私は、その後お風呂に入りテレビをつけながらウトウトしていた

ガタッ‼︎

その物音に、驚き目が覚める

彼等が帰って来たと思いソファから立ち上がり、玄関に向かおうとしたその時…

パリィィィン‼︎

ガラスが割れる音と共に数人の男達が侵入してきた

『だ、誰⁈あんた達‼︎』

「姫はどこだ」

姫⁈葵さんの事？

『こ、ここには、居ないわ！だから帰って！』

１人の男を除いて、部屋を探し出す男達

銀ちゃん‼︎…銀ちゃん、早く帰って来てよ‼︎

いないと分かったのか、男達は戻って来た

「どこに行ったか知っているんだろ、吐け」

切先を私に向ける男

『だから、知らないってば‼︎』

「…この女を連れてけ」

その言葉と同時に、2人の男が近ずいてきた

『い、嫌っ‼︎』

私は、逃げようと試みた
その時、右の二の腕に痛みが走った

「次逃げれば、命はないぞ」

その男は私の腕を斬りつけたのだ
血が、床に滴り落ちる…

私は、痛みと出血を抑える様に左手で抑えたが
今までに感じた事のない痛みでそのまま意識を失ってしまった



銀ちゃん……