三ノ二.日常
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「母様っ」
水を飲みに、屯所の炊事場へ足を運んだ。私が、新選組で家事全般を千鶴ちゃんとやりはじめて、ずっと此処で住まわせてもらっている。
真夜中に、明かり一つで水を口に運ぶんでいると、男の子の声が聞こえ足に小さな衝撃を感じる。
「茂君?」
小さな体が足に、くっついて離れない。私は無理矢理に剥がして、目線を合わせる。
すると、左之さんに似たその目から大粒の涙が溢れ出る。
「え、ぇえっ」
「うわーん!!」
突然泣きだし、私は焦った。それでも、ぎゅっと抱きしめてあげれば私にしがみついて酷く泣く。
なぜ泣いているのか、理由が分からないがとりあえず背中をさすってあげた。
時折、咳込んでいるが次第に治まってきた。
「治った?」
「うん……」
泣き腫らした目は眠そうだ。
私は、部屋に連れていこうと小さな手を握って立ち上がった。
「部屋行く?」
「うん」
その時だった。
水を飲みに、屯所の炊事場へ足を運んだ。私が、新選組で家事全般を千鶴ちゃんとやりはじめて、ずっと此処で住まわせてもらっている。
真夜中に、明かり一つで水を口に運ぶんでいると、男の子の声が聞こえ足に小さな衝撃を感じる。
「茂君?」
小さな体が足に、くっついて離れない。私は無理矢理に剥がして、目線を合わせる。
すると、左之さんに似たその目から大粒の涙が溢れ出る。
「え、ぇえっ」
「うわーん!!」
突然泣きだし、私は焦った。それでも、ぎゅっと抱きしめてあげれば私にしがみついて酷く泣く。
なぜ泣いているのか、理由が分からないがとりあえず背中をさすってあげた。
時折、咳込んでいるが次第に治まってきた。
「治った?」
「うん……」
泣き腫らした目は眠そうだ。
私は、部屋に連れていこうと小さな手を握って立ち上がった。
「部屋行く?」
「うん」
その時だった。