十.女の子
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
破談になり、加子は再び原田と文のやり取りをしていた。
文では、理由を書かず破談になったことだけを伝えた。それに対し原田は「望まない縁談じゃなかったんだろ? だから良いじゃないか、って言いてぇとこだけどな……」と些か反応に困ってるような文面で返してきた。
それからしばらくして、父は次の縁談を探していること。いくら難しい縁談話とはいえあれからもう二月 も経つ。そろそろ文のやり取りも出来なくなるだろうと、加子は書いた。
原田は忙しい身だ。だからか、返事は遅かったり早かったり。
これに対する返事は、まだ返ってきていなかった。
毎日、文が来ていないか弟にこっそり確認する加子。弟は、姉の事情を誰よりも知っているので快く教える。文が来れば、父にも母にも兄にも教えないで渡してくれる弟は加子が信頼する一人だ。
というのも、加子には親友がいる。親友もまた信頼出来る一人なのだ。
文では、理由を書かず破談になったことだけを伝えた。それに対し原田は「望まない縁談じゃなかったんだろ? だから良いじゃないか、って言いてぇとこだけどな……」と些か反応に困ってるような文面で返してきた。
それからしばらくして、父は次の縁談を探していること。いくら難しい縁談話とはいえあれからもう
原田は忙しい身だ。だからか、返事は遅かったり早かったり。
これに対する返事は、まだ返ってきていなかった。
毎日、文が来ていないか弟にこっそり確認する加子。弟は、姉の事情を誰よりも知っているので快く教える。文が来れば、父にも母にも兄にも教えないで渡してくれる弟は加子が信頼する一人だ。
というのも、加子には親友がいる。親友もまた信頼出来る一人なのだ。