4.5 閑話:会合
名前変換
この小説の夢小説設定主人公はイタチとサスケの姉という設定。
その他、名前変換可能のオリキャラ登場します。
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※多少、疾風伝(第二部)で明かされたネタバレ有り。(第一部では明かされていなかったこと)
会合に参加できるのは、大人と特別な子供だけ。
といっても、今はその特別な子はイタチしかいない。
龍厦は、会合とやらに潜入を試みた。危険な橋だとは分かっているけども、どうしても気になったからだ。
しかし、堂々と入るわけにはいかない。
気配を消し、こっそり聞き耳を立てることにした。
うちはの大人の感知能力を誤魔化すなど至難の技だが、運が良かったのか大人たちは龍厦の気配に気づかなかった。
というのも――
「イタチはどうした!? 何故、来ない!」
「シスイも来ない。何かあったのか?」
イタチとシスイが会合に来ないという慌てが、龍厦の気配を消すことに助力していたのだ。
「イタチには大事な会合と言ってある」
「だが、来ないではないか」
「イタチは何を考えている? シスイもだ。今日は来ないと困る」
しかし、待てども待てども二人は来ない。
仕方なく、会合はそのまま始めることになった。
――が。
(き、聞こえない……)
会合の部屋の声がまともに聞こえないのだ。
龍厦がどんなに神経を集中させても、叫び声や怒鳴り声なら聞こえるが普通の会話は所々しか分からなかった。
「……に……こす……だ」
「……いつ……」
何が何だか分からない龍厦は、更に耳を澄ませ聞き取ろうとした。
すると、僅かにだが龍厦は自分の名前を聞き取ることに成功したのだ。
となれば、何故自分の名前が出てくるのか気になるところで息を殺して集中する。
「……は、……んぶに……」
「……イタチと、ふ……で……」
「……。……めだ」
どんどん集中する。
「せめ……いごう……は、参加……」
「だめ……。確か……そうがい……、危険を……」
「娘……、……じょうか」
「……」
結局、何だかよく分からなかった。
龍厦は諦めてその場を去ったのだった。