月見草
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「俺は、少し外に出る。主を頼めるか、山姥切」
三日月の考えている事が分かった山姥切は頷いた
「分かった。ただ、主が目を覚ます前には」
山姥切の言葉に、三日月は〝分かった〟と頷き
「主、すぐに戻る」
慈 しむ様に、主の頬を撫で、三日月は病室を後にした
あれ…
ここは…私の家
気がつくと、家の前に立っていた
家の中には家族団欒で食事をしているのが見えた
もしかして、皆んな時間遡行軍を倒してくれたのかな…
何故かは分からないが、これは夢じゃないと思えた。
リビングに飾られている写真には、家族皆んなが幸せそうに笑っている姿。でもそこには、私は写っていない…
私は、いるのに…生きているのに…
私の家族はもう、いないんだ…
ー審神者になると言う事は、貴方と大切な方々との縁 が切れると言う事です。貴方に関わる全ての記憶が抹消されます…ー
「っ⁈主」
眠る主の目から、涙が溢れ落ちゆっくりと瞼が開かれた
「主!」
『…三日、月さん…』
「…主、良かった…本当に、良かった…」
三日月、さん…泣きそうな彼に触れようとしたが傷口が痛んだ
「っ⁈痛むか⁈」
『大、丈夫です…すみません』
「そなたは、謝る事はない。俺が不甲斐ないばかりに…主に傷を負わせてしまった…」
『三日月さんは、悪くないです。私が勝手にした事だから…ごめんなさい』
そう言うと、私の手を優しく両手で包んだ三日月さんは、真っ直ぐ私を見ている
『三日月さん…?』
「主、」
その時、襖が勢いよく開かれ、刀剣男士達が流れ込んできた
「主!!良かったぁ…」
加州が泣き出し、それにつられて短刀達も泣き出してしまった
「お前達、泣くな!主の傷に触るだろ」
「そういう長谷部君だって、泣きそうだよ」
「泣いてなどいない!…」
「はいはい」
片腕で顔を隠してしまった長谷部。そんな彼の背中を燭台切はさすっている
「大将…無茶しすぎだ」
「こんな驚きは、今回だけにしてくれ」
「全くだ、、」
最後部屋に入ってきた薬研と鶴丸それに山姥切が、主の傍に腰を下ろした
『皆んな、ごめんなさい…。でも、こうして皆んなの元に帰って来られて良かった…』
「皆も、そう思っておる」
三日月の言葉に皆んながニッコリ笑って頷いた
『山姥切、その布凄い汚れてるけどもしかして…』
「ああ、これはこれでいいんだ。血で汚れてる位が丁度いい」
やっぱり、私の血か…
『新しいのに』
「要らないと言っている」
断固拒否された…
「ずるい!俺も主の血欲しい!!」
突然の加州の発言に、長谷部が〝加州!〟と叫び加州の頭に拳骨 を落とした
「いってぇ!何すんだよ!!」
「不謹慎だぞ加州!!」
「そうですよ、血が欲しいなんて」
長谷部と宗三の言葉に唇を尖らせる加州は、山姥切の布を掴んだ
「なんだ」
「山姥切、これくれ!」
「は?」
「俺に、これくれ!!」
「や、やめろ!離せ!」
グイグイ引っ張る加州に山姥切が応戦する
そんな様子を見て、なんだか心が温まった
いつもの本丸だ、私の唯一の帰る場所…
「な、何笑っている!こいつに止めるように言ってくれ!」
三日月の考えている事が分かった山姥切は頷いた
「分かった。ただ、主が目を覚ます前には」
山姥切の言葉に、三日月は〝分かった〟と頷き
「主、すぐに戻る」
あれ…
ここは…私の家
気がつくと、家の前に立っていた
家の中には家族団欒で食事をしているのが見えた
もしかして、皆んな時間遡行軍を倒してくれたのかな…
何故かは分からないが、これは夢じゃないと思えた。
リビングに飾られている写真には、家族皆んなが幸せそうに笑っている姿。でもそこには、私は写っていない…
私は、いるのに…生きているのに…
私の家族はもう、いないんだ…
ー審神者になると言う事は、貴方と大切な方々との
「っ⁈主」
眠る主の目から、涙が溢れ落ちゆっくりと瞼が開かれた
「主!」
『…三日、月さん…』
「…主、良かった…本当に、良かった…」
三日月、さん…泣きそうな彼に触れようとしたが傷口が痛んだ
「っ⁈痛むか⁈」
『大、丈夫です…すみません』
「そなたは、謝る事はない。俺が不甲斐ないばかりに…主に傷を負わせてしまった…」
『三日月さんは、悪くないです。私が勝手にした事だから…ごめんなさい』
そう言うと、私の手を優しく両手で包んだ三日月さんは、真っ直ぐ私を見ている
『三日月さん…?』
「主、」
その時、襖が勢いよく開かれ、刀剣男士達が流れ込んできた
「主!!良かったぁ…」
加州が泣き出し、それにつられて短刀達も泣き出してしまった
「お前達、泣くな!主の傷に触るだろ」
「そういう長谷部君だって、泣きそうだよ」
「泣いてなどいない!…」
「はいはい」
片腕で顔を隠してしまった長谷部。そんな彼の背中を燭台切はさすっている
「大将…無茶しすぎだ」
「こんな驚きは、今回だけにしてくれ」
「全くだ、、」
最後部屋に入ってきた薬研と鶴丸それに山姥切が、主の傍に腰を下ろした
『皆んな、ごめんなさい…。でも、こうして皆んなの元に帰って来られて良かった…』
「皆も、そう思っておる」
三日月の言葉に皆んながニッコリ笑って頷いた
『山姥切、その布凄い汚れてるけどもしかして…』
「ああ、これはこれでいいんだ。血で汚れてる位が丁度いい」
やっぱり、私の血か…
『新しいのに』
「要らないと言っている」
断固拒否された…
「ずるい!俺も主の血欲しい!!」
突然の加州の発言に、長谷部が〝加州!〟と叫び加州の頭に
「いってぇ!何すんだよ!!」
「不謹慎だぞ加州!!」
「そうですよ、血が欲しいなんて」
長谷部と宗三の言葉に唇を尖らせる加州は、山姥切の布を掴んだ
「なんだ」
「山姥切、これくれ!」
「は?」
「俺に、これくれ!!」
「や、やめろ!離せ!」
グイグイ引っ張る加州に山姥切が応戦する
そんな様子を見て、なんだか心が温まった
いつもの本丸だ、私の唯一の帰る場所…
「な、何笑っている!こいつに止めるように言ってくれ!」