素直になれば…
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ー長谷部ー
主…
俺は…貴女が…
「あ!気が付いた!!」
俺の顔を覗き込んでいたのは、短刀達
「長谷部君!!良かった」
「燭台切…っ!!主は!?」
気まずそうに視線を逸らした燭台切
「……意識が戻らないんだ」
「っ!!」
「主っ!!!」
審神者の部屋に入ると、歌仙と薬研それに鶴丸がいて、その側には眠る主がいた
「長谷部、目が覚めて良かった」
「主は…」
「…力の使い過ぎで、まだ意識が戻らない」
俺のせいで…
「大方、俺のせいでとか思ってるだろうが、大した事ない俺達の怪我も大将は治した…」
「だから、長谷部だけのせいじゃない…もっと強く止めるべきだった…」
傍で見る主の顔は青白く、まるで…
「…大丈夫だよな」
「長谷部…」
「主は、大丈夫だよな!?なぁ!!」
「やめろ、長谷部!」
鶴丸の襟首を掴んでいた長谷部は、崩れ落ちた
こんな事なら…
もっと早く…
貴女をお慕いしていると…
素直になれば良かった…
意識の戻らない主は、政府直轄の病院に引き取られた
俺達は、反対したがこのままではこの本丸の維持が難しくなると半強制的に主は連れていかれた
そして、今は代理の審神者が俺達の主役を担っている
主…
今は、貴女が大好きな金木犀の花が咲いていますよ
早く、戻ってきて下さい…
そして、その時は…
『ただいま』
貴女に、私の気持ちを全てお伝えします
ー終ー