気になるあいつは…
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今日は、和泉守と万屋に来ていた
「お、こりゃ凄ぇな」
新商品に、興味津々な和泉守を横目に私は必要な物を籠にいれていた
「なぁ!」
また、呼ばない、、
『何?』
「お前はどっちの色がいいと思う?」
目の前に出されたのは形は同じだが、木の色の違うつげ櫛だった
『買ってくれんの?』
「っ馬っ鹿!国広にだ!勘違いすんな!」
へいへい、国広大好きだもんねー
相思相愛で羨ましいですな
「で、どっちだ?」
『…こっち』
凄い真剣に聞いてくるから、素直に好きな方を指差したら「よーしっ」って言って会計しに行ってしまった
どうせ、国広にとか言って最終的に自分の髪をとかさせるんだろうな
国広は、和泉守のお世話するの好きだもんな…
『…』
ちょっと…いやだいぶ国広が羨ましいなって思ってしまった私
溜息を吐くと、腕から重さが消えた
振り向けば、和泉守が籠を持っていて
「溜息吐くほど、重くねぇじゃねぇか」
『…』
「後、何買うんだ?早くしねぇと日が暮れる」
『後は、次郎太刀のお酒』
さり気ない優しさを、サラッとやってしまう
本当に憎い奴
ー
ーー
ーーー
「兼さん?何見てるんですか?」
「ばっ!!勝手に覗くんじゃねぇよ!!」
「櫛…主さんに渡さないんですか?」
「は、はぁ!?あいつにじゃねぇ!」
「じゃあ誰にです?」
「…ぅっせぇょ」
全く、素直じゃないんだから兼さんは、