星月夜ーほしづきよー
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「じゃあ、大将は見合いをする気はないんだな?」
彼の言葉に、何度も強く頷いた
そんな、私を見て顎に手を当て少し考える薬研
「見合い、受けよう」
彼の言葉に目を見開いた
ちょ、ちょっと待ってよ!行きたくないんだってば…
『え…薬研?…私の話聞いてた?』
「ああ、別に見合いをしたからといって、婚約しなければいけない訳じゃないだろ」
…なるほど!!
『じゃあ、サッと行って、パッと帰ってくればいいんだ!』
良かった!良かった!
これなら、皆んなにバレずに事終わる
「だが、大将一人では心配だからな。俺が護衛で付いて行こう」
そうして、私はお見合い当日を迎えた…
朝食を終え、部屋で失礼のない程度の身支度をして転送装置へ向かう為、部屋を出た
事前にこの日は、薬研と買い出しに行くと伝えてある為、皆んなは特に疑問にも思わない
難なく、転送装置に着くとこれまた三日月がいた
「いやな、見送りでもしようかと思うてな」
『…あ、ありがと…』
薬研!まだ?!
さすがに三日月と二人だと私、隠し通せる自信ないんだけど!!!
そんな事を考えていると急に、三日月が近づいてきて、私の左手をそっと取り
薬指にキスをした
「なに、呪 だ。薬研が一緒だから心配はいらないと思うがな」
『っ⁈』
「はっはっはっ、顔が真っ赤だぞ主」
完全にからかわれてる!
何か言おうと思った私のもとに待ち人が来た
「すまない、待たせたな大…三日月」
「ただの見送りだ。気にするな」
『行くよ!薬研!!』
何故か大将は、顔を真っ赤にして怒っていた
街の外れにある料亭が見合い会場であり
私は、その一室に通された
薬研は、外で待機しているとの事
少しして、スラっとした端正な顔立ちの男性が入って来た
同い歳位かな…
お互いに、自己紹介をすると料理などが運ばれてきた
お見合いと言っても、当人だけで会う形式みたいで最初は緊張もしていたが気付けば、徐々に会話も弾んでいた
「薬研、そこで何をしているのだ。主はどこだ?」
主を待つ薬研の目の前に、ここにいるはずのない三日月の姿が映った
「っ!三日月、何故ここに…」
「質問をしているのは俺だぞ?主は……何やら楽しそうだな」
襖に手をかけた三日月を薬研が止める
「何故止める」
「もう、終わる。大将は、見合いをする気はさらさらない。この縁談は断るつもりでいる」
「縁談…か。もう、帰る時間だ」
そう言って笑った三日月の顔に、薬研の制止した手が離れた
そして、襖は三日月により開け放たれた
彼の言葉に、何度も強く頷いた
そんな、私を見て顎に手を当て少し考える薬研
「見合い、受けよう」
彼の言葉に目を見開いた
ちょ、ちょっと待ってよ!行きたくないんだってば…
『え…薬研?…私の話聞いてた?』
「ああ、別に見合いをしたからといって、婚約しなければいけない訳じゃないだろ」
…なるほど!!
『じゃあ、サッと行って、パッと帰ってくればいいんだ!』
良かった!良かった!
これなら、皆んなにバレずに事終わる
「だが、大将一人では心配だからな。俺が護衛で付いて行こう」
そうして、私はお見合い当日を迎えた…
朝食を終え、部屋で失礼のない程度の身支度をして転送装置へ向かう為、部屋を出た
事前にこの日は、薬研と買い出しに行くと伝えてある為、皆んなは特に疑問にも思わない
難なく、転送装置に着くとこれまた三日月がいた
「いやな、見送りでもしようかと思うてな」
『…あ、ありがと…』
薬研!まだ?!
さすがに三日月と二人だと私、隠し通せる自信ないんだけど!!!
そんな事を考えていると急に、三日月が近づいてきて、私の左手をそっと取り
薬指にキスをした
「なに、
『っ⁈』
「はっはっはっ、顔が真っ赤だぞ主」
完全にからかわれてる!
何か言おうと思った私のもとに待ち人が来た
「すまない、待たせたな大…三日月」
「ただの見送りだ。気にするな」
『行くよ!薬研!!』
何故か大将は、顔を真っ赤にして怒っていた
街の外れにある料亭が見合い会場であり
私は、その一室に通された
薬研は、外で待機しているとの事
少しして、スラっとした端正な顔立ちの男性が入って来た
同い歳位かな…
お互いに、自己紹介をすると料理などが運ばれてきた
お見合いと言っても、当人だけで会う形式みたいで最初は緊張もしていたが気付けば、徐々に会話も弾んでいた
「薬研、そこで何をしているのだ。主はどこだ?」
主を待つ薬研の目の前に、ここにいるはずのない三日月の姿が映った
「っ!三日月、何故ここに…」
「質問をしているのは俺だぞ?主は……何やら楽しそうだな」
襖に手をかけた三日月を薬研が止める
「何故止める」
「もう、終わる。大将は、見合いをする気はさらさらない。この縁談は断るつもりでいる」
「縁談…か。もう、帰る時間だ」
そう言って笑った三日月の顔に、薬研の制止した手が離れた
そして、襖は三日月により開け放たれた