月見草
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目覚めた日から、主はどことなく元気がない様に見えた
俺が見た、あの涙が関係しているのだろうか…
「聞きたいことがあるなら、声をかけたらどうだ?」
庭で短刀達と楽しそうに遊ぶ主を見ている三日月に鶴丸が声をかけた
「…ああ、そうだな」
「三日月は、女 として主が好きだろ」
「…俺は、主として」
「本当にそうなのか?」
「……ああ」
「ふーん、そうか」
どこか深妙な面持ちの三日月の横顔に、鶴丸はそれ以上言わなかった
午後の仕事を終え、一息ついている時に三日月さんが入ってきた
う、二人きりになるのは久々過ぎて少し緊張するな…平常心、平常心
『どう、しました?』
「主…何かあったか?」
「へ?…………何ですか、突然」
唐突な質問に驚いて、変な声が出た
「元気がないように見えるのだ」
「…あははは、何でですか!元気ですよ!」
三日月さん…心配してくれてありがとう
でも、もう三日月さんに頼っちゃいけない…
これ以上、自分の弱さを見せたら…甘えてしまったら、後々自分が辛くなるだけだ…きっと
皆が寝静まった後、二人は月を見ながら縁側で晩酌をしていた
「…」
「その分じゃ聞き出せなかったみたいだな」
鶴丸は、三日月の面持ちで昼間の終わりを理解した
「…貼り付けた様な笑顔だった…俺が、主と出会ってからあんな笑顔は初めてだ」
一口酒を運び、三日月は深い息を吐いた
主…何故 だ
何故 、無理に笑うのだ…
「どうした」
『え?何が』
洗濯物をしていると、隣にいた山姥切が何故か少し険しい様な顔をしてこちらを見ていた
「何をヘラヘラ笑っている」
『え、ヘラヘラって』
山姥切の眉間の皺 が深くなった
「無理に笑っているのは何故だ」
『無理にだなんて、笑ってないよ』
無理になんて笑ってない
『皆んなが居てくれて、、傍にいてくれて、本当に楽しいから…』
血の繋がった家族はもう私にはいない
だから、この本丸は私の家で、刀剣男士達は私の家族みたいな存在だ
だから、寂しくなんてない…
『…なんてない』
「え?」
『ううん!何でもない!とりあえず、私は元気だし楽しくて笑ってんだから問題なし!!』
そう言って、鼻唄を唄いながら洗濯物を干し始めた主
俺は、何故かその横顔にそれ以上何も言えなかった…
俺が見た、あの涙が関係しているのだろうか…
「聞きたいことがあるなら、声をかけたらどうだ?」
庭で短刀達と楽しそうに遊ぶ主を見ている三日月に鶴丸が声をかけた
「…ああ、そうだな」
「三日月は、
「…俺は、主として」
「本当にそうなのか?」
「……ああ」
「ふーん、そうか」
どこか深妙な面持ちの三日月の横顔に、鶴丸はそれ以上言わなかった
午後の仕事を終え、一息ついている時に三日月さんが入ってきた
う、二人きりになるのは久々過ぎて少し緊張するな…平常心、平常心
『どう、しました?』
「主…何かあったか?」
「へ?…………何ですか、突然」
唐突な質問に驚いて、変な声が出た
「元気がないように見えるのだ」
「…あははは、何でですか!元気ですよ!」
三日月さん…心配してくれてありがとう
でも、もう三日月さんに頼っちゃいけない…
これ以上、自分の弱さを見せたら…甘えてしまったら、後々自分が辛くなるだけだ…きっと
皆が寝静まった後、二人は月を見ながら縁側で晩酌をしていた
「…」
「その分じゃ聞き出せなかったみたいだな」
鶴丸は、三日月の面持ちで昼間の終わりを理解した
「…貼り付けた様な笑顔だった…俺が、主と出会ってからあんな笑顔は初めてだ」
一口酒を運び、三日月は深い息を吐いた
主…
「どうした」
『え?何が』
洗濯物をしていると、隣にいた山姥切が何故か少し険しい様な顔をしてこちらを見ていた
「何をヘラヘラ笑っている」
『え、ヘラヘラって』
山姥切の眉間の
「無理に笑っているのは何故だ」
『無理にだなんて、笑ってないよ』
無理になんて笑ってない
『皆んなが居てくれて、、傍にいてくれて、本当に楽しいから…』
血の繋がった家族はもう私にはいない
だから、この本丸は私の家で、刀剣男士達は私の家族みたいな存在だ
だから、寂しくなんてない…
『…なんてない』
「え?」
『ううん!何でもない!とりあえず、私は元気だし楽しくて笑ってんだから問題なし!!』
そう言って、鼻唄を唄いながら洗濯物を干し始めた主
俺は、何故かその横顔にそれ以上何も言えなかった…