第4章 疑惑の弟
名前変換
この小説の夢小説設定主人公はイタチとサスケの姉という設定。
その他、名前変換可能のオリキャラ登場します。
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暗部に入隊して、三か月程が経った。
この頃から龍厦はカカシに変なちょっかいを受けていた。
「やっ、元気かい?」
「先輩……何ですか、また用もないのに来たんですか?」
「お前、オレへの認識下がってない……?」
気のせいです、と語る龍厦だったが生憎今は普通の任務明けである。疲れが半端ではなかったのだ。
「残念ですが、今疲れているんです。全く……龍我のせいで云々」
「文句言ってるところ悪いんだけど、今日は用事がちゃんとある」
「……嘘ですよね?」
龍厦の言葉にカカシは「あのね」と落胆する。
「違うから。今日は龍厦に修行してもらおうと思って。もちろんオレが教えるけど」
龍厦は目を見開いた。そして空を見上げる。
「……三月ですけど、明日は雪模様」
「……思いっきり晴れてるから。そんなにオレって真面目に見えない?」
「そうじゃありませんが、絶対ありえないと思って。夢?」
「違うから。ま、そういうことだからあと三時間後――午前十一時に第三演習場に来てね」
そう告げると、カカシは即座に消えた。
――……‥‥
午前十一時半。
第三演習場には龍厦一人。
一応、迷ったのだ。時間通りに行くか、行かないか。カカシはどうせ遅刻する、分かっていたがそういう時に限って早いということがあるかもしれない。そう思って、結局約束の時間の五分前に着いた。
「全く、呼び出しといて自分は遅刻とか」
文句を垂れても誰も聞いていない。
気配すらない。
その時だった。
「やー、遅れてごめんごめん」
と、カカシが陽気に表れたのだ。
「……」
「ちょっと! 何でそんな目で見るの!?」
三十分待ったんだけど、何様のつもりか。呼んだのはそっちだし、別に来なくても良かったんだけど頼んでもないけど修行みてくれるっていうから来たのに、遅刻するとか何なの。馬鹿なの、アホなの。本当に上忍なの。前から思ってたけど、時間通りに来ることないよね。絶対大事な任務でも遅刻してそうだし、よく忍辞めろって上から言われないよね。火影を脅してんの?
納得できる説明してよ。
――そうカカシに告げようとした。
しかし、面倒だったのでつい口から出たのは
「三十分待ったんだけど、火影を脅してるんですか?」