はじまりのうた
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一通りの説明を受け、奥の間へ案内された
部屋の奥には、小さな祠があった
これが本丸に繋がる転送装置か、、、、
『…?!』
「大将、緊張を和らげるツボだ」
『つ、ツボ?』
そう言って、右の掌を押し始めた薬研
「呼吸はゆっくりな」
『は、はぃ』
言われた通り、深呼吸を何度かすると肩の力が抜けて身体の強張りが消えた
『ありがとう』
「あぁ」
薬研は安心した
みつきの顔に血色が戻ったからだ
私の周りを囲む様に円陣が組まれた
「それでは皆さん、よろしくお願い致します」
祠の中から薄桜 色の光が溢れ出し私達を包んだ
ー!
ーーじ
ーーーるじ!
「っ!!!」
『…』
「…良かった、大丈夫か?大将」
ここは、、、
支えてもらいながらゆっくりと身体を起こす
見慣れない和室に意識がはっきりしてきた
左を見れば、薬研が心配そうにこちらを見ている
ああ…やっぱ、夢じゃないんだな…
『うん、、あの…私は何で布団に…?』
「本丸に転送完了したと同時に気を失ったんだよ」
『え…』
「色々と身体に負荷がかかったんだと思うぜ」
『面目ない、、、他の皆んなは?』
「気にする事ないって!他の奴等は本丸の偵察に行ってる」
そっか、ここ本丸の中なんだ
「大将?まだ、無理しない方が」
『私も本丸探検したい!』
目をキラキラさせて、ちょっと興奮気味のみつきに薬研は忍び笑いを出した後、着替える様に促した
巫女装束に着替え、部屋の窓から外を覗いた
高い所にある部屋なのだろう
遠くの山々が見える
今の季節は春かぁ…
黄色い菜の花畑の先に、大きな桜の樹が見えた
「大将、着替えたか?」
『うん、今行きます!』
部屋の外で待つ薬研の元に急いだ
「主!!!目を覚ましたのですね!!」
廊下を歩いているとジャージ姿の長谷部がこちらに走ってきた
『お、お騒がせしました』
「そんな事、主は気になさらないで下さい!」
『…』
長谷部が何故か、尻尾をブンブン振る大型犬に見えた私は、血迷ったのか長谷部の頭を撫で撫でしてしまった
「あ、あ、ある、じ…」
身体をブルブルと振るわせる長谷部に気づいた
『っ?!ご、ごめんなさい!!つい…』
引っ込みかけた手を長谷部の両手で包まれた
「俺は主の物ですから!お気に召すままに撫でて頂いて構いません!!」
『は、はぃ、、』
「長谷部、圧が凄いって、、」
怒ってないみたいで良かった…
部屋の奥には、小さな祠があった
これが本丸に繋がる転送装置か、、、、
『…?!』
「大将、緊張を和らげるツボだ」
『つ、ツボ?』
そう言って、右の掌を押し始めた薬研
「呼吸はゆっくりな」
『は、はぃ』
言われた通り、深呼吸を何度かすると肩の力が抜けて身体の強張りが消えた
『ありがとう』
「あぁ」
薬研は安心した
みつきの顔に血色が戻ったからだ
私の周りを囲む様に円陣が組まれた
「それでは皆さん、よろしくお願い致します」
祠の中から
ー!
ーーじ
ーーーるじ!
「っ!!!」
『…』
「…良かった、大丈夫か?大将」
ここは、、、
支えてもらいながらゆっくりと身体を起こす
見慣れない和室に意識がはっきりしてきた
左を見れば、薬研が心配そうにこちらを見ている
ああ…やっぱ、夢じゃないんだな…
『うん、、あの…私は何で布団に…?』
「本丸に転送完了したと同時に気を失ったんだよ」
『え…』
「色々と身体に負荷がかかったんだと思うぜ」
『面目ない、、、他の皆んなは?』
「気にする事ないって!他の奴等は本丸の偵察に行ってる」
そっか、ここ本丸の中なんだ
「大将?まだ、無理しない方が」
『私も本丸探検したい!』
目をキラキラさせて、ちょっと興奮気味のみつきに薬研は忍び笑いを出した後、着替える様に促した
巫女装束に着替え、部屋の窓から外を覗いた
高い所にある部屋なのだろう
遠くの山々が見える
今の季節は春かぁ…
黄色い菜の花畑の先に、大きな桜の樹が見えた
「大将、着替えたか?」
『うん、今行きます!』
部屋の外で待つ薬研の元に急いだ
「主!!!目を覚ましたのですね!!」
廊下を歩いているとジャージ姿の長谷部がこちらに走ってきた
『お、お騒がせしました』
「そんな事、主は気になさらないで下さい!」
『…』
長谷部が何故か、尻尾をブンブン振る大型犬に見えた私は、血迷ったのか長谷部の頭を撫で撫でしてしまった
「あ、あ、ある、じ…」
身体をブルブルと振るわせる長谷部に気づいた
『っ?!ご、ごめんなさい!!つい…』
引っ込みかけた手を長谷部の両手で包まれた
「俺は主の物ですから!お気に召すままに撫でて頂いて構いません!!」
『は、はぃ、、』
「長谷部、圧が凄いって、、」
怒ってないみたいで良かった…