はじまりのうた
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長谷部と薬研に挟まれながら廊下を歩く
ザ、日本家屋って感じで落ち着くなぁ…
キョロキョロと内装を見ていると、大きな襖の前についた
すると中からバタバタと足音が近づいてきて、吹っ飛ぶんじゃないかって位に襖が開いた
「主ぃぃぃぃ!!!良かったぁぁぁ!!!」
『うわっ!??』
何かが飛び込んで来たと思った瞬間、身体に衝撃を受けた
「主!大丈夫ですか?!」
『は、はぃ、、』
「加州っ!お前はもう少し考えて行動しろっ!」
「はいはい、わかったよ。てか長谷部早く主を離してよ」
「貴様が離せ」
いまだに私を受け止めてくれている長谷部と、抱きついている加州にサンドされて動けない…
「お二人さん、主を解放してやってくれ」
薬研の一声に、加州は唇を尖らせながら、長谷部は眉間に皺を寄せながら私を解放してくれた
部屋の中に入ると、一段高くなった上座に誘導され、そこに座る様に言われた
私が座ると同時に、三日月と山姥切、燭台切が入ってきた
「主、大事ないか?」
『はぃ、ご迷惑をおかけしました』
「ははは、迷惑など思っておらんよ」
「おい」
私の隣に腰を下ろそうとした三日月の襟後ろを山姥切が掴んだ
「何だ?山姥切」
「何だじゃない。主の隣には座らないと決めただろ」
「そうだったか?最近物忘れが多くてな」
「いい加減にしろ」
「あなやぁ」
三日月は山姥切に襟後ろを引っ張られながら、離れていった
「無理はダメだよ」
そう言って燭台切は温かな膝掛けをかけてくれた
『ありがとうございます』
6振の刀剣男士は私と向き合う様に鎮座した
『…あの!』
そう言った主は、上座から降りて俺達の目の前で額を畳に着けた
「主っ?!何して」
『ごめんなさい!!』
俺達は主の謝罪の意味が分からない…
「やめてよ!主!」
「土下座などやめて下さい!」
加州と長谷部が慌てて主に駆け寄り、止めるように伝えるが主はそのまま言葉を続けた
『わ、私のせいで皆さんを巻き込んでしまって本当にごめんなさい…でも、皆さんの力が必要です、どうか私に力を貸して下さい…』
あぁ…そんな風に思っていたのか…
俺達は…ただ
「主は何も悪くない」
三日月が主に向かって話しはじめた
「むしろ感謝せねばならない。あの時、主が守ってくれなければ、俺達を顕現していなければ、仲間の刀剣が折られていた」
『でも!』
やっと顔を見せてくれた主
「俺達は刀剣だ、何かを守る為、誰かを守る為に存在している。だから主の為だけに、この力を振いたい。主を守りたい。ただ、それだけだ」
三日月の言葉に俺達は頷いた
そんな俺達に主は泣きそうな笑顔を見せてくれた
『皆んな…ありがとう』
〝何があろうとも主を守る〟と
6振は各々の胸に誓いをたてた
ザ、日本家屋って感じで落ち着くなぁ…
キョロキョロと内装を見ていると、大きな襖の前についた
すると中からバタバタと足音が近づいてきて、吹っ飛ぶんじゃないかって位に襖が開いた
「主ぃぃぃぃ!!!良かったぁぁぁ!!!」
『うわっ!??』
何かが飛び込んで来たと思った瞬間、身体に衝撃を受けた
「主!大丈夫ですか?!」
『は、はぃ、、』
「加州っ!お前はもう少し考えて行動しろっ!」
「はいはい、わかったよ。てか長谷部早く主を離してよ」
「貴様が離せ」
いまだに私を受け止めてくれている長谷部と、抱きついている加州にサンドされて動けない…
「お二人さん、主を解放してやってくれ」
薬研の一声に、加州は唇を尖らせながら、長谷部は眉間に皺を寄せながら私を解放してくれた
部屋の中に入ると、一段高くなった上座に誘導され、そこに座る様に言われた
私が座ると同時に、三日月と山姥切、燭台切が入ってきた
「主、大事ないか?」
『はぃ、ご迷惑をおかけしました』
「ははは、迷惑など思っておらんよ」
「おい」
私の隣に腰を下ろそうとした三日月の襟後ろを山姥切が掴んだ
「何だ?山姥切」
「何だじゃない。主の隣には座らないと決めただろ」
「そうだったか?最近物忘れが多くてな」
「いい加減にしろ」
「あなやぁ」
三日月は山姥切に襟後ろを引っ張られながら、離れていった
「無理はダメだよ」
そう言って燭台切は温かな膝掛けをかけてくれた
『ありがとうございます』
6振の刀剣男士は私と向き合う様に鎮座した
『…あの!』
そう言った主は、上座から降りて俺達の目の前で額を畳に着けた
「主っ?!何して」
『ごめんなさい!!』
俺達は主の謝罪の意味が分からない…
「やめてよ!主!」
「土下座などやめて下さい!」
加州と長谷部が慌てて主に駆け寄り、止めるように伝えるが主はそのまま言葉を続けた
『わ、私のせいで皆さんを巻き込んでしまって本当にごめんなさい…でも、皆さんの力が必要です、どうか私に力を貸して下さい…』
あぁ…そんな風に思っていたのか…
俺達は…ただ
「主は何も悪くない」
三日月が主に向かって話しはじめた
「むしろ感謝せねばならない。あの時、主が守ってくれなければ、俺達を顕現していなければ、仲間の刀剣が折られていた」
『でも!』
やっと顔を見せてくれた主
「俺達は刀剣だ、何かを守る為、誰かを守る為に存在している。だから主の為だけに、この力を振いたい。主を守りたい。ただ、それだけだ」
三日月の言葉に俺達は頷いた
そんな俺達に主は泣きそうな笑顔を見せてくれた
『皆んな…ありがとう』
〝何があろうとも主を守る〟と
6振は各々の胸に誓いをたてた
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