妊娠疑惑
名前変換とあらすじ
この章の夢小説設定【概要】
飛段と付き合ってい
る貴女。ある日、月
の物がこないとなり
サソリとデイダラに
言うはめになった。
しかしその話をゼツ
が聞いていたらしく
――。
【ページ数】
全5ページ
【備考】
三人称。
おまけだけ一人称。
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飛段は何かを言おうと口をパクパクさせているが、言葉が出ないらしい。
ゼツは笑う。
「びっくりした? ごめんね、でも暁にいる以上はどこにいるか常に把握させてもらうよ」
「っ、覗き……野郎がっ……!」
「ミタクテミテイルワケデハナイ」
下世話になりそうだったからか、角都がここで口を出す。
「そんなことはどうでもいい。問題は飛段、貴様のその行動のお陰で葵が子を孕み戦線離脱しなければならなくなるということだ」
「そうだね。彼女の能力が減るのはかなりダメージだよね」
「トニカク、リーダーガヨンデイルカラコイ」
――……‥‥
「え? 今なんて?」
「だーかーらー、オレはちゃんと、その……責任とるから……」
「責任……?」
葵が芸術コンビとの任務を終えると、すぐさまリーダーから連絡が入った。
すぐに来て欲しいというものだった。
内容は知らされず、とにかく足を運べというもの。それだけでも気になるのに、更にデイダラの鳥粘土で送らせるという命令であった。
しかも「道中、気を付けろ」という言葉まで。
意味がわからないまま、とりあえずデイダラに送ってもらうと指定された場所には飛段がいたのだ。
「責任って何の話?」
「……怒ってんのか?」
「え? 怒ってないけど、何で? え?」
「いや、オレが……」
「……どうしたの? いつもの飛段じゃないみたい」
葵の中の飛段はこんなに元気がない男ではなかった。ペラペラ喋り、思ったことを割りとすぐに口にする。
それが今はどうだろうか。うつむき、どう言葉を出そうか迷っているようだった。
「熱でもある?」
「熱はねェよ。けど……」
それから沈黙が続いたが。やがて「あー!」と何かを払うように叫んだ。
それには葵も驚いた。
「もう無理だ! リーダーが言うように言えるわけねェ! 葵!」
「な、何……?」
「オレはお前が好きだ!」
その度直球な言葉に、思わず頬を紅く染めた。
「だからァ、今回のことはホント嬉しい! 他の奴らがなんと言おうと、オレは後悔はしねェからな!」
飛段は葵をぎゅっと抱き締めた。
「飛段……」
「オレ、頑張るから」
「うん。何の話かよく分かんないけど、私も飛段のこと大好きだよ」
抱き合う二人をゼツとリーダーが眺めていた。
END
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