星月夜ーほしづきよー
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その日は、鶴丸が近侍で仕事を手伝ってくれていた
「審神者殿、俺だ。入っても良いか?」
『どうぞ』
三日月はそんな私達にお茶を持って来てくれた
ので、一先ず三人で休憩する事にした
「鶴丸、生活には慣れたか」
「ああ、毎日楽しくやっている」
「そうか」
鶴丸の様子を見て、満足そうに微笑む三日月
こういう気遣いが出来る三日月は凄いなぁ
と思いながら私は二人の会話を聞きながらお茶を啜 り、燭台切が作った茶菓子を口にした
「三日月が、〝主〟と呼ばない事について気にならないのか?」
三日月が去った部屋で、鶴丸が私に問いかけた
『…気になるよ。でも、聞けない…というか』
そんな私の反応に、鶴丸は腕を組み瞼を数秒閉じた後、瞼と口を開いた
「多分…三日月は前の主の事が忘れられないんだと思うんだ」
『前の?』
「ああ。俺と三日月は、前の主が一緒だった」
「三日月は、前の主を凄く好いていた
それは、〝主〟としてではなく〝女 〟としてだ
だが、三日月はその思いを伝える事が出来ないまま、主は体調を崩し審神者の職を下りた
だから、前の主への思いを忘れられない三日月は、君を〝主〟と呼ぶ事が出来ないんだと思う」
何故だろう…
凄く、哀しい…苦しい…
胸が締め付けられた
「あ、主⁈ど、どうした!?」
鶴丸に目元を着物で拭われ、初めて涙が出ている事に気付いた
「三日月を思って泣いてくれているのか、…あいつは近くの思いに気付けていないんだな」
鶴丸が私の気持ちに気付いている事に驚いて、彼を見上げたら、鶴丸は〝驚いたか?〟なんてしたり顔で笑った
「審神者殿、俺だ。入っても良いか?」
『どうぞ』
三日月はそんな私達にお茶を持って来てくれた
ので、一先ず三人で休憩する事にした
「鶴丸、生活には慣れたか」
「ああ、毎日楽しくやっている」
「そうか」
鶴丸の様子を見て、満足そうに微笑む三日月
こういう気遣いが出来る三日月は凄いなぁ
と思いながら私は二人の会話を聞きながらお茶を
「三日月が、〝主〟と呼ばない事について気にならないのか?」
三日月が去った部屋で、鶴丸が私に問いかけた
『…気になるよ。でも、聞けない…というか』
そんな私の反応に、鶴丸は腕を組み瞼を数秒閉じた後、瞼と口を開いた
「多分…三日月は前の主の事が忘れられないんだと思うんだ」
『前の?』
「ああ。俺と三日月は、前の主が一緒だった」
「三日月は、前の主を凄く好いていた
それは、〝主〟としてではなく〝
だが、三日月はその思いを伝える事が出来ないまま、主は体調を崩し審神者の職を下りた
だから、前の主への思いを忘れられない三日月は、君を〝主〟と呼ぶ事が出来ないんだと思う」
何故だろう…
凄く、哀しい…苦しい…
胸が締め付けられた
「あ、主⁈ど、どうした!?」
鶴丸に目元を着物で拭われ、初めて涙が出ている事に気付いた
「三日月を思って泣いてくれているのか、…あいつは近くの思いに気付けていないんだな」
鶴丸が私の気持ちに気付いている事に驚いて、彼を見上げたら、鶴丸は〝驚いたか?〟なんてしたり顔で笑った