「主、おはようございます」

爽やかな笑顔が、私の寝ぼけた脳を叩き起こす

『おはよ、長谷部』

あー、今日も素敵だな、、、
ジャージ姿もかっこいいとか、罪深き男だな

そう私は今、長谷部に片思い真っ最中

「主？どうかしました？」

『う、ううん！何でもないよ！さ、始めよっか！』


長谷部は、私が審神者になって初めて顕現した刀剣男士
いつも、私の傍で献身的に支えてくれている…

ま、それは私が〝審神者〟で〝主〟だからだって分かってるんだ…

理解はしてるけど、この気持ちは抑える事が出来ない…

日に日に増していくのだ、、

私が好きって言ったら、長谷部は困るだろうか…

困るだろうな、、、


少し離れた所で筆を走らせる長谷部を、チラっと盗み見る

本当に、かっこいい…

やっぱり好きだな…

その時、ふと視線が合った

「主？何か御用ですか」

頭を傾げ不思議そうにこちらを見ている

『う、ううん！何でもないよ！』

私はまた、手元に視線を戻した

「…」