七.話題の詩集
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詩集『梅若集』が発売された晩。新選組屯所の食卓は、永倉の熱気で凄まじいことになっていた。
「いやぁ! あれは凄かった!」
と語るのは『梅若集』の感想だ。
「そんなに凄いんですか?」
「お、千鶴ちゃんも興味あるか?」
「止めとけって千鶴。しんぱっつぁんの言うことなんて、まともに聞いてたら朝になっちまうぜ」
「何ぃ!? 平助、そりゃどういう意味だ!」
「そのまんまの意味だって! 千鶴、嘘吐かなくて良いんだぜー」
「え、でも。ちょっと興味あるかな……」
千鶴の返答に、永倉は一人盛り上がった。
「だろ!? 平助、ちょっとは千鶴ちゃん見習えよ!」
そう言って熱く語り始める。
「よし、皆よく聞けよ! 永倉新八様が講義してやるぜ!」
うげ、と声を漏らす藤堂を余所に永倉は話しはじめる。
「今日発売されたのは、有名な作家の詩集『梅若集』だ。詩を専門に書いている作家だけじゃなくて、小説を書いてる作家も詩を書いて出しているんだ。……って聞いてんのか!?」
「聞いているとも! 永倉君は勉強熱心だなぁ」
「近藤さん、しんぱっつぁんを褒めると余計付け上がるから駄目だって!」
「平助、お前さっきから俺に対して酷くないか!? って、斎藤! どさくさに紛れて俺のおかず取るんじゃねぇ!」
「食べない新八が悪い」
「食べるっつーの!」
「ちょ、しんぱっつぁん! 俺の取るなよ!」
騒がしい一同に、土方の怒号が飛んだ。
「いやぁ! あれは凄かった!」
と語るのは『梅若集』の感想だ。
「そんなに凄いんですか?」
「お、千鶴ちゃんも興味あるか?」
「止めとけって千鶴。しんぱっつぁんの言うことなんて、まともに聞いてたら朝になっちまうぜ」
「何ぃ!? 平助、そりゃどういう意味だ!」
「そのまんまの意味だって! 千鶴、嘘吐かなくて良いんだぜー」
「え、でも。ちょっと興味あるかな……」
千鶴の返答に、永倉は一人盛り上がった。
「だろ!? 平助、ちょっとは千鶴ちゃん見習えよ!」
そう言って熱く語り始める。
「よし、皆よく聞けよ! 永倉新八様が講義してやるぜ!」
うげ、と声を漏らす藤堂を余所に永倉は話しはじめる。
「今日発売されたのは、有名な作家の詩集『梅若集』だ。詩を専門に書いている作家だけじゃなくて、小説を書いてる作家も詩を書いて出しているんだ。……って聞いてんのか!?」
「聞いているとも! 永倉君は勉強熱心だなぁ」
「近藤さん、しんぱっつぁんを褒めると余計付け上がるから駄目だって!」
「平助、お前さっきから俺に対して酷くないか!? って、斎藤! どさくさに紛れて俺のおかず取るんじゃねぇ!」
「食べない新八が悪い」
「食べるっつーの!」
「ちょ、しんぱっつぁん! 俺の取るなよ!」
騒がしい一同に、土方の怒号が飛んだ。