第3章 エリート一族
名前変換
この小説の夢小説設定主人公はイタチとサスケの姉という設定。
その他、名前変換可能のオリキャラ登場します。
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8月の終わり。暑い夏から、秋に変わろうとしていた。しかし、まだ暑さは感じられ龍厦も、額に汗を浮かべて縁側に寝そべっていた。
「龍厦、こんなところに寝てないで修業でもしたら?」
母のミコトが、洗濯物を干すために庭へ出てきたのだ。
「修業って……暑くて無理」
「何言ってるの、数日前とは気温も違うしまだマシよ」
「……イタチとサスケは?」
その問いに、ミコトは「修業に行ったわよ」と答える。龍厦は、暇なので迎えに行くことにした。
――サスケを背負ったイタチと遭遇したのは、木の葉警務部隊本部の前であった。
「姉上、来てくださったのですか?」
「いや、暇だったから。それより、サスケは何で背負われてるのかな?」
「修業で無茶をしたんですよ」
イタチの言葉に、サスケは気恥ずかしそうに目を伏せた。
そして、そこにそびえ立つ建物に目をやるとサスケは口を開いた。
「ここでしょ……父さんが働いてる所」
「木の葉警務部隊の本部だ」
「前から気になってたんだけど、何で警務部隊のマークにうちは一族の家紋が入ってるの?」
建物に「木の葉警務部隊」と記されている上には、警務部隊の印が堂々と設置されている。手裏剣のような形をしたオブジェの真ん中にうちは一族の紋である、団扇のマークが入っているのだ。
「何だ……気付いていたのか……」
「当たり前だろ!」
「気付かない方が驚きだよ」
サスケの答えと、龍厦の的確な突っ込みにイタチは微笑んだ。
「うん……そうだな。簡単に言うと、この警務部隊を組織し設立したのがうちは一族の先代達だったらしい」
「だから、この組織のシンボルとして自分達の家紋をつけた……誇らしいとは思うけどね」
「ああ。昔から、うちは一族はこの里の治安をずっと預かり、守ってきた。姉上のおっしゃる通り、うちはの家紋はその誇り高き一族の証でもあるんだよ」
うちは一族は、今では小さくなってしまったが一族のほぼ全員が今でも此処に務めている。それが、現状だ。