はじまりのうた
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【立入禁止】
と書かれた扉抜け、長く薄暗い廊下を加州に手を引かれながら歩く
「!…主、俺達は味方だよ。大丈夫だよ」
『え?!あ、ごめんなさい!』
無意識に加州の左手を強く握っていた私は、慌てて彼の手を離したため、バランスを崩し
後続の刀剣男士達の方に倒れてしまった
「全く、あんたは何をしているんだ」
頭上から溜息混じりに聞こえたのは山姥切の声だった
勝手に華奢なイメージを作っていた山姥切の腕は逞しくて、私が倒れてもびくともしなかった
『す、すみません、、、』
倒れたまま彼の方を向いて謝ったら何故かそっぽを向かれた
「これ、早く離れぬか」
三日月は、私の腕を引き山姥切と引き離した
『す、すみまっ!?ひっ?!!』
いつのまにか三日月に横抱きされていた
「ちょ、三日月何している!」
フードの下の花緑青 の瞳が三日月を睨む
「いや、山姥切を見習ってだな」
「だから気安く触れるなと言っているだろ!」
「長谷部は、羨ましいのだな、ははは」
「なっ!?」
長谷部は、三日月の言葉に顔を紅潮させた
「親交を深めるのは構いませんが、ここではお静かに願います。」
先頭を行く黒スーツイケメンは、足を止めて扉を開き入る様促した
通されたのは、趣のある旅館の様な和モダンな部屋だった
「どうぞお掛け下さい」
『は、はい、失礼します』
二人掛けのソファに腰を下ろした私に、燭台切がお茶を出してくれた
『あ、ありがとうございます』
「お安い御用だよ」
そう返答した燭台切の周りには桜の花弁が舞っていた
「ご紹介が遅くなり申し訳ありません。私は、田中と申します」
『あ、はじめ…?』
挨拶をしようとしたが、右手の掌をこちらに見せた田中さん
まるで、それ以上は言うなというような感じだったので閉口した
「申し訳ございません、この先真名はお控え下さい」
『え?』
「私も田中と名乗っておりますが田中ではございません。貴方様の事は審神者殿とお呼び致します」
あ、あーなる程…、、、
刀剣男士達に真名を知られた場合
最悪のケース神隠しに遭うって言われてるんだっけ……
さっきとは違った緊張感が体に走った
気持ちを落ち着かせたくて、お茶を口に含んだ
……ん?審神者?
審神者って田中さん言ったよね?今
『あのー、審神者って私がですか?』
「はい」
はいって言った!!
この人はいって言った!!
「審神者は、物の心を励起し人の形へと顕現する力があります」
『は…はぃ、存知ていますが、私はそんな力はありませんよ?』
「いえ、貴方は審神者です。そこにおられます刀剣男士達が何よりもの証明です」
私は、振り返り後ろにいた刀剣男士達を見た
皆と目が合い、気まずさに視線をゆっくり前に戻した
やっぱり、夢でも見てるんじゃなかろうか…
私は強く目を瞑り、頭を左右に振った
と書かれた扉抜け、長く薄暗い廊下を加州に手を引かれながら歩く
「!…主、俺達は味方だよ。大丈夫だよ」
『え?!あ、ごめんなさい!』
無意識に加州の左手を強く握っていた私は、慌てて彼の手を離したため、バランスを崩し
後続の刀剣男士達の方に倒れてしまった
「全く、あんたは何をしているんだ」
頭上から溜息混じりに聞こえたのは山姥切の声だった
勝手に華奢なイメージを作っていた山姥切の腕は逞しくて、私が倒れてもびくともしなかった
『す、すみません、、、』
倒れたまま彼の方を向いて謝ったら何故かそっぽを向かれた
「これ、早く離れぬか」
三日月は、私の腕を引き山姥切と引き離した
『す、すみまっ!?ひっ?!!』
いつのまにか三日月に横抱きされていた
「ちょ、三日月何している!」
フードの下の
「いや、山姥切を見習ってだな」
「だから気安く触れるなと言っているだろ!」
「長谷部は、羨ましいのだな、ははは」
「なっ!?」
長谷部は、三日月の言葉に顔を紅潮させた
「親交を深めるのは構いませんが、ここではお静かに願います。」
先頭を行く黒スーツイケメンは、足を止めて扉を開き入る様促した
通されたのは、趣のある旅館の様な和モダンな部屋だった
「どうぞお掛け下さい」
『は、はい、失礼します』
二人掛けのソファに腰を下ろした私に、燭台切がお茶を出してくれた
『あ、ありがとうございます』
「お安い御用だよ」
そう返答した燭台切の周りには桜の花弁が舞っていた
「ご紹介が遅くなり申し訳ありません。私は、田中と申します」
『あ、はじめ…?』
挨拶をしようとしたが、右手の掌をこちらに見せた田中さん
まるで、それ以上は言うなというような感じだったので閉口した
「申し訳ございません、この先真名はお控え下さい」
『え?』
「私も田中と名乗っておりますが田中ではございません。貴方様の事は審神者殿とお呼び致します」
あ、あーなる程…、、、
刀剣男士達に真名を知られた場合
最悪のケース神隠しに遭うって言われてるんだっけ……
さっきとは違った緊張感が体に走った
気持ちを落ち着かせたくて、お茶を口に含んだ
……ん?審神者?
審神者って田中さん言ったよね?今
『あのー、審神者って私がですか?』
「はい」
はいって言った!!
この人はいって言った!!
「審神者は、物の心を励起し人の形へと顕現する力があります」
『は…はぃ、存知ていますが、私はそんな力はありませんよ?』
「いえ、貴方は審神者です。そこにおられます刀剣男士達が何よりもの証明です」
私は、振り返り後ろにいた刀剣男士達を見た
皆と目が合い、気まずさに視線をゆっくり前に戻した
やっぱり、夢でも見てるんじゃなかろうか…
私は強く目を瞑り、頭を左右に振った