任務と温泉
名前変換とあらすじ
この章の夢小説設定【概要】
珍しく飛段と二人で
任務。リーダーから
告げられた行き先は
、飛段の故郷の里だ
った――。
【ページ数】
全6ページ
【備考】
オリキャラ出てきま
す。
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「ハァ……」
珍しく、鬼鮫が一人で任務に行かされた。そして、相方のイタチが任務に行くため、リーダーからの命令で角都がイタチと任務に行った。
だから、角都の相方・飛段が一人になった。しかし、リーダーはそんな飛段に任務を任せたいと言った。そして、たまたま暇だった私が飛段と今回一緒に任務することになったのだ。
「ハァ……」
さっきから溜息をついているのは、他でもない飛段だった。
「何で、溜息なんか付いてんの」
「だってよォ……今回の任務、気が重いっつーか、何つーか」
「仕方ないでしょーに、飛段があそこの地形を一番知ってるし、だからこそリーダーも頼んだんだし。正直、巻き込まれた私の方が嫌だわ」
「……」
険しく拗ねる飛段は、渋々歩いていく。
――湯隠れの里
そこが私たちに課せられた任務の先だった。
湯隠れの里は、忍里でありながら戦うことを止めた里である。
温泉が名物で、他国の忍や一般人もそれだけのために観光に来ている人が多数いるのだ。
そして、飛段の生まれ育った里でもあった。
故に飛段は、気が重いのだ。一度抜けた里に行くことは、ヒヤヒヤするものである。
でも、イタチもサソリも一度抜けた里に暁として行ったことがあるというので、そこまで気落ちする程でもあるまい。
飛段って、何気にデリケートなのだろうか。
「ってかさ、そんなに溜息ついてたら成功するもんも失敗するっての」
「……一度抜けた里に行ったって、どっちにしろこっちの方が不利だっつーの」
「……もう良いよ。とりあえず、着いたから入ろう」
こんな平和な里が、暁という組織を知っているわけない。
リーダー曰くそうなのだ。
だから変装も何もせず、暁の笠だけを深く被り私たちは入った。