月見草
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その後は、簡潔にかかれた書類に上川さんに説明を受けながらサインをしていった
「お疲れ様でした。契約は以上になります」
ひと息つくと目の前のテーブルに温かい煎茶が入った湯飲みが置かれた
『ありがとうございます』
「いえ、それを飲んだら見て頂きたいモノがあるんです」
見てもらいたいもの?何だろう…
応接室に運ばれてきたのは立派な桐の箱
『これ、ですか?』
「はい。昨夜から飾ってある台の上からどうしてか落ちるんです、何回も」
『何回も?』
「はい、刀剣をお預かりし保管をしてからこんな事一度もないんですが…」
それは、何か神の怒りとかそういうもんなんじゃないの?
祟りとかさ!怖いじゃん!
不気味そうに、再度桐箱を見ると、刀紋 が焼印されている
見た事がある…確かこれって…
『これって、三日月宗近の』
そう言いかけた私の心臓は急激に拍動を速めた
蹲 る私に山姥切が駆け寄ってくれた
「どうした!」
「大丈夫ですか?!」
「…はい、すみ、ません」
少しして拍動は正常に戻った
何だったんだろうか…
ー主ー
『え?山姥切呼んだ?』
そう聞くと頭を横に振る山姥切
ー主ー
ーこっちだー
声の出所はどうやら桐箱の中だ
『上川さん、これ開けても大丈夫ですか?』
「はい、どうぞ」
私は、そっと蓋をあけた
そこには月の満ち欠けの様な模様が入った鞘に納められている刀
『少し、触れてもいいですか?』
了承を得て、その鞘に指先で触れた
ビリッと電気が走った感覚に指を離した瞬間
桜の花びらが目の前に舞った
「お疲れ様でした。契約は以上になります」
ひと息つくと目の前のテーブルに温かい煎茶が入った湯飲みが置かれた
『ありがとうございます』
「いえ、それを飲んだら見て頂きたいモノがあるんです」
見てもらいたいもの?何だろう…
応接室に運ばれてきたのは立派な桐の箱
『これ、ですか?』
「はい。昨夜から飾ってある台の上からどうしてか落ちるんです、何回も」
『何回も?』
「はい、刀剣をお預かりし保管をしてからこんな事一度もないんですが…」
それは、何か神の怒りとかそういうもんなんじゃないの?
祟りとかさ!怖いじゃん!
不気味そうに、再度桐箱を見ると、
見た事がある…確かこれって…
『これって、三日月宗近の』
そう言いかけた私の心臓は急激に拍動を速めた
「どうした!」
「大丈夫ですか?!」
「…はい、すみ、ません」
少しして拍動は正常に戻った
何だったんだろうか…
ー主ー
『え?山姥切呼んだ?』
そう聞くと頭を横に振る山姥切
ー主ー
ーこっちだー
声の出所はどうやら桐箱の中だ
『上川さん、これ開けても大丈夫ですか?』
「はい、どうぞ」
私は、そっと蓋をあけた
そこには月の満ち欠けの様な模様が入った鞘に納められている刀
『少し、触れてもいいですか?』
了承を得て、その鞘に指先で触れた
ビリッと電気が走った感覚に指を離した瞬間
桜の花びらが目の前に舞った