち壊しに行った。