恋桜
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『か、可愛い…』
土方さん達が連れて来たのは、気を失った千鶴だった
やっぱり、本物は可愛い!!
縛られ牢屋に入れられる千鶴
可哀想だけど、ここで何かしたらこれから千鶴の運命が変わってしまうと思ったら何も言えなかったが、流石に縄は外してあげたいと土方さんに申し立てた
「…好きにしろ」
そう言われたので、縄を解き冷えるだろうから暖かい布団を掛けてあげた
目覚めた千鶴は、幹部達に囲まれ尋問を受けている
心の中で、ひたすら千鶴を応援する事しか出来ない私を許してほしい…
「言い出しっぺの土方さんの小姓にしたらどうです」
「でも、土方さんにはみつきが付いてるし!」
「分かった。雪村は俺の小姓にする」
『え』
え?待って、、私は?!私はどうなるのよ!
「みつき、お前は近藤さんの小姓になれ」
視線を送るが全く合わそうとしない土方
「歳、俺は小姓は必要ないぞ?」
近藤さんは、土方さんの提案を断った
「いや、あんたにはみつきを付ける。みつきいいな」
どうせ、私の意見なんか受け付けてくれないだろうし…
『かしこまりました、宜しくお願い致します』
近藤さんは、眉尻を下げ困った様に笑った
『みつきです、お茶をお持ちしました』
襖の外で声をかけると、入ってくれと返って来たので開けると土方さんもいた
『あ、土方さんの分もお持ちしますか?』
「構わねぇ」
そう言われたので、近藤さんの湯呑みを置いて私は部屋を出た
「近藤さん、あいつちゃんと仕事してるか?」
「みつきくんか?ああ、歳の小姓としてやっていたからか、卒なく身の回りの事をしてくれて助かってるよ」
「…そうか」
あいつが卒なくねぇ…にわかには信じられねぇが、近藤さんが言ってるなら確かだろうし
『あ!千鶴ぅ!』
「きゃっ!みつきさん!」
今日も可愛い千鶴を、抱き締める私の首根っこを総司が掴んだ
「ちょっと、これから市中見回りに行くんだから、足止めしないでくれる?」
『え!外行くの?!』
「は、はい!父上を探しに皆さんとご一緒するんです!」
いいなぁ…私なんか、この世界にトリップしてからこの屯所出た事ないんですけど…
「みつきさん?」
『っ!!あ、ごめん、ごめん!気を付けて行ってくるんだよ!』
「はい!行ってきます」
皆んなの姿を手を振って見送っていると、ふいに総司が振り返って、目が合った
「…」
『?』
ん?どうしたのかな…
口を開きかけた総司を呼ぶ声が聞こえ、総司は玄関を出て行った
なんだったんだろ…ま、いっか
「あいつを外に連れ出すだと?」
幹部の集まりで総司が唐突に俺に言ってきた
「思えば、みつきが来てから一度も屯所から出てないし、たまには気晴らしに連れて行ってあげてもいいんじゃないかと思って」
「確かにな、いつも色々やってくれてるし」
「みつきが雪村に、外の様子はどんな感じかよく聞いている所を見かける」
原田や斉藤までも、賛成の意を表している
「俺は賛成だ!近いうちに外に連れ出してあげようじゃないか、歳」
「……分かった」
幹部全員が賛成で、近藤さんも賛成なら仕方ない
『え!本当ですか?』
夕飯の後、近藤さんの部屋に呼ばれ、何事かと思ったら外出許可の言葉をもらえた
「ああ、だから近いうちに幹部全員とみつきくん、雪村くんで食事に行こう」
近藤さんの穏やかに笑う顔につられて、私も笑ってしまった
やった!!幕末の京都とかワクワクする!!
楽しみ過ぎる!!!
「彼女、凄く喜んでいたぞ」
近藤さんは、嬉しそうに話しているのを見ると
総司が言っていた事は本当だったんだな
「歳は、気付いていたか?」
「…いや」
俺は、気付けなかった事が何故か少し悔しくて、盃に入った酒を一気に飲み干した
土方さん達が連れて来たのは、気を失った千鶴だった
やっぱり、本物は可愛い!!
縛られ牢屋に入れられる千鶴
可哀想だけど、ここで何かしたらこれから千鶴の運命が変わってしまうと思ったら何も言えなかったが、流石に縄は外してあげたいと土方さんに申し立てた
「…好きにしろ」
そう言われたので、縄を解き冷えるだろうから暖かい布団を掛けてあげた
目覚めた千鶴は、幹部達に囲まれ尋問を受けている
心の中で、ひたすら千鶴を応援する事しか出来ない私を許してほしい…
「言い出しっぺの土方さんの小姓にしたらどうです」
「でも、土方さんにはみつきが付いてるし!」
「分かった。雪村は俺の小姓にする」
『え』
え?待って、、私は?!私はどうなるのよ!
「みつき、お前は近藤さんの小姓になれ」
視線を送るが全く合わそうとしない土方
「歳、俺は小姓は必要ないぞ?」
近藤さんは、土方さんの提案を断った
「いや、あんたにはみつきを付ける。みつきいいな」
どうせ、私の意見なんか受け付けてくれないだろうし…
『かしこまりました、宜しくお願い致します』
近藤さんは、眉尻を下げ困った様に笑った
『みつきです、お茶をお持ちしました』
襖の外で声をかけると、入ってくれと返って来たので開けると土方さんもいた
『あ、土方さんの分もお持ちしますか?』
「構わねぇ」
そう言われたので、近藤さんの湯呑みを置いて私は部屋を出た
「近藤さん、あいつちゃんと仕事してるか?」
「みつきくんか?ああ、歳の小姓としてやっていたからか、卒なく身の回りの事をしてくれて助かってるよ」
「…そうか」
あいつが卒なくねぇ…にわかには信じられねぇが、近藤さんが言ってるなら確かだろうし
『あ!千鶴ぅ!』
「きゃっ!みつきさん!」
今日も可愛い千鶴を、抱き締める私の首根っこを総司が掴んだ
「ちょっと、これから市中見回りに行くんだから、足止めしないでくれる?」
『え!外行くの?!』
「は、はい!父上を探しに皆さんとご一緒するんです!」
いいなぁ…私なんか、この世界にトリップしてからこの屯所出た事ないんですけど…
「みつきさん?」
『っ!!あ、ごめん、ごめん!気を付けて行ってくるんだよ!』
「はい!行ってきます」
皆んなの姿を手を振って見送っていると、ふいに総司が振り返って、目が合った
「…」
『?』
ん?どうしたのかな…
口を開きかけた総司を呼ぶ声が聞こえ、総司は玄関を出て行った
なんだったんだろ…ま、いっか
「あいつを外に連れ出すだと?」
幹部の集まりで総司が唐突に俺に言ってきた
「思えば、みつきが来てから一度も屯所から出てないし、たまには気晴らしに連れて行ってあげてもいいんじゃないかと思って」
「確かにな、いつも色々やってくれてるし」
「みつきが雪村に、外の様子はどんな感じかよく聞いている所を見かける」
原田や斉藤までも、賛成の意を表している
「俺は賛成だ!近いうちに外に連れ出してあげようじゃないか、歳」
「……分かった」
幹部全員が賛成で、近藤さんも賛成なら仕方ない
『え!本当ですか?』
夕飯の後、近藤さんの部屋に呼ばれ、何事かと思ったら外出許可の言葉をもらえた
「ああ、だから近いうちに幹部全員とみつきくん、雪村くんで食事に行こう」
近藤さんの穏やかに笑う顔につられて、私も笑ってしまった
やった!!幕末の京都とかワクワクする!!
楽しみ過ぎる!!!
「彼女、凄く喜んでいたぞ」
近藤さんは、嬉しそうに話しているのを見ると
総司が言っていた事は本当だったんだな
「歳は、気付いていたか?」
「…いや」
俺は、気付けなかった事が何故か少し悔しくて、盃に入った酒を一気に飲み干した